おかんは身代わり死んだ２

わたしは生まれた時から
兄弟一愛されてない

それを実感しながら
育った

が
今はそれが良かったおもてる

そやから

愛されない動物の
痛みがわかる

だから
この形で活動できてる


ただ
その
子供のころのトラウマが

化学物質過敏症で
一番苦しいとき
助けてくれんかった三人の件で

トラウマの再燃


となった


今はね


トラウマの再燃
は
必要て
わかる


もう一度おなじトラウマを
出現させて
そのトラウマを解消する
方向に向かうしか
トラウマの解消法は
ないとわかった
から

だから
その
トラウマの再現により

こっちから
はっきりと
縁切るかたちにする
ことばを
年賀状にて送っていた

そのあたりは
まだまだ
自分の精神のゆれと
戦い


しんどい
しんどいが

それがトラウマとの戦い

そしたら
その年の夏に
おかんが死んだ


おかんの魂は

完全に

持ってかれた


と

思った


そして
そのおかげで

自分が
生家である実家に帰れたんだ


と