2022年4月12日火曜日

こてらくん

最初の相手な、付き合った。高校入学間もなく、野球部のうめだくんが、「いついつ、こてらと帰ったって欲しい」。だけしか言わんから、まあ、ええかと。 で、こてらくんは、付き合ってくれとは言わず、月水金一緒に帰ろといい、まあ、ええかと、わたしはバスケで、部活終わりに待ち合わせして駅まで25分歩く途中に駄菓子屋寄ってこてらくんが買ってくれるチェリオを飲むいうのが、事実上デ一ト。 わたしは、うんとか言う程度。自分から全く喋らん。 好きでも嫌いでもなかった。 1年のある日、言われた。 「オレ以外の男としゃべるな」 わたし、守った。 こてらくんの友達がしゃべりかけて来ても、メモで返した。 しかしだな、こてらくんと言えば、わたしの友達と チャラチャラしゃべっとる。が、わたし、恋バナなんて、友達に全くはなすタイプでなく、誰にもいわんと 。だから男子はわたしに話しかけなくなった。 それくらいわたしは、自分ちゅうもんがなかった。 好きでもないこてらくんと、三年も付き合い、その間、自分から言葉を発することなく。 これはだな、わたしの幼少期が、完全に関係しとる。 母親から精神的ネグレクトで、主張の仕方がわからへん。 最初の交際相手から、支配男!やったんやな。 主張せんからおとなしくみられた。 なんでもいうこと聞く扱いやすそうなオンナやと、思われたんやなあ、 あと、今から考えると、チェリオなんか、おごってもらわんかったら良かったと。 チェリオ1本で、心まで、買収されとったんやなあ、 せやろ?こてらくん!

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