まだ小さいときの2匹
避妊手術は先週終わって、あす抜糸に病院へいく予定です。
一時期、体調をくずして心配しましたが、その後は順調に大きくなっています。
ハッチ(黒白)は、小さい時からの体をチュッチュッ吸う癖がいまだにありますが、
その姿がとてもかわいいです。おそらく一生もんの癖だと思います。
洗濯ばさみが大好きで、洗濯ばさみを投げるとくわえて得意げに帰ってきます。
何度も何度も帰ってきてはおねだりされるのが、困りますが・・・
さくら(茶白)は、運動神経がとてもいいです。家の中で登ったことのないところは
ないぐらいです。気づかない所にいることがあって、時々驚かされています。
性格は甘えたです。座っているとどこからともなくやってきて、ひざの上にちょこんと
座ります。
この子達は、2011年4月の兵庫県三木市役所の吉川支所の「飼えない猫の引き取り日」という日に
いったん住民から支所に持ち込まれた子たちを保護したそのなかの2匹です
一般的には、保健所の現場・・・ともいえる「兵庫県動物愛護センター 三木支所」に持ち込まれるのですが
時々区役所などでも定期的に日を設定し引き取りをしています
この三木市の吉川支所や神戸市の西区・北区などは田舎ですので
住民サービス??(疑問)の一環としてこのようなことを行政がやっているわけです
無責任な飼い主(避妊・去勢手術をせずに堂々と外に出して子猫が生まれても飼わない、里親を見つける努力をしない)
無責任な野良猫への餌やり(野良猫を世話したいなら連れて帰り室内飼いで飼う、それが出来ないなら避妊・去勢手術をしてやってその時にその証拠である耳Vカットをしてもらって地域の理解を得て迷惑にならないように世話をする)
飼い主不明の猫を見つけてそのまま警察や保健所へ連れて行くだけ
受け入れた行政の係員は殺す手続きをするだけ
兵庫県や神戸市の広報には毎月猫の引き取り予定日は載ってきますが
●飼い犬・飼い猫には迷子札を着けよう
とか
●いなくなったらすぐに警察と自治体の動物管理(愛護)センターと保健所へ連絡を
とか
●飼い猫にも野良猫にも避妊・去勢手術を
なんてことは一言も載せません
何度お願いしても
●掲載の枠が無い
とか
●もっと大切なことを住民に連絡しないといけない
とか
一向にこの現状を良くしようという気持ちがみえません
行政なんてそんなものです
なかには他都市でわずかですががんばっているところもあります
それは大抵の場合が県知事や市長が優しいかたで動物の命にも向き合ってくれる場合です
兵庫県(市が独自に動物管理センターなどを持っていない都市で県が管轄している地域)と神戸市
は最悪です
兵庫県動物愛護センター(県内4箇所)と神戸市動物管理センターの保護動物の譲渡率はほんのわずかです
おそらく1パーセントにも満たないでしょう
里親譲渡会などでは犬や猫を飼いたい方はたくさんいるわけです
残念ながら猫に関しては多くの方が子猫希望なのですが・・・
広い敷地と十分な人員を持ちながら生かす努力をしようとしない
殺してくれと持ち込む住民に対して何の啓発・啓蒙もできないで
こちらが要望を出しても
予算がない
箱物が欲しい
人員が足りない
といい逃ればかり
ではその予算・建物・人員の確保を県に市にきちんとデータを提示して要請をしているのか?
なんの努力もしていません
そうです
「ボクたちは殺すのが仕事だ」と公言するくらいですから
こんな人たちのために
命を絶たせるために
わたしたちは税金を納めているのではありません
この写真の子たちを引き取った日は39匹いました
保護の経験もまだ少なく技術のある獣医師も知らないまま
とにかく命を助けたいという気持ちだけで39匹を保護しました
感染症で亡くしてしまった子もいます
この茶白の兄弟3頭がみんな病気に感染していたと思われ
この子はMさまが必死で助けてくださいましたが
他の2頭とそこから感染した子が亡くなりました
この件で子猫を保護することの難しさと夜中の授乳などによる大変な体力の消耗を感じました
自分のからだを悪くしてしまっては今保護している子たちさえ不幸にしてしまいますので
この後この支所からの引き取りは残念ながら出来なくなりました
猫の殺処分数は全国的に見て残念ながら減っていません
その70~80%が子猫です
みなさん 子猫(だけでなく成猫・犬・うさぎもですが)を見つけたら迷わず保護をしてください
育てて里親さんを見つけてください
一定時間ごとにミルクをあげないと死んでしまう小さな子は
病院に入院させてもらったり世話してくれる人を探してください
放っておくと不幸な子(そのまま死んでしまったり後に生まれてくる子を含め)を増やすばかりです
放っておくことは見殺しにすることと同じです
どうかお願いします
井上
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