2012年6月23日土曜日

里子便り

一時預かりのTです。

~へその緒が繋がったままの状態で保護された子猫たち~

5月上旬、まだ目の開いてない子猫を預かりました。
体重は100gほどの3匹の子猫、発見されたときはまだへその緒がつながっていたそうです。
へその緒がつながっていた部分は大きなかさぶたができていました。
白黒ハチワレ、白キジはなんとかミルクも飲みましたが、三毛はほとんど飲まず、なんだか弱々しい…。
病院にも連れて行きましたが、三毛は天国へ旅立ちました。

残る2匹は元気になってきたけれど、へその部分が化膿しており、きれいに治らないかもと言われていました。
まだ手のひらに乗っかるくらいの小さな子猫のおなかには、直径1センチくらいの痛々しい傷が…。
毎日きれいに拭いてあげ、傷をお互いに舐めないようにケージの中で隔離したりすること3週間。
なんと、わからないくらいにきれいに治りました。(猫の自然治癒力ってすごい!)

6月3日、明石公園での譲渡会、たくさんの子猫たちがいましたが、この兄弟は人気者(?)
初めて猫を飼うという元気そうなご家族のもとへ行くことが決まりました。
二人の小学生の男の子がいらっしゃるので、ケージ飼いをお勧めしました。
(とくに、子猫のうちはいつの間にか足元にいて、踏んでしまう危険があるので。)
次の日、譲渡に伺うとそれは立派なケージを準備してくれていました。

ちょうど離乳食への切り替えの時期で大変ですが、同時にだんだん活発になっていく成長段階に譲渡できて良かったです。
垂れてた耳もピーンとなって、猫らしく動くようになってきたということです。
うちでは、心配した私がミルクを飲ませすぎたのか、標準よりも大きくなって、のそのそとほふく前進しかしてなかったのに(笑)



そういえば、「預かった子猫を譲渡するとき、寂しくないですか?」とよく聞かれるのですが、里親さんの嬉しそうな笑顔に出会えたり、時折その後の様子を連絡してくれたりするので、寂しいという気持ちよりも嬉しい気持ちの方が大きいです。
本当に小さいうちから面倒見たり、手がかかったりした子猫だと、逆にこんな可愛い時期に世話させてもらったって気分にもなります。(手がかかる子ほど可愛いって欲目)

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