2016年10月2日日曜日

里子便り/愛護センター獣医師は「素人」


☆今日一回目 記事


↓写真の子、だれかわかります?

そうです! このお目目が特徴ある 『茶太郎くん』(現在 マルくん)

水曜日、夫がポスター作りでネットカフェに行き、その足で、保護猫「アイ」とその兄弟の、ゲージのなかで弱っているのを見つけた「黒猫」、、の兄弟で、今も餌付け主のところにいる

オス兄弟の様子を見に行ってもらいました

その中間にある里親さん宅に、通りがかりに久しぶりに伺いました


↓ちょっと太ってますます可愛くなっていたそうです

夫のことは忘れていたようで、びびてったそう・・

ご夫妻に愛されて、いい顔しています!(^^)!




今日1回目は、まずこの茶太郎のことを・・

茶太郎は、当会が京都府動物愛護管理センターから引き取った子


茶太郎は、収容室の中の、畳一畳くらいの、おりのなかにチェーンでつないで入れられていました

当会は、『京都府』が殺処分対象にした全ての犬を引き取っていました

センターから電話があり見に行くと・・


わたしは、センター職員が触れないと言った子には、だいたいおやつを持っていきます

そのおやつの食べ方は、その子をみるのにとても役立ちます


まず・・茶太郎は、わたしを見て、首をかしげる

もうそこでだいたいはわかります

「すごいいい子だ」と

こちらの様子をうかがうのに、一瞬首をかしげるのは、
とても優しい子

ただ、見ず知らずの人間なので

それ以上近づくとどんな反応なのか・・?

は、まずおやつで・・


この時持って行ったのは「ちくわ」

茶太郎は、京都府がしかけた捕獲器にかかった野犬

元々首輪が付いていたので

大元は、飼い犬と思われます

ながく放浪した野犬だと、、


そういう野犬は、犬用ジャーキーとかよりも

放浪中に人間にもらったり、人間の残飯あさったりと

ちくわとかをもらってることが結構あるので

こういう子が喜ぶので「ちくわ」を使いました


それと、ちくわだと

収容室のおりの目から、あげやすいんです

ちくわは長いので、手で差し出しても

手ごと「がぶっ」と噛まれる可能性が少ないし、

わたしが差し出した手から食べてくれるかどうか?

というのも、大きな参考になります


ただ、茶太郎の場合は、チェーンでつながれていました

神戸市動物管理センターの場合は、フリーで収容するので

ずっときちんと犬の世話を毎日してる人間でないわたしは

1回目に行ってすぐにみわけるのは大変ですが


繋がれている場合はすごく楽


茶太郎は繋がれていたので、、でも、あまり近づくと茶太郎のほうがおびえて

おびえさせてはいけないので、2メートルくらい離れたとこからちくわを放る

●茶太郎、喜んで食べる


次、1メートルくらいから放る

●やっぱり喜んで食べる


茶太郎の表情が

●「もっとくれ」


そばに寄って、床に置く


この時絶対、犬にさわるなんてことはしません


茶太郎からすると、

「このおばさん、おいしいもんくれるけど、、でも、、どうかわからん」

って、犬はふつう思うから


特に野犬は放浪中に

いっぱい人間に怖い事、いやなこと、されてきてる・・

警戒するのは当たり前

警戒せんわけがない


この、近づいてもOKってわかった時に、

チェーンをつないでいる根本の方、、

決して、首輪の付け根からチェーンを別のものに付け替えたりしてはなりません


犬からしたらわたしは知らない人間です

恐怖心を与えたら、それが原因で噛んでくる子もいます


わたしはいつもこうやって、センターでつないであるチェーンやリードを借りて、

そのまま連れて帰りました

(でも、最初から触れる子もいますよ 
そういう子は持って行ったチェーンにその場で付け替えました

触れるけど、京都府の場合は、おかしなことに「フィラリア陽性なら殺処分」「年取ったり、病気だと殺処分」「毛がはげてても殺処分」「元々何もできない職員が触れないだけで殺処分」の殺処分だらけの自治体だったので、、)

連れて帰るために
犬を乗せる時に、窓は絶対閉めておいて、、

車の助手席の、窓の上にある、

人間が手でつかむところ、、


だいたいあそこにチェーンの根本をひっかけてから犬を乗せるのですが

犬はだいたい乗りたがりません

車に乗ったことない子もいれば

全く知らない人間に


どこに連れて行かれるのか??

って、怖いから・・


それでもうちの場合

あんまり警戒しないんです


なぜかっていうと

多くの犬をこういう形で車に乗せるので

犬のにおいがプンプンついて

逆にそれで安心して乗る子が多い


なので、スチールチェーンの根本をまず車にくくったら

犬の首輪から40センチくらい離れたとこのチェーンをくっとひきあげて

犬を助手席に乗せます

みんな乗ります

40センチくらいの場所をもつのは

噛まれないため


だいたいみんなお座りして賢く

家まで連れて帰れる子がほとんどです

生まれつきの野犬とか、

長期放浪の、警戒心の強い野犬は

絶対にゲージで連れて帰ります


こんなふうに連れて帰るのは、

絶対無理です

犬はパニックになるので・・


小型犬も、ゲージまたはキャリーを使います


茶太郎のような連れて帰り方をすることは

多数保護しているわたしにとっては

犬の性格を早く見極めることができるので
とても役立ちました


注意することは、、

犬のチェーンのたるみの確認

犬が寝ても首つりにならないように・・とか・・

たまに小型犬を病院などに連れて行く際にフリー(ゲージなし)で乗せることがありましたが

こういうつなぎ方をすると、

中型は、もし座席の足元に降りても自分で座席に上がれますが

小型犬や子犬で自分で上がれない子は

リードの長さによっては、座席から足元に落ちると

首つりになるので

そういう場合は、そうならない位置につないであげる・・

とかしないといけません


犬を乗せていると、ちょっとコンビニにトイレやお茶買いにいくのにも気になりますが
(夏場は特に熱中症が怖い エンジン止めてクーラー切れるのでコンビニの用は素早く)


センターから、多くの子を初めて会った日に連れて帰るこの方法は

一番よかったです


車に乗ってすぐや、信号待ちでは必ず話しかけていました

「大丈夫やでえ」

と。

(ただ、大きな犬(特に洋犬)はよだれがすごかったり、車酔いの犬は吐いたり、うんこする子もいれば・・イングリッシュポインターにシートベルトかみちぎられたり、猟犬にカーナビ噛んで壊されたりしましたが、、別にわたしは大したことないって思うので)

で、到着して、、すぐに当会のチェーンにつなぎ直せる子もいれば

センターで借りたチェーンでしばらく慣れるまで使った子もいます


首輪の付け根のチェーンを外すには

中には歯を向けてくる子もいるからです


でもそれは「人間の手」が怖いだけの理由です


そういう子はだいたい


元飼い主にたたかれてきた子


悪いのは人間

犬はどの子も悪くない

それを、殺す公務員のあたまの方(思考)が

完全に間違っている


殺処分など、あってはならないもの


茶太郎の時もそうでした


全く歯を向けてくることもない、そして会ってすぐに

「何?」って首をかしげてくる『茶太郎』に対して、、、


センター職員たちは近づくことさえできませんでした・・・


いったい、なんのための


『獣医師免許』『薬剤師免許』


なのでしょうか・・・???


こんなんやったら、

『免許のある人間雇う必要なんかない』

免許を持っているっていうだけで

そういう人間は

プライドだけが先に立つ人間が多い


全員とは言いません

そうでない人もいる

そこは、


担当公務員の

「個人としての『人間性』の問題」


わたしは思いますよ


獣医師免許や薬剤師免許のある人間なんて

保健所・役場・愛護(管理)センターに

犬猫担当としては「必要ない」


全頭助けるんならおってもええ

そうでないんなら、おらんほうがええ


だいたい、犬猫をさわることも

正しい世話の仕方も

犬猫に対する愛情も


全く無い人間が

あまりにも多すぎる


聞いたことあるのですが

多くの場合

人間の医者になれなかった人が

獣医師を目指すらしい


免許だけ持ってたって

その資格で

犬猫バンバン殺すための免許って・・・??


『動物虐待のための免許』


現実なってるんですよね、、


そこんとこ

公務員はわからないといけないと思いますよ


そう思われてるってことを。。。


『公務員による「犬猫殺処分」はまぎれもない「動物虐待」だ』



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