ラベル 政治家 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 政治家 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017年2月21日火曜日

一般財団法人『ペット災害対策推進協会』とは??

一般財団法人ペット災害対策推進協会とは??
何だと思いますか?

その団体名からある程度想像つくと思いますが・・・

でも実は、その団体名と全然違うんですよね・・

この名のとおりではないってことです。

ここのホームページに

本協会は、公益社団法人日本獣医師会、公益財団法人日本動物愛護協会、公益社団法人日本動物福祉協会及び公益社団法人日本愛玩動物協会の4団体で構成されていた緊急災害時動物救援本部の事業及び資産を引き継いで・・・
となっていて災害義捐金の管理を引き継いでいるそうです

例えば、阪神淡路大震災の被災動物のための寄付金の管理を
当時は、救援本部の事務方であった『日本動物愛護協会』から、今はこの協会が引き継いでいるということ。

阪神淡路大震災の動物への寄付金の残高は、7千万円あったそう(先週電話で聞きました)

その後の震災の動物への寄附も全てここが管理しているのですが・・

ここもやっぱり『役員』というのが・・・↓

一般財団法人 『ペット災害対策推進協会』のメンバー

 評議員長  北村 直人(日本獣医師政治連盟委員長、(公社)日本獣医師会顧問)
 評議員   須田 沖夫((公財)日本動物愛護協会常任理事)
評議員   椎野 雅博((公社)日本愛玩動物協会副会長)
評議員   浅野 明子(弁護士)
評議員   石川 弥恵子(獣医師、郡山市保健所参事)

理事長   青木 貢一(動物との共生を考える連絡会代表)
副理事長  境 政人((公社)日本獣医師会専務理事)
 副理事長  沼田 一三(元兵庫県庁動物愛護センター所長)

 常務理事  四宮 勝之((公社)日本獣医師会参与)
 常務理事  内山 晶((公財)日本動物愛護協会常任理事)
 常務理事  岡崎 留美(元全国動物管理関係事業所協議会事務局長)
 常務理事  山崎 恵子(ペット研究会「互」主宰)
 常務理事  福田 真由美(公益社団法人日本愛玩動物協会顧問・栃木県支所長)
常務理事  崎田 克康 ※事務局長を兼任

 理事   柳原 伸明(一般社団法人日本ペット用品工業会会長)
 理事   石山 恒 (一般社団法人ペットフード協会会長)
理事   田中 健司(一般社団法人日本ペットサロン協会理事長)
 理事   川崎 豊(一般社団法人全国ペット協会常務理事)
理事   高橋 一彦(一般社団法人全国ペットフード・用品卸商協会会長)

監事 藤野 宇一郎(ぐらんぱう代表取締役)
監事 沼田 道孝(税理士法人第一経営代表社員)

 事務局長 崎田 克康 ※常務理事を兼任

特に赤色にした部分・・わかりますよね??
業者のオンパレード、、そのなかで
ぱっと見て、もうひとつ何かわかりにくにのが・・

☆全国ペット協会↓

一般社団法人 全国ペット協会について

全国ペット協会は動物取扱業者を対象とした全国組織です。
平成12年12月の「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」の施行がきっかけとなり、ペット小売業界の有志が団体結成の準備を開始し、同法の立法に携 わられた国会議員の諸先生や環境省、また多数の業界関係者にご協力いただき、平成13年4月1日に設立いたしました。
平成21年9月1日に組織変更を行い、一般社団法人全国ペット協会となりました。

事業概要

(1) ペット業界の発展及び社会的地位向上のための広報活動及びイベントの実施
(2) ペット業界の地位向上を図るための家庭動物販売士認定制度の実施
(3) 法律に基づくペット小売業の店舗運営に関わる指導
(4) その他、本協会の目的を達成するために必要な事業

会員構成

正会員
動物取扱業者
(小売・繁殖・美容・ホテル・訓練・展示貸出等の各業者)
賛助会員
動物関連の諸団体、ペット関連メーカー、卸業者など

もうね、、どうしようもない・・です

こんなんばっかりで構成されてる団体が
なんで被災動物の対策推進と
いったいどう関係があるの??

ですよね??

そしてこの
『ペット災害対策推進協会』には
設立の際に
●『日本愛玩動物協会』から300万円が出資さらており、今現在も

●公益社団法人 日本獣医師会
●公益財団法人 日本動物愛護協会
●公益社団法人 日本動物福祉協会
●公益社団法人 日本愛玩動物協会

の4団体が会員となって、それぞれの団体が
年会費として、毎年各団体が10万円ずつを
『ペット災害対策推進協会』に投入しています

これでだいたい見えてきたでしょ?

『動物愛護法』が、なぜ業者に有利な形にしか改正されていかないのか?
なぜ『命としての法律でなく』『商品=使い捨ての物としての法律』にしか過ぎないのか?が・・・

『動物愛護法改正』を検討する
環境省の『動物愛護部会』は
こういった連中だけでしか、組織されないんですよ

こういった連中が、この国の犬猫の運命をぎゅうじって来た
ということ

その体質は、一切変わっていない 
ということ

だから
日本の
『動物愛護法』は『動物虐待法』なんです。


2017年2月18日土曜日

環境省の『動物愛護部会』とは『動物虐待部会』である

☆昨日記事にした、大阪府 森本学園 小学校土地不正購入疑惑などもそうですが・・・

わたしはよく『政治とカネ』のことを書いていますが・・

その『政治』『カネ』の間に、『企業』が入る場合・・・ですね

例えば↓は『問題企業 電通』の『戦略十訓』

1. もっと使わせろ
2. 捨てさせろ
3. 無駄使いさせろ
4. 季節を忘れさせろ
5. 贈り物をさせろ
6. 組み合わせで買わせろ
7. きっかけを投じろ
8. 流行遅れにさせろ
9. 気安く買わせろ
10. 混乱をつくり出せ


これね!ほんと・・こんなバカなことやってるから

環境も人間の心もからだも、そして動物の命も、ずったずたになってるのが
どうも・・・お国からすると、
ばれてない って、思ってるみたいね

そりゃ、気づいてない国民が多い(特に高齢者)から、
高齢者が多い政治家は、無知だから
『ばれてない』って、思ってるだけ
なんですよね・・

自分が気づかないからって、みんな気づいてないって、思っちゃってる・・
そのあたりが、能力がとてもないんだけれど・・・

この『問題企業 電通』の『戦略十訓』を、もう一度、書きますよ

1. もっと使わせろ
2. 捨てさせろ
3. 無駄使いさせろ
4. 季節を忘れさせろ
5. 贈り物をさせろ
6. 組み合わせで買わせろ
7. きっかけを投じろ
8. 流行遅れにさせろ
9. 気安く買わせろ
10. 混乱をつくり出せ


これね、まんま、『犬猫産業』にも、まんま、あてはまるって、、思いませんか??

1. もっと犬猫売ってカネ使わせろ

2. もっと犬猫捨てさせろ(また新しい子犬子猫買わせるために)


3.子犬・子猫におもちゃにトリミングにおやつに動物病院に

 フードにペットホテルにしつけ教室にと誘い込んで無駄使いさせろ

4. ペットの暖房・冷房それからひんやりマットにあったかマットそれからそれからドームベッドにペットこたつ、洋服とか宣伝しまくって、暑くても寒くても犬猫売れるように季節を忘れさせろ


5. 子供の誕生日にクリスマスに、一人暮らしの年老いたさみしがってる親に、それから
若い女の子に入れ込んだ酔っ払いのおっさんとか男を、ペットショップに誘い込んで子犬・子猫衝動買いさせて贈り物をさせろ

6. 組み合わせで買わせろ
最初に犬猫買った客に二匹目売れ
そしてついでにゲージとかキャットタワーとか、首輪にリードに服におもちゃ、犬用ネックレスとか、、とにかく家中
ペット用品であふれさせろ

7. きっかけを投じろ
犬猫が売れるようにブームを造れ
そのためには、テレビが大事だ
ドラマやCMに犬猫起用しろ
まずは『チワワ』どうする?アイフルう~~目と目が合っちゃった~~ 

8. 流行遅れにさせろ
いいか??『チワワ』の次は『ダックス』だ
あのダックスは色が豊富だからな・・
まずは『ブラック&タン』しかし日本人は見た目のおしゃれに目が無い そう人間が『茶髪』を好むように次は
『レッド』レッドも増え過ぎたな・・次は『クリーム』
こんなもんじゃあ終わらせない『チョコ&タン』に
『ダップル』んん??何やってんだよ!ダップルとダップルかけ合わせちゃあダメだろ!子犬に障害たくさん出たじゃねえか!!
ダックスはここまでだ・・そうだ!次のはいいぞ!
『トイプードル』だ!
なんせあのぬいぐるみのような『毛のループ』と濃い茶色
くりくりのつぶらな瞳にお座りした時の愛くるしい姿勢
は、、女をとりこにするからなあ・・
おおーー予想通り、『トイプードル人気』は長持ちしたじゃあないか(笑)(笑)
しかし最近独身の男女が増えたな・・
一人暮らしで仕事を持っててとなると・・
散歩に行かなくてもいい『猫』を流行らした方がええんじゃあないのか??
よし!!次は『猫』だあ!『猫』で行くぞおお~~
ドラマにCMにバラエティに・・『猫』出させまくるんだあ~~
9. 気安く買わせろ 
いいか!最初の一声が大事だ!でもって、考えさせるな!
考えさせたら負けだ!いかに衝動買いさせるか?だからな
そのためにはな『抱かせる』んだぞ!いいことばかりを言って、そのうち客が興味を持った子犬や子猫を客に抱かせるんだよ!これが一番大事なんだ!
言っとくが、くれぐれも、よけいなことは言うんじゃないぞ!
何年くらい生きるとか・・病気になったら病院代が高いとか・・アレルギーの話とか・・しつけの話とか無駄吠えしたら近所から苦情が来るとか・・・
絶対に言うんじゃねえぞ!!言ったら客ににげられるからな
とにかくそういうこと、隠して買わせろ!
あと、もし迷子になっても、警察や保健所や愛護センターに
連絡しろなんて言うんじゃねえぞ!
犬や猫が戻ってきたら、新しい犬や猫が売れねえんだからよ!!

10. 混乱をつくり出せ
9まではスラスラ思いついたけど、10については
ちょっと考えます
時間ください

という感じで、、、そーうなんですよ

ま! 安倍独裁政権ももちろん
『今年も経済ファースト』宣言してますから
=『カネファースト』で
この10箇条と似たようなものでしょう

ですからね・・環境省の『動物愛護部会』のメンバーなんて
しょせん中身は
『動物虐待部会』
なんですよね

そんなんが『動物愛護法』つくるんですよおーー

はい!
↓がその証拠のメンバーたちを
見れば一目瞭然!!ですね。

●2011年時点 動物愛護部会 メンバー

部会長  
林 良博  東京大学大学院農学生命科学研究科教授 

青木 人志  一橋大学大学院法学研究科教授
伊藤 克彦  宮城県副知事
臼井 玲子 (社)日本愛玩動物協会理事 
太田 勝典  全国ペット小売業協会副会長
奥澤 康司  東京都福祉保健局食品医薬品安全担当部長
藏内 勇夫  (社)日本獣医師会副会長
相良直美   優良家庭犬普及協会専務理事
菅谷 博   茨城県自然博物館館長
永村 武美  (社)ジャパンケネルクラブ理事長
兵藤 哲夫  (社)日本動物福祉協会理事
山﨑 薫  学校法人ヤマザキ学園理事長

●2017年に決まった環境省 動物愛護部会 メンバー
部会長(委員)新美 育文明治大学法学部 専任教授
委員高村 ゆかり名古屋大学大学院環境学研究科 教授
臨時委員臼井 玲子(公社)日本愛玩動物協会 理事
臨時委員打越 綾子成城大学法学部 教授
臨時委員太田 光明麻布大学獣医学部 教授
臨時委員木村 芳之(公社)日本獣医師会 理事
臨時委員齊藤 富士雄前 長野県動物愛護センター 所長
臨時委員田畑 直樹(公財)葛西臨海水族園 園長
臨時委員西嶋 栄治滋賀県 副知事
臨時委員山﨑 薫(学)ヤマザキ学園 理事長 学長
臨時委員山﨑 恵子ペット研究会「互」 主宰
臨時委員脇田 亮冶(一社)全国ペット協会 専務理事

2017年2月16日木曜日

『教育』も私物化 安倍独裁政権

①あるサイトより↓

ナチスと化した自民党 教育現場に「密告」奨励

2016年7月12日 09:00
 100_80712.jpg改憲勢力の伸張に注目が集まっていた参院選のさなか、日本は、体制にとって不都合とみなす人物の密告を奨励する社会に逆戻りしていた。
 先週、自民党がホームページの中で「学校教育における政治的中立性についての実態調査」と称する調査を展開。学校教育の現場で「教育の政治的中立はありえない」、「子供たちを戦場に送るな」、「安保関連法は廃止にすべき」などといった主張を行った教員の事例を、定型フォームに記入して党本部あてに送るよう求めていた。ネット上で批判が出たため、二度にわたって一部の文言が削除されたものの、密告募集は現在も続けられている。
ホームページで密告募集
 下が、自民党のホームページ上に掲載された密告募集のを要請文だ。
じみん.png
党文部科学部会では学校教育における政治的中立性の徹底的な確保等を求める提言を取りまとめ、不偏不党の教育を求めているところですが、教育現場の中には「教育の政治的中立はありえない」と主張し中立性を逸脱した教育を行う先生方がいることも事実です。 学校現場における主権者教育が重要な意味を持つ中、偏向した教育が行われることで、生徒の多面的多角的な視点を失わせてしまう恐れがあり、高校等で行われる模擬投票等で意図的に政治色の強い偏向教育を行うことで、特定のイデオロギーに染まった結論が導き出されることをわが党は危惧しております。そこで、この度、学校教育における政治的中立性についての実態調査を実施することといたしました。皆さまのご協力をお願いいたします。
 
 この後に、密告者の氏名、性別、年齢、勤務先・学校名、連絡先などを記入するフォームが続き、最後に詳しい事例を打ち込むように設定されている(下参照)。
じみん2.png
 密告募集にある「偏向した教育」、「政治色の強い偏向教育」、「特定のイデオロギーに染まった結論」が何を指すのか判然としないが、この密告奨励がホームページに登場した当初は、何が偏向なのか明確に記されていた。上掲≪教育現場の中には「教育の政治的中立はありえない」と主張し中立性を逸脱した教育を行う先生方がいることも事実です≫は、こう記されていた。
教育現場の中には「教育の政治的中立はありえない」、あるいは「子供たちを戦場に送るな」と主張し中立性を逸脱した教育を行う先生方がいることも事実です。
 ネット上で「子供たちを戦場に送るな」の何が偏向なのかと批判が出始めたとたん、今度はこう変わる。
教育現場の中には「教育の政治的中立はありえない」、あるいは「安保関連法は廃止にすべき」と主張し中立性を逸脱した教育を行う先生方がいることも事実です。
 最終的に、「子供たちを戦場に送るな」も「安保関連法は廃止にすべき」も削除されるのだが、密告募集自体は現在も継続中。自民党は、生徒や教員に、恩師や同僚を売れと勧めているのである。正気の沙汰とは思えない。
 「密告社会」で想起されるのは、特高警察や憲兵が国民を痛めつけた戦中、戦前の日本。子どもが親や教師を告発したとされる文化大革命時代の中国。ゲシュタポ支配で多くのユダヤ人を虐殺したナチスドイツである。右傾化が顕著な日本にあって、密告を奨励する政権政党――自民党がナチス化したと言っても過言ではあるまい。
言論封殺につづき教育現場を威圧
 この密告奨励を始めたのは、自民党の文部科学部会。部会長の名前を聞いて、「なるほど」とうなずく人は少なくあるまい。昨年6月、安倍晋三首相に近い自民党若手が開いた勉強会「文化芸術懇話会」で、右翼作家や井上貴博、大西英男、長尾敬の衆院議員3人が「マスコミを懲らしめるには広告料収入をなくせばいい」などと言論を封殺する発言を連発し、厳しい批判にさらされた。その文化芸術懇話会の代表が、密告募集を主導したと見られる木原稔衆院議員なのである。木原氏の7月7日のツイッターの書き込みにはこうある。


じみん3.png
歪む平和国家
 安倍親衛隊の言論封殺発言、高市早苗総務相による放送法を盾にした「電波停止」発言――いずれも政権に批判的な声を力で黙らせようとする自民党の姿勢が顕在化したものだ。密告募集も、一連の言論封殺に通底するもの。今度は教育現場に政治が介入し、安保法や集団的自衛権委に反対する国民の声を抹殺しようという狙いだろう。教育者や言論に対する脅しは、憲法改正に向けた地ならし。参院選の勝利が見えた極右議員たちが、なりふり構わず動き出した証左とも言えよう。その代表格である木原氏が、教育現場に多大な影響力をもつ自民党文部科学部会の会長というのだから何をかいわんや。ナチスと化した安倍自民党が、平和国家の姿を歪めつつある。

②安倍夫妻 森本学園事件でもやりたい放題
ある人のブログより↓

日本政治の深刻な「ねじれ」解消が急務
         
トランプ大統領は大統領選挙中、

「ディール(取引)できる相手とだけゴルフをする」

と述べていたという。

安倍首相がトランプ大統領に取り入ろうとする姿は、世界の嘲笑を買っている
が、この間の会談で、日本が米国に対する従属と上納をさらに強めたのではな
いかと懸念されている。

日米間で新たな通商協定を締結することになる場合、現在の安倍政権が交渉を
する限り、日本の全面譲歩は目に見えている。

農業などの国内の重要産業を破滅に追い込み、国民の「いのちとくらし」を脅
かす対外的な協定を結び、さらに日本の国家主権まで喪失するという事態が生
じてしまうことが最大の懸念事項である。

今後の事態推移を日本の主権者と国会が厳しく監視しなければならない。

しかし、国内ではいま、安倍政権の存続をも左右しかねない重大事案が表面化
している。

すでに一部メディアが伝えているが、安倍首相夫人である安倍昭恵氏が名誉校
長を務める「瑞穂の國記念小學院」の運営法人である学校法人森友学園が、大
阪府豊中市内の国有地を不当な安価で買取した問題が明るみに出たのである。

豊中市の木村真市議が情報公開請求したことにより、この問題に光が当てられ
た。

この問題を調査し、スクープ報道したのが朝日新聞である。



大阪府豊中市野田町の空き地だった約8770平方メートルの土地を、国が2
016年6月、この土地に小学校の開設を計画した学校法人「森友学園」(大
阪市)に随意契約で売却した。

木村市議は2016年9月に、情報公開法に基づき価格の開示を求めたが、木
村市議による情報公開請求は通らなかった。

近畿財務局が「学園側から非公表を強く申し入れられた。公表によって学校運
営に悪影響が出る恐れがある」として情報公開を拒絶したと朝日新聞は報じ
た。

朝日新聞が登記簿などを調べた結果、

森友学園側に契約違反があった場合、国が「1億3400万円」で買い戻す特
約がついていたことが判明した。

買い戻し特約の代金は売却額と同じ額におおむねなることが多く、森友学園の
籠池泰典理事長が、売却額が買い戻し特約と同額と認めたため、売却価格は1
億3400万円であることが判明した。

朝日新聞の報道によると、財務局が森友学園に売った土地の東側にも国有地
(9492平方メートル)があったが、この土地は2010年に公共随契で豊
中市に売却された。

価格は約14億2300万円。

森友学園への売却額の約10倍とみられると報じている。

この土地は公園として整備された。



つまり、安倍首相の夫人が名誉校長を務める小学校の運営法人に対して、国が
随意契約で近隣地の10分の1の価格で土地を払い下げていた事実が発覚した
のである。

森友学園が買った土地には、2017年春に同学園が運営し、安倍昭恵氏が名
誉校長を務める「瑞穂の國記念小學院」が開校する予定である。

森友学園の籠池泰典理事長は憲法改定を求めている日本会議大阪の役員で、
「瑞穂の国小学校」のホームページによると、同校は「日本初で唯一の神道の
小学校」とし、教育理念に「日本人としての礼節を尊び、愛国心と誇りを育て
る」と掲げている。

また、森友学園が運営する大阪の塚本幼稚園は、園児に毎朝教育勅語を唱えさ
せることで知られている。

安倍首相に直結する巨大スキャンダルの表面化であると見ることができる。

近畿財務局は法人側の事業に影響があるとして非開示を決めたと説明していた
が、朝日新聞によるスクープ報道後に、近畿財務局は売却価格を公表した。

近畿財務局は安価な売却価格と価格非公表の理由について、次のような説明を
示している。

問題の土地には地下埋設物があり、その埋設物撤去費用を差し引く必要があっ
たため、売却価格が廉価になった。

他方、森友学園より、地下埋設物の存在が周知されることにより小学校に入学
する保護者等への風評リスクが懸念されるとの理由で、売却価格非公開の要請
があった、としている。

これらの諸点について、「日本会議」について掘り下げた追跡をされている
ジャーナリストの菅野完氏が、調査詳報を展開されている。

周辺土地価格の10分の1にまで地下を下げてしまう「地下埋設物」とは何
か。

そのような、土地の価格を激減させるような「地下埋設物」が実在するのか。

仮に、そのような「地下埋設物」が実在するなら、そのことを隠蔽して小学校
を開校することが適正であるのか。

いずれにせよ、重大な問題を孕んでいる。

何よりも重大な事実は、安倍首相夫人が「名誉校長」というかたちで、この問
題に関与していることである。

安倍首相夫人の記者会見なども必須であろう。


安倍首相帰国後の国会では、この問題の真相解明が急がれることになる。



日本政治は「ねじれ」ている。

どのような「ねじれ」であるのかと言えば、

主権者の意思



国会の議席構成

が「ねじれ」ているのである。

極めて深刻な「ねじれ」である。

2014年12月の総選挙における比例代表選挙で自民党が得た投票は、全有
権者の17.4%にしか過ぎなかった。

主権者の6人に1人しか自民党に投票していない。

それにもかかわらず、この選挙で自民党が獲得した議席は290議席に達し
た。

衆院議席総数の68.4%を占めたのである。

「安倍自民一強」

と言われるが、それは、国会議席数が「安倍自民一強」であるだけで、主権者
国民の支持が「安倍自民一強」ということではない。

主権者国民の支持は「安倍自民脆弱」に過ぎない。

これがもっとも重要な「ねじれ」である。



しかし、安倍政権は国会内における与党議席が多数であることを盾に、主権者
多数が反対する政策を「ゴリ押し」している。

特定秘密保護法制定

集団的自衛権行使容認

戦争法制制定

TPP批准

刑事訴訟法改悪

そして

原発稼働

などの施策を強行してきた。

国民の多数がこれらの施策に強く反対している。

主権者国民の多数が安倍政権が強行する施策に賛同しているのなら問題はな
い。

しかし、実情は違う。




そして、この安倍政権は衆参両院の3分の2以上の議席を活用して、憲法改定
にまで足を踏み入れようとしている。


その際、真っ先に手を付ける可能性があるのが、

緊急事態条項の新設

である。

内閣総理大臣が緊急事態の宣言を発することができる条項を憲法に新たに盛り
込む。

そして、緊急事態条項を発した場合の効力として、

法律同等の政令を決定すること

財政措置を実施すること

基本的人権を制限すること

国政選挙を行わず、議員任期を延長し、

政権を永続させること、

などを憲法の規定に盛り込むことが、

目論まれている。


この「緊急事態条項」が制定されてしまうと、政権が勝手に「緊急事態」を宣
言して、独裁体制を敷いてしまうことが可能になる。

この状態を実現し、基本的人権を制限した上で、憲法の他の条項などが、次々
に改変されてしまうことも想定される。

日本が破壊されてしまうのである。

こうした危険が迫っている。

したがって、一刻も早く、日本政治の「ねじれ」を解消しなければならない。

つまり、主権者国民の意思に沿う政権を樹立しなければならないのだ。



現状は「少数者による日本支配」が生じている。

これを是正して、主権者国民の意思に沿う政権を樹立し、この政権に日本政治
を委ねることが必要なのだ。

「少数者による日本支配」

を維持するには、

「工作」

が必要である。


その「工作」として、安倍政権が活用しているのが以下の五つだ。

「教育」、「洗脳」、「弾圧」、「堕落」、「買収」

である。

メディアを支配し情報を統制するのが「洗脳」

警察・検察・裁判所制度を活用して「人物破壊」を実行するのが「弾圧」

3S=スポーツ・セックス・スクリーンで民衆の関心を政治からそらすのが
「堕落」

テレビコメンテーター・学者・有識者をカネの力で支配するのが「買収」であ
る。

そして、長い目で見て、一番効果があり、重要なのが

「教育」

による「工作」である。



安倍首相は2007年に政権を無責任に放り出したが、このときに実現した唯
一の政策が

「教育基本法」の改悪

だった。

日本の教育の目的を

「国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた国民の育成」

と明記し、

この目的を実現するために、

「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を
養うこと」

という目標を達成するように教育がなされることを定めた。




そして、本年の通常国会には、国家が家庭教育に介入することを実質的な目的
とする

「家庭教育支援法」

という名称の法律案が上程される見込みである。

安倍首相夫人が名誉校長を務める小学校は、日本初で唯一の「神道」の小学校
であるとされるが、この小学校開設のため、国が土地を不正に低い価格が払い
下げていたのなら、重大な問題である。

国会での厳正な問題追及が求められる。

③そして、、安倍夫人が名誉校長の大阪府 塚本幼稚園を、『世界が発信』を、日本は隠す
(報道せず またはさせず)
あるサイトより↓


「ロイターは、塚本幼稚園と安倍政権の関係にもきちんと触れている:山崎 雅弘氏」  天皇と近代日本
https://twitter.com/mas__yamazaki

>ロイター.co.jp ビデオ:大阪に戦前教育行う幼稚園、園児が「教育勅語」や「五箇条の御誓文」を唱える https://t.co/DvSS6A1wCZ

クリックすると元のサイズで表示します

安倍晋三首相の真珠湾訪問を前に、ロイターが塚本幼稚園の内容を世界に報じている。

戦前戦中型の愛国心は、それが行き着いた先の破滅的結末まで含めてトータルで見れば「自滅的愛国心」と呼ぶのが相応しいと思うが、それを無垢な幼児の脳に刷り込む。


ロイターは、塚本幼稚園と安倍政権の関係にもきちんと触れている。

教育勅語は時の政権が政治的意図で国民に広めた政治教育であり、普遍的な日本の伝統などでは無いが、戦前戦中型の「自滅的愛国心」の文脈では、明治期に作られた伝統観や歴史観が、普遍的な絶対的内容であるかのように信じ込まされる。


クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

塚本幼稚園の「教育講演会」の講師として、あの百田尚樹先生の名前が大書きされている。

戦前戦中型の「自滅的愛国心」は、それが行き着いた先の破滅的結末さえ見ないようにすれば、よくできた世界観として陶酔でき、自分もその一部になったかのように錯覚できる。

そんな麻薬的効果が、国を破滅させた。


クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

>たくみ@高江 籠池 泰典といや塚本幼稚園で教育勅語や軍歌で教育をしてる幼稚園だよな!こんなところに感謝状?自民党の大好きな「教育の政治的中立性」はどこいった?こんな幼稚園が表彰されるのがどこが中立なんだ?稲田や安倍晋三のような連中にこの国を任せていていいのか?いい加減気づけよ自民支持者

クリックすると元のサイズで表示します

>吉方べき ロイターも取り上げた、塚本幼稚園。来年には小学校も設立、このような学校に、安倍首相夫人が名誉校長に就任することに、驚きの声ある、と。 『大阪に戦前教育を行う幼稚園、園児が「教育勅語」を唱える』 
2014年4月5日、大阪護国神社で行われた政治集会において、教育勅語を朗唱した後「日の丸行進曲」「愛国行進曲」「日本」を合唱する塚本幼稚園の園児たち。
これが今の日本で現実に起きていること。

2年前に書いたツイート。

戦前戦中の価値観を継承する政治集会に幼児を動員し、軍歌を歌わせている。

戦前戦中型の「自滅的愛国心」を、大人たちの都合で、無垢な幼児の脳に刷り込む。

「教育勅語」や「五箇条の御誓文」の朗唱、伊勢神宮への参拝・宿泊…。

大阪市淀川区に超ユニークな教育を園児に施している幼稚園がある。

塚本幼稚園幼児教育学園(産経)
「あどけない幼児が大きく口をあけ、難しい言葉を朗唱する姿を初めて見た人は一様に...」

産経新聞は、当然この塚本幼稚園に好意的。

「籠池園長から『安倍首相ってどんな人ですか?』と問いかけられた園児らが『日本を守ってくれる人』と答える姿を見て、(首相夫人は)涙を浮かべ、言葉を詰まらせ」

安倍晋三様の個人崇拝も刷り込んでいる。

2015年5月31日、海軍関係戦没者追悼式に動員された塚本幼稚園の幼児が、意味もわからないまま軍歌「海ゆかば」を斉唱させられていた。

無垢な幼児に「海行かば水漬づく屍」「大君の辺にこそ死なめ」などと歌わせて悦に入る周囲の大人たち。

「国」や「神」を錦の御旗に掲げて他人を威圧する政治思想は、古今東西で繰り返されてきたが、特に複雑な思考力や問題認識力は必要とされない。

自分たちに同調する人間は「味方・仲間」で、同調せず疑問を呈したり反論する人間は「敵」と見なして有形無形の暴力で叩く。

粗雑な人間でも活躍できる世界。

戦前戦中の日本における「天皇」や「天皇中心の国体」は、この「国」と「神」を合体させたバージョンなので、威圧効果は単体より数倍大きい。

それだけに最後に行き着いた破滅もまた大きかった。

自己陶酔の果てに自国を破滅的結末へ導く「自滅的愛国心」は、本質的には「愛国心」ではない。

その正反対。



2017年2月15日水曜日

真に『頭のいい人』は『正義感』を持ち合わせる

『利己主義』という言葉と、『利他主義』という言葉がありますが
あなたは、どちらでしょうか?
この答えに、『どちらでもない』というものはあり得ません
そして、『場合・場面によって両方』という身勝手も、あり得ません
完全に『利他主義』と言える人たちでなければ、この世界は成り立たないようになっています
今生きている人間のほとんどが『利他主義でなく利己主義』だから
現在のような事柄が、よのなかで起こってきています
だから、地球が、世界が、もう成り立たなくなり、すでにサバイバルの時代に入り、そして
いわばもうすでに『第三次世界大戦時代に突入している』と言っていいでしょう
『利他』とは、まずは自分以外の利益を優先する ということ
それは、水・空気・土などを含めた環境をまず思って生活することも『利他』だと思うし
行政で理不尽に殺され続ける犬や猫のために活動を続けるわたしのような人も『利他』
しかしそこには、『不純』があってはなりません
『不純』とは、、
金儲け目的であったり、売名行為であったり(売名行為も結局は金儲けのため)
精神依存であったり・・・
そういう人は『利他』とは言わない『利己』そのものである。
だからわたしは、『動物愛護』という活動を行っている人間のなかから
『利己目的』の人間を排除したいと思っています
『排除』というのは、『動物愛護を語る世界』に
そういう人が関わってくることを無くす
という意味です
殺処分があって当たり前 なんて言ってる団体なども『排除』
『自分が殺されるのはいやだけど、犬や猫は殺していい』
などという精神思考が、思いっきり『利己』であるから。
なので、そういう人間には、当会のブログは、読んで欲しくない
いいように利用をして、ネットで自分の発言をつくっていくだけ だから
本心はすでにこれまで行ってきた『悪事』で、ばれているのだから。。
心の底から改心するのは、すでに無理な人間がほとんど

そういう人間は『動物愛護』に関する事柄に首を突っ込まず
そういう人間たちの間だけで『犬猫殺しを正当化させたい人間の集まり』を
ネット上でもなんでも、造ればいいのではないでしょうか
そういう人間だけで会話をすれば『真の動物愛護を志す人間』に
対して、はらをたてることもないのでは?

わたしの民事・刑事の相手MM/HM/日本動物福祉協会 松田早苗/鳥取N
その他大勢います
当会の活動に関わってきた人間のなかにも、動物依存や利己のためにわたしを利用したい人間は
たくさんいました
残念ながらわたしは素直なうえ情深いおひとよし的な人間なので、
その時、見抜けなかったのですが・・
逆に言うと、そういう人間だらけです

なのでわたしは、虚偽の文言を多数使用してネット上にて当会がたたかれた際に書きました
わたしが信用できるのは、こういう人だけだ と。

だからそういう意味で、行政公務員においても
『利己の人間はいらない』んですよね
『利他の人間だけ』でいい

『利己の人間には公務員をやめて欲しい』
動物愛護行政に関しても、ずっと書いてきたように
『利己の人間だらけ』です
しかし、

そのなかにおいて、レベルが高いのはやはり
『西宮市動物管理センター』西宮市職員

もちろん頭もいいし、人柄も、
他の行政のセンターとくらべものにならない

西宮市動物管理センターが、全国の行政センターのレベルを上げる存在になってほしいと
わたしは、思っています。


ゆくゆく世界は絶対に良くなります
今はそのための過渡期だと
ただ、大変な過渡期をすでに迎えているので
そういう意識の高い人『利他主義の人』が多くばればなるほど
『利他の波動』が高まり、早く良い方向に転換していくことができる
と思っています
そして結果、わたしは、いつかお金のいらない社会が実現すると思います
世界平和が実現するには、そうなるしか、ないからです
『為替』なんてものもなくなり、お金もなくなり、物々交換の『助け合いの社会』
が、必ずやってくると思います
それこそが、『真の世界平和』だと、思っています。
なので、このところ、いろんな問題も書いてきましたが
そういう社会が実現すると、『警察官』も『弁護士』も『裁判所』も『政治家』も『公務員』も『教員』も『役場』も
なんにもいらないんですよね
そういう意味で、今日も、関連記事を書きます
『ジャーナリストの世界』のレベルを上げるのは、この人たちではないでしょうか・・
↓記事に出てくる『清水潔』さんは、以前ブログで書いた、
『桶川ストーカー事件』をあばいた元フォーカスの記者です
自分の生活が金の面でうるおっても、『利他』を貫き通す
人間が汚れない
本当に、頭と人柄のいい人ですね
そして、池上彰さんも『利他の人』なんだと、思います
①まずは、2016年7月のネット記事より↓
本サイトで既報のとおり、今回の参院選に際して、自民党弁護士を引き連れて放送局に乗り込み、公職選挙法違反の政党CMを流せと圧力をかけた。安倍政権において、こうしたメディア圧力はもはや日常茶飯事になっている。そして、テレビ局は完全に飼いならされ、圧力をかけられる前に自ら政権の意向を忖度し、過剰な自主規制を行っている。
 ところが、これまで本サイトが何度も具体的に報じてきたように、テレビメディアにかかわる当事者たちからは、なかなか具体的な話が出てこない。安倍政権に追い詰められてキャスター辞任に追い込まれたテレビ朝日『報道ステーション』の古舘伊知郎氏にしても、TBS『NEWS23』の岸井成格氏にしても、最後まで「政治的な圧力はなかった」「特定の圧力を感じたことはない」という姿勢を崩さなかった。結局、これからもテレビの世界で生きていくことを考えると、本当のことは言えない、ということなのだろう。
 しかし、そんななか、いまも現役で数々のテレビ番組に出演中の有名ジャーナリストが、この圧力問題についてかなり踏み込んだ証言をした。
 そのジャーナリストとは池上彰氏。池上氏は緊急復刊された「朝日ジャーナル」(朝日新聞出版)における元共同通信社編集主幹の原寿雄氏との対談で、テレビ局の自主規制、さらに政権からの圧力の詳細を具体的に語っているのだ。
 池上氏はまず、「『報道の自由度』と言いますが、国が報道の自由を制限しているか、それとも報道機関の側が勝手に自主規制したり、忖度したりして、自ら自由を狭めているのか。日本では後者が多いような気がします」と指摘した上で、古巣のNHKの体たらくを嘆く。
 「高市早苗総務相が、政治的公平性を欠く放送を繰り返した放送局に電波停止を命じる可能性に言及した際、ジャーナリストらが抗議会見を開きましたが、NHKは取材にも行かなかった。情けないですね」
 しかし一方で、池上氏は、この「忖度」はメディアが勝手にやっているわけではなく、それを生み出したものがあることをはっきり指摘している。
「最近までは権力を持つ側は『メディアに圧力をかけてはいけない』というのが共通認識でした。(略)ところが、安倍政権になってからは、自民党はおもなニュース番組をすべて録画して、細かい部分まで毎日のように抗議し、訂正を求め、注文をつけてくる。すると、テレビ局は『面倒くさい』となる。対応が大変で、次第に『文句を言われない表現にしようか』となってしまうのです」
つまり、安倍政権による大量の抗議が、テレビ局を萎縮させ、局内に「忖度」の空気を蔓延させているというのだ。
 また、池上氏はネット右翼による放送局への抗議電話、いわゆる「電凸」についても、このように語っている。
「さらに深刻なのは『電凸』です。『電話で突撃する』という意味のインターネット用語ですが、一般の読者や視聴者が、気に食わない報道があると、スポンサー企業に一斉に抗議電話をかける。『不買運動をする』なんて言われるとビックリするんですね。昨年6月に自民党の議員が、マスコミを懲らしめるためにスポンサーに圧力をかけることを提案して、問題になりました。それも実際にはすでに行われているんです」
「現代的に言うと『反知性主義』という言葉に言い換えることができるのではないでしょうか。冷静に議論をするのではなく、『マスゴミ』『反日』と罵倒して、数の力で封殺する。その状況でも冷静に立ち止まって議論することが、メディアの役割ですよね」
 池上氏は4月27日放送の『荻上チキ・Session-22』(TBSラジオ)に出演した際にも、こんな自身の体験談を明かしていた。
 「私も『(週刊)こどもニュース』をやっているころにですね、まあ、それこそ大きな政治の問題をやるわけですよね。すると、いろんな人から抗議の電話がかかってくるわけです。その応対に1時間から2時間、ずっと相手をしているわけですね。すると、面倒くさくなりますよね。次からやめておこう……ああ、こうやっていろんなテレビ局はこういう微妙な話を取り上げなくなっているんだ、って感じましたね」
 ネトウヨの「電凸」に放送局が屈するとは、それこそ涙が出るほど情けない話だが、しかし、この「電凸」にしても、自民党、とくに安倍氏周辺が下野した時代に、自民党ネットサポーターズクラブ(J-NSC)というかたちでネトウヨを組織し、その下地をつくってきたものだ。
そして、第二次安倍政権が成立すると、自民党や安倍政権にちょっとでも批判的な報道をしたら、J-NSC会員や安倍シンパのネトウヨたちが大挙してネットや「電凸」で抗議を展開するという体制ができあがってしまった。
 池上氏も「朝日ジャーナル」の対談で、この大量の抗議の流れに安倍政権の影響があることを示唆している。
 「第1次安倍政権(06〜07年)の時に、メディアへの抗議が増えたんです。ところが、安倍さんが辞めた後にパタリとなくなりました。福田政権、麻生政権、民主党政権の時は抗議が大量にくるようなことはなかった。それが第2次安倍政権(12年〜)になって復活しました」
 さらに、注目すべきなのは、池上氏自身が直接的な圧力を体験したことも証言していることだ。
「私が特定秘密保護法についてテレビで批判的な解説をした時も、すぐに役所から『ご説明を』と資料を持ってやってきた。こういうことが日常的にあるわけです」
 ようするに、安倍政権はこうした抗議を繰り返すことで、メディアを揺さぶって、その自立性を奪い取り、いちいち命じなくとも勝手に「自主規制」「忖度」してくれる状況をつくりだしてしまったのだ。
 そう考えると、私たちはいま、このメディア報道の問題で安易に「忖度」という言葉を使うべきではないのかもしれない。「忖度」というマジックワードによってメディア側の“自己批判”に終始してしまえば、その根元はどこから来ているのか、という問題の本質を見失ってしまうからだ。
 メディア人がまずやるべきことは、圧力の存在をまず認めること。そのうえで、圧力とどう闘うか、圧力をどうかわすかを考えるべきなのだ。
 「忖度の『そ』の字もないような番組をつくってみたいと思いました」
 これは、今年6月、優れた放送番組に贈られるギャラクシー賞の授賞式で、テレビ部門の優秀賞に選ばれたNNNドキュメント『南京事件 兵士たちの遺言』(日本テレビ)のディレクター・清水潔氏が語った言葉だ。
 実は、この『南京事件 兵士たちの遺言』は、放送日の新聞ラテ欄では『しゃべってから死ぬ 封印された陣中日記』というフェイクのタイトルがつけられており、そこに「南京」の文字はなかった。つまり清水氏は、南京事件を扱うにあたり、政権や上層部から余計な「圧力」がかかるのを避けるために、こうした策を講じたと考えられるのだ。このしたたかな姿勢こそ、テレビ局の現場で求められているものに他ならならないだろう。
 池上氏はこの2、3年、新聞紙面や雑誌で舌鋒鋭く安倍政権を批判してきた。今回の「朝日ジャーナル」でも、安倍自民党の惹句である「日本を、取り戻す。」について、こうチクリと刺している。
「(安倍首相が)取り戻したい『日本』とは何なのか。いま、米国では『メイク・アメリカ・グレイト・アゲイン(米国を再び偉大な国に)』と言うトランプ氏が大統領候補になりそうですが、安倍さんは『メイク・ジャパン・グレイト・アゲイン』と言っているようなもの。中身はいろんな意味で受け取れるわけです」
 できれば、この鋭いツッコミをテレビでも見せてほしい。池上氏はこの参院選投票日でも選挙特番のキャスターをつとめる予定だが、安倍首相と対峙したときは、ぜひこれ以上の辛辣なセリフをぶつけてほしいものだ。 

②そしてこちらは、『故意にメディアが報道しない』天皇皇后の言葉

宮内庁「天皇陛下お誕生日に際し(平成25年)」より

 それは、安倍首相に対して発せられたとしか思えないものだった。10月20日の誕生日を前にした文書コメントで、美智子皇后が「来年戦後70年を迎えることについて今のお気持ちをお聞かせ下さい」という質問に、こう答えたのだ。
「私は、今も終戦後のある日、ラジオを通し、A級戦犯に対する判決の言い渡しを聞いた時の強い恐怖を忘れることが出来ません。まだ中学生で、戦争から敗戦に至る事情や経緯につき知るところは少なく、従ってその時の感情は、戦犯個人個人への憎しみ等であろう筈はなく、恐らくは国と国民という、個人を越えた所のものに責任を負う立場があるということに対する、身の震うような怖れであったのだと思います」
 実はこの皇后発言の2ヶ月前、安倍首相がA級戦犯として処刑された元日本軍人の追悼法要に自民党総裁名で哀悼メッセージを送っていたことが報道されていた。連合国による裁判を「報復」と位置づけ、処刑された全員を「昭和殉難者」として慰霊する法要で、安倍首相は戦犯たちを「自らの魂を賭して祖国の礎となられた」と賞賛したという。
 皇后の言葉はこうしたタイミングで出てきたものだ。しかも、それは記者からA級戦犯をどう思うかと質問されたわけではない。自らA級戦犯の話題を持ち出し、その責任の大きさについて言及したのである。
「天皇と皇后両陛下は、安倍政権の改憲、右傾化の動きに相当な危機感をもたれている」
 宮内庁記者や皇室関係者の間では少し前からこんな見方が広がっていた。天皇・皇后は、即位した直後からリベラルな考えをもっているといわれていたが、それでも以前は、一言か二言、憲法や平和、民主主義についてふれる程度だった。それが、第二次安倍政権が発足し、改憲の動きが本格化してから、かなり具体的で踏み込んだ護憲発言が聞かれるようになったのだ。
 たとえば、昨年、天皇は誕生日に際した記者会見で、記者の「80年の道のりを振り返って特に印象に残っている出来事を」という質問にこう答えている。
「戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し、かつ、改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し、深い感謝の気持ちを抱いています。また、当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います」
 日本国憲法を「平和と民主主義を守るべき、大切なもの」と最大限に評価した上で、わざわざ「知日派の米国人の協力」に言及し、「米国による押しつけ憲法」という右派の批判を牽制するような発言をしたのである。
③そして、↑の件について、ある人のブログより↓
それは、安倍首相に対して発せられたとしか思えないものだった。
10月20日の誕生日を前にした文書コメントで、美智子皇后が「来年戦後70年を迎えることについて今のお気持ちをお聞かせ下さい」という質問に、こう答えたのだ。


「私は、今も終戦後のある日、ラジオを通し、A級戦犯に対する判決の言い渡しを聞いた時の強い恐怖を忘れることが出来ません。
まだ中学生で、戦争から敗戦に至る事情や経緯につき知るところは少なく、従ってその時の感情は、戦犯個人個人への憎しみ等であろう筈はなく、恐らくは国と国民という、個人を越えた所のものに責任を負う立場があるということに対する、身の震うような怖れであったのだと思います」


 実はこの皇后発言の2ヶ月前、安倍首相がA級戦犯として処刑された元日本軍人の追悼法要に自民党総裁名で哀悼メッセージを送っていたことが報道されていた。連合国による裁判を「報復」と位置づけ、処刑された全員を「昭和殉難者」として慰霊する法要で、安倍首相は戦犯たちを「自らの魂を賭して祖国の礎となられた」と賞賛したという。


 皇后の言葉はこうしたタイミングで出てきたものだ。しかも、それは記者からA級戦犯をどう思うかと質問されたわけではない。自らA級戦犯の話題を持ち出し、その責任の大きさについて言及したのである。


「天皇と皇后両陛下は、安倍政権の改憲、右傾化の動きに相当な危機感をもたれている」

 宮内庁記者や皇室関係者の間では少し前からこんな見方が広がっていた。

天皇・皇后は、即位した直後からリベラルな考えをもっているといわれていたが、それでも以前は、一言か二言、憲法や平和、民主主義についてふれる程度だった。それが、第二次安倍政権が発足し、改憲の動きが本格化してから、かなり具体的で踏み込んだ護憲発言が聞かれるようになったのだ。

 たとえば、昨年、天皇は誕生日に際した記者会見で、記者の「80年の道のりを振り返って特に印象に残っている出来事を」という質問にこう答えている。


「戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し、かつ、改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し、深い感謝の気持ちを抱いています。また、当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います」


 日本国憲法を「平和と民主主義を守るべき、大切なもの」と最大限に評価した上で、わざわざ「知日派の米国人の協力」に言及し、
「米国による押しつけ憲法」という右派の批判を牽制するような発言をしたのである。

また、美智子皇后は昨年の誕生日にも、憲法をめぐってかなり踏み込んだ発言をしている。この1年で印象に残った出来事について聞かれた際、皇后は

「5月の憲法記念日をはさみ、今年は憲法をめぐり、例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます」
 

 としたうえで、以前、あきる野市五日市の郷土館で「五日市憲法草案」を見た時の思い出を以下のように語り始めたのだ。


「明治憲法の公布(明治22年)に先立ち、地域の小学校の教員、地主や農民が、寄り合い、討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で、基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務、法の下の平等、更に言論の自由、信教の自由など、204条が書かれており、地方自治権等についても記されています。

当時これに類する民間の憲法草案が、日本各地の少なくとも40数か所で作られていたと聞きましたが、近代日本の黎明期に生きた人々の、政治参加への強い意欲や、自国の未来にかけた熱い願いに触れ、深い感銘を覚えたことでした。
長い鎖国を経た19世紀末の日本で、市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして、世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います」


 日本国憲法と同様の理念をもった憲法が日本でもつくられていたことを強調し、基本的人権の尊重や法の下の平等、言論の自由、信教の自由などが、けっして右派の言うような「占領軍の押しつけ」などでないことを示唆したのである。

そして、今回のA級戦犯発言──。これはどう考えても偶然ではないだろう。この期に及んでA級戦犯を英雄視する首相に対して、「責任をとることの意味を考えなさい」と諭したとも受け取れる言葉だ。

 もっとも、安倍首相やそれを支える右派勢力にこうした天皇・皇后の発言を真摯に受けとめようという気配はまったくない。それどころか、首相の周辺からは、天皇に対する批判発言までが飛び出している。

今年4月、安倍政権下で教育再生実行会議委員をつとめるなど、安倍首相のブレーンとして知られる憲法学者の八木秀次が「正論」(産業経済新聞社)5月号で「憲法巡る両陛下のご発言公表への違和感」という文章を発表。そこで、天皇・皇后に安倍内閣の批判をするな、と説教をしたのである。

「両陛下のご発言が、安倍内閣が進めようとしている憲法改正への懸念の表明のように国民に受け止められかねない」
「宮内庁のマネジメントはどうなっているのか」


この憲法学者は、日本国憲法第99条に
「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」
という条文があることを知らないらしい。

そもそも現天皇は戦後憲法によって天皇に即位したのであり、自己の立脚基盤を憲法におくことは当然なのだ。象徴天皇制とは戦後レジームの象徴であり、だからこそ天皇と皇后は常に戦後憲法理念である平和と民主主義の擁護を語ってきた。
そういう意味では、先に喧嘩を売ったのは、その戦後天皇制の立脚点をはずしにかかった安倍政権のほうなのだ。

 だが、彼らにこんな理屈は通用しない。ネット上では安倍首相支持者が、護憲発言を繰り返す天皇・皇后に対して「在日認定」という表現で非難するケースまで出てきている。

これまで、安倍首相が議連会長をつとめる神道政治連盟はじめ、右派勢力は天皇を再び国家元首にかつぎあげることを公言し、天皇を中心とした祭政一致国家の復活を声高に叫んできた。

ところが、天皇が護憲や平和、民主主義を口にし始めたとたん、その存在を敵視し、天皇を棚上げするかたちで国家主義政策を進め始めたのだ。現在の天皇・皇后はむしろ、政権に疎んじられ、完全に孤立しているようにすら見える。

しかも、こうした状況に拍車をかけているのが、マスコミの対応だ。
新聞、テレビはオランダ王室との華やかな宮中晩餐会などを大々的に報道する一方で、天皇や皇后のこうした憲法発言はほとんど取り上げようとしない。

たとえば、天皇が昨年の誕生日会見で、
「平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り〜」と憲法に言及した部分について、NHKは安倍政権に配慮して、完全に削除してしまった。
また、今年の美智子皇后の「A級戦犯」発言についても、この部分を大きく取り上げた新聞、テレビは皆無に近かった。全国紙の政治部記者がその理由をこう解説する。

「読売、産経、NHKは安倍政権の広報機関のようなものですから、改憲に水を差すような発言は報道しない。
一方、朝日などの左派系メディアは今、弱っていますから、それを取り上げることで『天皇の政治利用だ!』 と言われるのを恐れて腰が引けている。
結局、天皇陛下や皇后陛下がどんなに護憲発言をしても、国民には伝わらない、そういう状況になっています」