2022年6月20日月曜日

成長する夫婦

世の中、仮面夫婦とか、仮面でなく仲良くても実は、 あしのひっぱりあいして互いに互いの成長を妨げてる夫婦とか、だらけじゃん? 周り見てたら、ほとんどが、そう。本人たち、気付いてないけどな。 比べんでもえんやけどな、そんなんと比べたら、素晴らしい夫婦やな。 素晴らしい夫婦になれたのも、このコのおかげやわ。 このコのおかげで、ダンナさんの魂の高さに気付いて、自分も成長していく。だってこの奥さんは、最初から、自分を責めることばかりで●なぜ自分だけがこんな目に合うのか? 、、なんて言葉は、一言も出してない。 奥さん、責任感が強いだけ。 こういう夫婦やからね、元々、成長できるだけのことを、やって生きてきているのよね。 で、このコのおかげで、さらに夫婦共に成長し、愛を循環させることができると。 もちろん、試され事でもあるよ。その試され事を、しっかり自分たちの正義とともに、愛を以て宇宙へ返してゆくという。 ほんま、次元上昇ね。 だから逆に、健常者と言われるコを普通に子育てするには、よゆうがあり過ぎる 、、お人柄!て、感じかな!ダウン症のコって、かわいいよね!→僕はママが一番大事やから。ママが死にたいほど辛いことはしなくていい」  最初は唖然としましたが、夫の一言が私の気持ちをフッと軽くしてくれました。  良太を産んで、私はショックでした。どうして障害のない体で産んであげられなかったのだろうと自分を責めていました。将来、学校でいじめられたらどうしよう。私や夫が死んで一人ぼっちになったらどうしよう。未来のことを考えれば考えるほど、不安で眠れません。  一方、夫は私よりずっと早く、良太の障害を受け入れていました。  診断を聞くとすぐに、ダウン症についての本を取り寄せたり、療育といって、障害のある子どもの支援をしてくれる場所を探して予約をとろうとしてくれたり。  でも、私はそれすらも聞きたくなかったし、見たくなかった。向き合いたくなかったんです。なにか奇跡が起きて、良太は治るんじゃないかとすら願っていました。  もちろん、その時の私にはとてもできないことを、夫が先回りしてやってくれたことには感謝をしていました。でも一方で、私の気持ちが置いていかれるようで、辛かったのです。その辛さが爆発して、育てる自信がない、と夫に言ってしまいました。  夫は、良太を育てろ、と私に押し付けていたわけではないのです。私がショックで動けないのを知っていたから、現状が今より悪くならないように、今できることを淡々とやってくれていました。 ■人間、遠い未来を考えると不安になるもの  我が子のことなのに前を向けないなんて、周りにどうやって打ち明けたらいいかわからないなんて、と自分を責めていた私の悲しみや不安に、夫が寄り添ってくれたことが、とても嬉しかったです。  育てなくていい、という言葉にはびっくりしましたが、それは言い換えると、今は先のことは考えなくていい、という意味だったと思います。  心理学を学ぶようになってあらためて知ったことなのですが、人は先行きの見えない未来のことを考えるとき、とてもストレスが溜まります。心まで病んでしまわないために、大切なのは、先ではなく、今この瞬間だけを見つめて、ぼうっとすることです。  夫の言葉は、良太の未来を考えなければならないという私がかかっていた呪いを解いてくれました。子どもの未来なんて、本当は誰にもわからないんです。いくら考えたって仕方がないことでもありました。  私はすでに、ショックを受けながらも、腕に抱く良太のことをかわいいと思い始めていました。その時だけを見れば、私は、生まれてきた良太が愛しくてたまらないんです。  不安はありました。でも、今は良太がかわいいと思う気持ちだけを見つめよう。見えないくらい遠い未来のことは置いておこう。いざとなれば育てなくていい、という究極の選択肢を出してくれた人がそばにいるなら、きっと、このかわいい我が子を育てることはできる。なんとかなる。夫のおかげで、そう思えました。

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