2013年6月20日木曜日

迷子の「チャロくん」無事捕獲

迷子のチャロくんを今日無事捕獲することができました

と言っても、迷子になったことをまだ掲載はしていませんでしたが・・

長くて1週間~10日である程度結果がわかるから、それまで書くのを待とうと思っていました


迷子になったのは5月5日の明石公園の譲渡会で決まり、その日保護主のTさんから譲渡になったのら犬の子犬の「チャロ」
一度里子便りで掲載した子です


5月5日譲渡会の開始直後に支援物資を持って挨拶にきてくれた若い男性Nさん・・
その時は、当会のブログをみているということだけを聞きました

毎年ゴールデンウィークの譲渡会は人がいっぱいなことと、子犬・子猫の時期も重なりこの日もバタバタでした
のら猫の世話をしていたUさんが生まれた子猫8匹を連れてきて、子猫争奪戦のようになりまだ1カ月なこともあって里親希望の方と話をするのに暇がかかり、Tさん保護の子犬に関しては保護活動歴の長いTさんに任せていました
事前に里親希望の方にする質問を、メールでも送っていました

譲渡会の途中で子犬の保護主であるTさんから、このNさんに子犬を譲渡したいと言われ少し話をしました

Nさんは20歳すぎで、婚約者の女性と来ていました
お母さんが保護活動をしていると・・
話した感じは犬を可愛がってくれそうな感じ・・ただ若いなと・・

時間のない中で
●フィラリア予防に関しての知識
●万一いなくなったらすぐに連絡しないといけないところは?
●リードを放して散歩しないか?
●時期が来たら去勢手術をするか

を聞きそれに関しては全く問題ないことを確認し、Tさんが子犬の首輪につけてきていた迷子札をその場で外して裏にNさんの電話番号を書いてもらい「着信拒否しないで」と伝え、首輪に取りつけました
子犬を迷子にしてしまうと、人間につかまらないまま成長した場合、首が閉まっていって窒息することも伝えて十分注意するようにお願いしました

その後、Tさんから「しょっちゅう様子を知らせてくれてすごく可愛がってくれてる」
と聞いていました

それが・・
18日(火)朝パソコンを開けると5時30分に、チャロの里親のNさんの奥さん(もう結婚していました)
 からメールが届いていました↓


明石公園で子犬を頂いたNですけど、突然すいません。

旦那が海外出張に行ったので、譲渡人のTさんに旦那が帰ってくるまでの何日間だけ預かってもらってたんですけど、預かってもらって2日めの夕方、連絡があり預けてた犬が逃げてしまったと言われました。

ちゃんと預かってもらえると思い預けてたのに、逃走防止の事も考えてないのはおかしいです。
私たちの大事な家族を奪われたとの同じです。


詳しい事お話したいのでメールみたら
●●●に電話ください。



まずは犬をあずかった加古川市のTさんに詳しい事情を聞こうと思いましたがまだ6時なので7時まで待つことにしていたら6時30分にTさんから電話がありました

内容は・・・

Nくんが中国に出張に行くことになって、奥さんが実家に帰るからチャロをあずかって欲しいと言われた
Nくんのお母さんは犬の保護をしていると聞いてたけど、うちに預けたいと言ってきたので「嫁姑の関係とかで預けにくいんかな?」って思って

「かめへんで(方言で、かまわないよってこと)、おばちゃんとこ連れておいで」って16日の夜からあずかったと・・

Tさんは自宅で犬や猫の保護もしています
現在まだ人慣れしない成猫とその子猫1匹を家の中で保護していたそう

チャロは里子に出るまでTさん宅で室内で保護していたため、その時と同じように考えていたけど、その時は親子猫がいなかったそう

翌17日の夕方、チャロが猫に向かって「わん」と吠えたら親猫が網戸をやぶって逃げて行ってしまったそうで、大変なことになった、、チャロを怖がって親猫が帰って来れないだろうからと、5軒隣の人にチャロをすぐに預けたそう

その日の夜に、チャロをあずけた家から連絡がありチャロが逃げたと・・

トイレをさせるために庭に出したら門扉の下のせまい隙間から逃げて行った
草むらのほうに走って行ってしまったと・・

親猫はすぐに帰ってきたので、親子猫は2階の部屋だけで世話することにしたそう

TさんはすぐにNさんの奥さんに電話とメールを入れた・・
驚かしてはいけないので「すぐに連絡をください」と入れたけどなかなか連絡がなく、夜遅くなってから連絡がありチャロがいなくなったことを伝えたということでした


Tさんは、チャロをあずかってすぐに自分の電話番号を書いた迷子札を首輪につけたそうです
チャロがいなくなってからNさんの奥さんに聞いたら
「あの子はまだまだ人慣れしていない
昼間は怖がって散歩に出られないから夜中の2時くらいに毎日散歩している
ご主人の出張は1カ月だ」と言われたそう

Tさんは
「怖がりだからきっと出てこないだろう
保護する前にいた河原に帰ったかも?
首輪が付けてあるから、誰かにご飯をもらえたとしてもそのうち首が閉まってくる・・
ご主人にとてもなついているからご主人の匂いのきついスリッパやTシャツを持ってきてと奥さんにお願いするつもり
奥さん最近妊娠したらしいからあんまり無理させられへんし・・」と・・


わたしとTさんは結構なんでも言い合います
わたしはTさんのことを「お姉さん」と呼んでいました
最初に知り合った人のお姉さんだからお姉さんと言ってるだけですが・・
Tさんに言いました

奥さんが実家に帰るからって、なんで預かったん?
奥さん、「大事な家族を奪われたって書いとうけど、だんなが出張行って自分は実家帰るからって大事な家族やったら他人に預けるか?
人間の子どもやったらどお?
実家に連れて帰るやろ?
実家が犬入れたらあかんとこやったら実家に帰らんと自分が家で世話するべきなんちゃうん??

お姉さんかって、預かるんやったら同意書交わさなあかんわ
一旦譲渡した子やろ?
ペットホテルだって万一なにかあっても責任持ちませんってサインと印鑑もらうやん?
それに、そこまでの書面見たら向こうだって「預けるのやめよかな」って考えるやん

しかも犬と猫同じ部屋にしたらどうなるか予測つくやん
なんで預かる前に猫2階に移さんかったん?
で、しかもなんでまた人にあずけたん?
預けた人もリードも持たんと庭でトイレさせるなんて考えられへんわ
でもとにかく今はチャロが帰ってきやすいようにしなあかんから、そのやり方でいいから奥さんに連絡入れてみて
わたしからも連絡するから

と言って電話をきりました
Tさんは管轄の加古川警察と兵庫県動物愛護センター三木支所に連絡をしていました
そうしないと殺処分されますから・・
Nさんのおくさんには、電話もメールもしましたが、つながりません

一体どうなってるのか・・

Tさんから、奥さんから一度怒ったメールが来ていたが、その日の昼間3時になってもご主人の匂いのついたものを持ってきて欲しいとお願いしたメールに対して何の返事もないとの電話がありました

それを聞いて、Tさんに、
「すぐに中国にいるご主人に電話とメール入れて」言いました

Tさんは
「中国におるのに?しかも奥さんに何も言わんとそんなこと・・メールとかも通じるん?」
って言うので

「通じるやろ?奥さんにこうこうお願いしたのに何の返事もないからって、絶対今すぐ連絡してよ!」
って言ったら

Tさんは
「わかった」と・・

それから、Tさん宅の外の保護犬たちをチャロが帰ってきやすいように違う場所に移動させてもらいました
犬がわんわん吠えると怖がるので・・
そして、預けてた家のすぐ外とTさんの家のすぐ外にフードを置いてと言ったところTさんもそうするつもりと・・

そしてその日の夜10時半ごろにTさんから電話がありました

だんなさん中国から帰ってきてまず奥さんの実家の三重に行ってそれからこっちに向かってるらしい
会社に
「犬が逃げたから捜しに帰りたい」って言ったら
「そんなことで帰るなら会社やめろ」って言われて
辞めて帰ってきてると・・
もうすぐこっちに着くと、、

とりあえずは「よし」と思い、Tさんには、だんなさんが来たら付近を車で走ったり(車の音や匂いも覚えています)「チャロ」と叫びながら自分の足で歩いてもらってとにかく匂いづけをしてもらって、、
チャロは怖くてその辺に潜んでる可能性あるから、だんなさんがすぐ近くにいると思うだけで安心するから、、って言いました
Tさんもそうしようと思っていたらしいです

写真でポスター作って「迷子犬捜してます」って繋がる電話番号書いてそこらへんにいっぱい貼ってなって言ったらTさんは
このへんの人みんな知っとうしみんなで捜してる・・って言ったけど
「いやあかん!絶対だんなさんに作ってもらって」とお願いしました

18日の夜は夜中の2時ごろまで歩いてもらったそうです

昨日19日にTさんから電話があり
「あかんわ出てこうへんわ・・」って落ちこんでたので

「なんぼ怖がりの子でもおなかが空いたら絶対出てくるやろうからその時がチャンスやで!
ここ1週間が勝負やから
だんなさんにがんばってもらって」
って言ったら

「がんばってくれとうで
今日も来て歩いて疲れたら明石の家に戻ってまた来てくれとう」って・・


みんなずっと捜して寝不足で疲れているのはわかってるけど

「とにかく今がんばらなあかんから
あの子が生き延びれる運命の子やったら人間側が精いっぱいやったら絶対通じると思うから
明日もがんばってな!」

と電話を切りました

そして今日昼の3時半ごろTさんから電話がありました
近所の男性がチャロをみかけたけど捕まえられなかったので
一旦明石の家に戻っていただんなさんにすぐに来てもらったところチャロが出てきて捕まえられたということでした

よかった・・

Nさんのご主人はよくがんばってくれました
Tさんも失敗はあったけど、精いっぱいやってくれました

誰でも人間100%完璧な人なんていません
わたしだって保護を始めてからいろんなことがありました

スチールのチェーンで繋いでいてもなにかの拍子に外れることがあったり、頭の形によって首輪がぬけ易い子がいたり、思ってもみないことで脱走したりもありました
大人しいポメラニアンのハッピーが雷に驚き金網のフェンスをかじって穴を開けて脱走したり・・
ポインターも雷に驚きスチールのチェーンを外して脱走したり・・
いろんな事があります

でもそのたびに何とかみんな帰ってくれたり、すぐに警察に電話してから車で捜してると興奮した後にわれに返ったハッピーが近くのバス停でポツンと待ってたりと・・

その度に勉強です
次につなげていきます

そして大切なことは、その子の不安な気持ちを感じ取れることだと思います

どうやったらその子が少しでも安心できるか・・

落ち着いたころにNさんには手紙を書こうと思います









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