2013年6月12日水曜日

保健所への飼い方指導依頼

①当会へ電話相談があった兵庫県のYさまよりメールです
ご自分の経験談として、ぜひみなさんにもとメールをくださいました


四年前ぐらいに犬好きで知り合いました。その時大型犬を飼っていた方なんですが…。

1ヶ月後にその犬が急に亡くなったと聞いてビックリ。理由は心臓に虫がわいたとの事…。フィラリアが原因でした。
その犬は保護した犬だから前の飼い主の飼い方が悪く助けられなかった。
というので、優しい人だな~しょうがなかったんかな~。っておもっていました。

それからすぐに、大型犬をブリーダーから購入したと仔犬をつれていました。


それから二年か三年逢わなくて久しぶり逢ったら痩せて皮膚炎をおこした大型犬を連れていて、私から犬を遠ざけながら帰っていきました。
確かにあの時の仔犬が成長したんだと思いましたが、本当に間違った飼い方をしてないかと不信感がわきました。


それから二週間後にはまた大型犬の仔犬をつれていました。
その時に確信しました。
病院に連れていったり、フィラリアの予防という飼い主として絶対に怠ってはいけない行為をしてないと…。


そして井上さんに相談しました。


地域の愛護センター(保健所)に電話して指導に行ってもらうやり方を教えてもらい
すぐに電話をして行ってもらいました。


それから数日後にその人の家の前を通ると、ゴミ屋敷みたいにきたなかったのに
ある程度改善されていました。


犬小屋の回りも綺麗になっていました。とりあえずはいい方向にむかえた事は良かったのですが。

もっと早く気がついて早く何らかの行動がとれていたら…前にいた犬を助けてあげられたかもと…胸が苦しく涙しました。


無くした命は二度ともどらない。


井上さんのブログを見た方におねがいします。


弱い者を見捨てないで下さい。


そして井上さん相談にのってくださってありがとうございました。


②兵庫県のTさまより電話相談がありました

丹波市のある家の犬3頭が長年おりに入れられて散歩は全くなしでご飯も足りていないようだと・・夏も日よけがじゅうぶんでないと・・

そして1頭が亡くなりこのままだとあとの2頭も死んでしまうということでした

以前はそういうときは地域の保健所に連絡していたけど、今は「兵庫県動物愛護センター尼崎本所」が管轄だからそんな遠いところから来てくれないだろう
どうすればいいでしょうかと・・・

「遠いとか関係ありません
センターに勤める人間はそれが仕事なのですから・・
日ごろから殺処分ばかりして命を助ける努力をしないのだから動物を守ることをどんどんさせなければなりません

殺処分も、あの人たちの給料(生活)も、わたしたちの税金で行われているのですから」と指導依頼の電話をかけるようにアドバイスしました

すると飼い主は、田舎なので近所に聞こえるように

「ごんた君ご飯よ~~」と大声で
まるで近所にアピールするかのようになり
おりの環境も少しよくなったということです



③奈良で下宿している娘が大学登校時にみつけたことです

いつものように、朝バスに乗って大学へ向かっていた時、車がビュンビュン通る車道をフラフラ歩いている中型雑種犬を発見。

次のバス停ですぐに降り、犬を追いかけたそうです。(遅刻覚悟で・・・)
車にひかれそうで危ないし、保健所に連れて行かれるとほぼ殺処分されるので、
捕まえようと持っていたおはぎでつろうとしたけど、犬は興味なし・・・
体格がよかったので、飼い犬だろうと思われました。

とりあえず、保健所に連絡し、捕獲機を持って来てもらい、捕まえたら、発見者として引き取ろうと思いました。(奈良市は一度保健所に収容された動物は、飼い主か、第一発見者しか引き出せません)

保健所に連絡すると、すぐに駆けつけてくれるということでしたが、電話連絡している途中に、犬が走っていき、見失ってしまい・・・
その日は保護できませんでした。

後日、また同じ場所で同じように放浪しているその犬を発見。

そしてその犬が、車道に面した一戸建てのガレージから出てきたところも見たので、その家の犬ではないかと、インターホンを押そうとすると、家主が出て来ました。

家主は、純血種の小型犬を散歩しに出てきたところで(2匹飼っているらしい)、
娘が「中型の、青い首輪をした茶色い雑種犬がお宅から出て来て、車道を歩いています。先日も見ましたし、近くで働いている警備員さんも毎日のように、車道を歩いているのを見かけているそうです。あなたの犬ですか?」と聞くと、

「はい。また出てましたか~。家の裏が市の土地と隣接していて、市が柵を付けてくれないんです。付けてくれたらいいんですけど。」と笑っていたそう。

娘は「車がたくさん通るので、交通事故にあいますよ。それに、犬は誰かが捕まえて保健所に連れて行ったり、通報されたりしたら、捕まえられます。飼い主が保健所にすぐ連絡しなければ、殺処分されるんですよ。柵をつくったり、つないで飼ったりしないと・・・」と言ったそうです。

(一般の人は、保健所に通報するだけで、その後飼い主が現れなければ発見者として飼うという人はほとんどいませんので)

それでもその家主は笑っていたそうなので、すぐに娘は保健所に連絡し、飼い方指導に行ってもらったそうです。

その後、娘が言うには、犬がウロウロとしているのを見かけなくなり、その家のガレージも、以前は開けっぱなしだったのが、閉めてあるそうです。



3件の例を書きましたが
「保健所に通報するとうらみをかうのではないか?」
「そんなこと言われるなら、もうこの犬を飼うのをやめようと飼育放棄されるのではないか」
などと心配する人もいるようですが

上の3件の例などは明らかに犬にとって不幸な状態や不幸な結末を迎える可能性が高いことです

犬を放すこと自体も条例違反だしマナーが悪いし
なにかでパニックになって普段大人しい子でも人を噛むかもしれないし
メス犬を妊娠されたりもします

いいかげんな飼い主には行政から「飼い方指導」に行ってもらいましょう

近所だからと気がひけるのであれば匿名で電話すれば大丈夫です

その家の住所がわからないなら目印などを伝えればいいでしょう

虐待を受けていることを知っていながら何もしないのは
「いじめを見て見ぬふり」をするのと同じことです

これは、飼いネコに避妊・去勢手術をしないで外に出して不幸な子猫を増やしたり、飼いネコに近所をウロウロさせて糞尿など迷惑行為(猫好きには気にならないこともそうでない人には耐えられないようです)をさせていたり、のら猫に避妊・去勢手術をせず毎日毎日餌だけあげている人にも有効です

感じたらまず行動することです

その際はただの予測だけではなく犬や猫をじっくりと観察してください
近所の人や思いきって飼い主に、うまいこと話を切りだしてようすを聞きだしてみるのもいいと思います

毎日つらい状況に置かれているだけの動物を守るために・・




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