2017年6月19日月曜日

『子犬の甘噛み』矯正の仕方

以前も貼りましたが
ネット上にある
とてもわかりやすい
『子犬の甘噛みのしつけ』方法

『甘噛み』は子犬のあいだにしつけをしないと
大きくなると
手が付けられなくなる場合があります

歯が伸びてくることによる
むずがゆさが原因の場合は
机やいすの足や敷居などの
家具や建具をかじって
それだけで
人間の指などを噛んで来ない場合は
たいてい子犬の時期だけなので
あまり問題ありませんが、、
(家具や敷居も噛まれたくない方はその時点で叱ったり今回貼る方法を)
そうでない場合が
将来までひきづる
大きな問題
となることがあります

飼い犬のダックス『若葉』が
そうです。

そうなると飼い方やわんちゃんの行動によっては
獣医師にグラインダーで犬歯4本を真横にけずってもらう
などの対策をしないといけない場合も出てきます(それをすることで犬が悪者にならずに済むなら
犬の命を守るためにもわたしは場合によっては犬歯を削ることは大変有効であり
犬にとっても良い対策だと思います
犬の命とその犬が噛む可能性のある対象物の命を守ることは
とても大切なことだからです。
無駄吠えがうるさいからと言って
声帯を簡単に取ってしまう事とは
全く別問題だと
わたしは思っているので)

人間や犬やネコに対して大きな事故を起こす可能性ができてしまう
(特に中型や大型犬は犬歯が大きくなる)ので
子犬から育てる方は
この方法を知っておいたらいいと思います。


『ダメ』などの言葉を普段とは違う
『どすの利いた声』で叱るだけで
矯正ができればいいですが
それで効果がなければ
早い段階で↓のような
犬の条件反射を利用する』方法
でやってみてください
結構効果は得られる確率が高い

と思います。

●叱る時はしっかり叱る(体罰は絶対だめ さらに攻撃性が強くなる場合があるし
体罰=恐怖心を植え付けて命令に従わせる ことなので暴力はだめ)
なので
声で叱る
または
その場から離れたり、噛んでくる原因を無くしたり隠したりする
(手を噛んでくるなら手を隠す とか 動画のような条件反射を使用した
ご褒美としておもちゃを与える など)

●かわいがるときはめちゃめちゃ可愛がる
という
めりはりをつけたしつけ

大事
だと思います。




犬の噛み癖をしつけ直す

 犬は人間のように器用に手を使うことは出来ませんので、何かに付けて口の中に物を入れることで対象を知ろうとします。子犬の甘噛(あまが)みならまだしも、中大型犬の甘噛みは、たとえ犬が遊んでいるつもりでも、人や物を傷つけてしまうでしょう。そこで噛み癖のしつけが必要となってきます。

犬の噛み癖について

 犬の噛み癖とは噛ではいけないもの・噛でほしくないものを犬が噛んでしまうことです。まずはその犬の噛み癖について考えて見ましょう。

犬の噛み癖が出る状況

  • 歯が生え変わる時期の子犬がクッションなどを噛む・・・『口の中がムズムズするなぁ・・・何かを噛んで気を紛らわそう!』歯牙脱換期における生理的な噛み癖
  • なでようとした人の指を噛む『遊んでくれるの?よーし引っ張って力比べだ!』遊びの延長としての噛み癖『お!怪しいやつだ!噛み付いて追い返してやれ!』攻撃性による噛み癖『嫌なところを触んないでよ!』怒りによる噛み癖
  • 歩いている人のかかとに噛みつく(コーギーなど)『あ~噛みつかずにはいられない!』本能的衝動による噛み癖
  • 庭に入ってきた郵便配達員のお尻に噛みつく『なんだお前は!縄張りから出て行け!!』縄張り意識による噛み癖『変なのが来た・・・何かされる前に噛みついてやれ』恐怖による噛み癖
  • けんかの仲裁に入った飼い主を噛む『邪魔するな!』過剰な興奮による噛み癖

犬の噛み癖の原因

犬が噛みつき行動を見せる要因や状況は実に様々 上記したように、犬の噛み癖が出る状況や心理は色々ありますが、「噛み癖」(かみぐせ)という一般的な表現を仮に「犬が遊び半分で人の手や物に噛み付く行為」と限定すると、これは犬や猫の問題行動を扱う「動物行動医学」の分野において遊び攻撃行動に分類される行為です。このページではしつけ直しが比較的うまくいきやすいこの「遊び攻撃行動」に焦点を絞って解説していきます。
さて、犬が遊びの延長線上で人や物をかんでしまう場合、無駄噛みをすることと不快が結びついていない、および無駄噛みをやめることと快が結びついていないことを原因と仮定して進めていくことになります。犬のしつけの基本理論で詳述した「条件付け」を用いて、犬の行動を修正していきましょう。


犬の噛み癖をしつけ直す~基本方針

 犬の噛み癖をしつけ直すに際して、飼い主はまず以下のことを念頭に置きます。
してほしい行動
噛んではいけないものの前でもじっとしていること
してほしくない行動
噛んではいけないものを噛んでしまうこと
してほしい行動と快(ごほうび)、してほしくない行動と不快(おしおき)を結びつけるのがしつけの基本であり、前者を強化、 後者を弱化と呼ぶことは犬のしつけの基本理論で述べました。これを踏まえて犬の噛み癖をしつけ直す場合を考えて見ましょう。
強化
「噛んではいけないものの前でもじっとしていた」瞬間に快(賞)を与える
弱化
「噛んではいけないものを噛んでしまった」瞬間に不快(罰)を与える
犬の噛み癖をしつけ直す際は強化、弱化の両方が効果的だと思われます
 基本方針を理解したところで、いよいよ実践に入りましょう。まずは犬のしつけの基本理論で述べた大原則、「犬をじらせておくこと」、「一つの刺激と快不快を混在させないこと」、「ごほうびと罰のタイミングを間違えないこと」、「しつけ方針に家族全員が一貫性を持たせること」、を念頭においてください。

しつけの準備

 犬の噛み癖をしつけ直すに当たっては、以下の3つのことを準備します。

準備1: ごほうびを用意する

 犬をある特定の行動に対して積極的にさせるためには、何らかの快(賞)を与える必要があります。以下は代表的な犬に対するごほうびです。
犬に対するごほうびいろいろ
  • おやつ おやつをごほうびとして使う場合は犬がおいしいと感じるもの+カロリーの低いものを選ぶようにしましょう。与えるときは犬が満腹にならないよう、なるべく少量だけにします。
  • おもちゃ おもちゃを選ぶときは、あらかじめ犬に何種類かのおもちゃを与えておいて一番のお気に入りを確かめておきます。ただし一度与えると回収するのが困難になるため、しつけセッションの最後に与えるようにします。
  • なでる なでるときは軽く「よーし」や「いいこ」や「グッド」などのほめ言葉を決めておき、その言葉と同時に軽く一回なでてあげます。あまり激しく撫で回してしまうのは望ましくありません。第一に犬が興奮しすぎて集中力がなくなりますし、第二になでられることに慣れてしまって「なでる」という行為が犬にとって賞(快を与えるもの)でなくなってしまう危険性があるからです。

準備2: サプライズを用意する

 サプライズとは「苦痛を与えることよりも驚かせることを主目的とした罰」のことです。犬を驚かせて、ひとまず行動を強引に中断させることが目的であるため、当サイト内ではこの言葉を用いて解説します。
犬に対するサプライズいろいろ
  • 視覚的サプライズいきなり布や上着のようなものを犬の視界にかぶせる
  • 聴覚的サプライズ石を入れた空き缶を落とす
  • 嗅覚的サプライズ酢を薄めたスプレーを噴霧する
  • 味覚的サプライズ噛み付き防止剤=ビターアップル
  • 触覚的サプライズヘッドカラーを軽く引く
サプライズ
 サプライズとは、強烈な不快感を味わわせるのではなく、犬を驚かせて行動を強引に中断させることを主目的とした罰の一種です。従来の「天罰」(出所の分からない罰)が犬に苦痛を与えることに重点を置いていたのに対し、犬を驚かせてとりあえず目の前の行動をストップさせることに重点が置かれていることから、当サイト内ではサプライズと表現します。
 なお、サプライズを含めた罰を与える際には多くの注意点、および相応のリスクがあります。用いる前には必ず犬への罰についてを熟読し、またできれば臨床行動学(問題行動を専門に扱う)の専門家に事前に相談することが望まれます。

準備3: 噛み癖が出る状況を知る

 まずは自分の飼っている犬が何を引き金にして噛み癖が出るのかを見極めましょう。代表的な状況は以下です。
犬の噛み癖が出る状況いろいろ
  • 子犬の乳歯が永久歯に生え変わる生後4~7ヶ月
  • ロープなどのおもちゃで遊んでいたとき
  • なでようとしたとき(※)
  • エサの入った食器を取ろうとしたとき(※)
  • 敷地に見知らぬ人が入ったとき(※)
  • 犬同士のけんかを仲裁しようとしたとき(※)
  • 突然なんの前触れもなく(※)
※印がついているものは、遊びの延長線上とは認められません。先述したとおり重大な咬傷事故を引き起こすことがありますので、犬の攻撃行動を熟読した上で、動物行動医療の専門家やしつけに詳しい獣医師に相談した方が無難でしょう。

しつけの実践

 犬の噛み癖に当たっては、以下の3ステップに沿って行います。

ステップ1: 犬の噛み癖が出る状況を作る

 まずは犬の噛み癖が出る状況を再現します。ここからしつけのスタートです。
 なお歯牙脱換期(しがだっかんき=子犬の歯が乳歯から永久歯に生え変わる生後4~7ヶ月ごろ)における生理的な噛み癖の場合は、しつけると同時に噛んでも良いおもちゃを用意してください。選ぶときの注意点は「生活用品とは形態の異なるおもちゃを与える」ということです。犬に必要なおもちゃ
生活用品と形の異なるおもちゃ
理由は生活用品と同じ形のおもちゃを与えてしまうと、部屋の中にある同型のものを全ておもちゃだと勘違いしてしまうからです(使い古しのスリッパやタオル、人間用のぬいぐるみなど)。
生活用品と形が同じおもちゃ

ステップ2: サプライズを与える

 犬の噛み癖が出たらその瞬間、サプライズ(苦痛を与えることよりも驚かせることを主目的とした刺激)を与えます。犬が予想外の刺激に驚いて一瞬行動をやめた瞬間、ごほうびを与えるというのが基本的なしつけ手順です。ケースごとに代表的な一例を挙げてみます。
歯牙脱換期の子犬
歯牙脱換期の子犬に対する噛み癖矯正手順の一例
  • 1、噛んではいけないものにビターアップルなどの味覚的サプライズを仕込んでおく
  • 2、噛んだ瞬間に「苦味」という刺激が加わり、一瞬動きが止まる(正の弱化)
  • 3、噛むのをやめた瞬間、あらかじめ用意しておいたおもちゃを与える(正の強化)
望ましくないものをかんだ瞬間は、嫌悪刺激を提示する(正)ことで噛み付く頻度を下げる(弱化)過程ですので、オペラント条件付けの内「正の弱化」と呼ばれるものに相当します。そしておもちゃを与えた瞬間は、ごほうびを提示する(正)ことで噛む行為を促進する(強化)過程ですので、正の強化に相当します。若干ややこしいですが、両者は常にペアで用いるようにします。
子犬がじゃれあって甘噛みしてくる
子犬がじゃれあって甘噛みしてくる場合の噛み癖矯正の一例
  • 1、遊びの途中、歯が指に触れた瞬間に大げさに声を出して遊びを中断する(サプライズ)
  • 2、大好きな遊びが中断されて「構ってもらう」というごほうびが剥奪される
  • 3、しばらくして遊びを再開し、同じ状況が発生したらまた遊びを中断して無視する
  • 4、「そうか!指を噛んだら遊んでくれなくなるんだね!」と学習し、噛まなくなる
これは遊びという強化刺激を取り去る(負)ことで噛み付く頻度を下げる(弱化)過程ですので、オペラント条件付けの内「負の弱化」と呼ばれるものに相当します。
攻撃抑制
 攻撃抑制(こうげきよくせい, bite inhibition)とは、キャンと鳴いたら攻撃を中断するという犬やオオカミの持つ暗黙のルールです。マイケル・フォックス博士は生後4~5週間の子犬が噛み付き合っているとき、相手がかすかな鳴き声を上げたとたんに放してやることを発見しました。また野生のオオカミと暮らした経験のあるショーン・エリスは、高い音の泣き声を上げた瞬間、オオカミが攻撃行動をやめたことを観察しています。
なでようとした指に攻撃的に噛み付いてくる
  • 1、まず協力者を見つける
  • 2、犬にヘッドカラーをしておき、噛み付こうとした瞬間協力者がヘッドカラーを引く(サプライズ)
  • 3、噛み付こうとすると「口を押さえつけられる」という物理的な刺激が加わり、徐々に噛むことが嫌になる
これは「口が押さえつけられる」という嫌悪刺激を提示する(正)ことで行動の頻度を下げる(弱化)させる過程で、オペラント条件付けの「正の弱化」と呼ばれる手法に相当します。
 しかし、上記内容は状況を極めて単純化した際のほんの一例です。重大な咬傷事故を引き起こすことがありますので、犬の攻撃行動を熟読した上で、動物行動医療の専門家やしつけに詳しい獣医師に相談した方が無難でしょう。
ヘッドカラー
犬の引っ張り防止アイテム「ヘッドカラー」 ヘッドカラー(head collar)は、散歩時の引っ張り防止アイテムで具体的な商品としてはアメリカ製の「Gentle Leader」(ジェントルリーダー)やイギリス製の「Halti」(ハルティ)が有名です。
 犬がリードを強く引っ張ると、自然にマズルに圧力がかかり、適度な不快感が発生します。またヘッドカラーの与える圧力は、優位の犬が劣位の犬のマズルを噛んで押さえつけるという行為の代替となっている可能性もあり、犬に自然な服従心を養う効果も期待されます。犬のお出かけ・お散歩グッズ
えさの入った食器をとろうとしたとき
  • 犬がえさを食べているとき、大好きなおやつなどえさより魅力的なものを食器のそばに置く
  • この動作を繰り返し、「食事中に近づいてくる手にはおいしいものがある」と刷り込む
  • おやつをもった手を徐々に食器に近づけていき、警戒心を解く
  • 手に警戒心を示さなくなったら、おやつを与えると同時に食器を取り上げてみる
  • 噛みついてこなかったらほめて再びおやつを与える
これは「食事中に近づいてくる手」という刺激と「おいしいおやつ」というごほうびとを結びつける古典的条件付けに相当します。より正確に言えば、元は不快の原因だった手を、逆に快感のきっかけとして書き換える「拮抗条件付け」という手法です(詳しくは無駄吠えのしつけ、およびうなる癖のしつけを参照)。
 しかし上記内容は状況を極めて単純化した際のほんの一例です。重大な咬傷事故を引き起こすことがありますので、犬の攻撃行動を熟読した上で、動物行動医療の専門家やしつけに詳しい獣医師に相談した方が無難でしょう。

ステップ3: ごほうびの回数を減らす

 犬が噛み癖をしなくなってきたら、今度はごほうびを与える回数を減らしていきましょう。常にごほうびを与えていると犬がごほうび自体に飽きてしまったり、肥満の原因になりかねません。毎回ごほうびを与える⇒2回に1回ごほうびを与える⇒3回に1回⇒4回に1回・・・と減らしてゆき、最終的には「いいこ」などのほめ言葉だけにします。
 また日ごろから問題行動予防トレーニングを行っていると、再発予防になるでしょう。
しつけをする上での注意 犬の集中力は10分~15分ほどです。集中力がなくなってきたらいさぎよくしつけを中断してその日の夜や翌日に改めて再開しましょう。飼い主がしつけを焦って犬の感情を無視して強引に行ってしまうと、しつけ自体が犬にとっての苦痛になってしまいます。
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犬の噛み癖をしつけ直す~実演動画

 以下でご紹介するのは、主に子犬が甘噛み(mouthing)をしてくるのをやめさせるときのハウツー動画です。高い声で鳴くことは、犬の世界においては遊び、もしくは攻撃の中断を促します。
犬の噛み癖のしつけ
  • 犬が遊びで甘噛みしてくる 子犬とじゃれあっていると、面白半分で人の手を甘噛みしてくることがあります。この癖を放置してしまうと、成犬になったとき、子犬気分で人の手に噛み付いてくるかもしれません。歯も頑丈で力も強くなっていることに犬自身は気づいていませんので、そのまま咬傷事故につながってしまいます。ですからなるべく早い段階で「人の手に歯を当ててはいけない」というしつけを徹底して行う必要があるわけです。犬が遊びで甘噛みしてくる
  • 大声を出して動きを中断 子犬の歯が人の肌に触れた瞬間、大声で「痛い!」などと叫んでみましょう。この行為には、犬同士の間の暗黙のルールである「もうやめて!」という意味(攻撃抑制)と、犬を驚かせて音源の方を向かせる(定位反応)という意味があります。子犬は叫び声を聴いた瞬間、「何が起こったの?」という感じで飼い主の方(音の発生源)を向いてくるはずです。犬が噛んできた瞬間に大声を出して攻撃抑制、および定位反射を引き起こす
  • 噛んでもよいおもちゃを与える 犬が甘噛みを中断して飼い主とアイコンタクトを取った瞬間、噛んでもよいおもちゃを与え、いいこなどとほめてあげましょう。この動作を繰り返していくと、子犬は「噛むのをやめる→楽しいおもちゃがもらえる」と学習してくれます。
     サイト内では遊びという強化刺激を取り去る(負)ことで行動の頻度を下げる(弱化)手法(=負の弱化)を解説しましたが、この場合はおもちゃという強化刺激を提示する(正)ことで、人の体から歯を離すという行動頻度を高める(強化)過程ですので、正の強化となります。多少用語がややこしいですが、両者は表裏の関係です。噛まなくなったごほうびとして噛んでもよいおもちゃを与える
元動画は⇒こちら

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