ネットで里親希望の連絡があった場合は早い段階で電話で話し
いろんなことを聞いたりお願いしたりして
猫を絶対に幸せにしてくれる方かどうかを判断して決めています。
そして最終的にはおうちにお届けして飼育環境や里親さまに問題がなければ
誓約書にサイン→譲渡となります。
この猫ちゃんはまだ1.5ヶ月という小ささでこまめな健康チェックが必要なので
1日中フルでお仕事のかたにはお任せできませんが、この里親さまの場合は
午前の仕事を終えた後、昼過ぎに一度帰宅してその後別のお仕事に向かわれる、
その時に猫の様子に異変があれば病院につれて行き、午後の仕事を遅れることも
できるということでした。
動物病院はどこも昼休みが長いので、緊急時に看てくれる先生をあらかじめ見つけていただく
こと、夜間診察のある病院を探しておくこと、下痢・嘔吐・食欲不振(小さい子猫は命取りになります)があればすぐに病院に連れていってくれること
他大切なのが万一ベランダに出てしまった時のために落下死亡防止策をとること
子猫は環境が変わっただけでも体調を崩すので気をつけていただく
(子猫は寒さに弱く、当会にいる時はクーラーを使用せず育てたので
しばらくはそれに近い状態にしてもらうが暑すぎるのもだめです)
このお宅は神戸市兵庫区なので
万一いなくなった時は神戸市動物管理センターと兵庫警察、それからすぐそばが長田区になるので長田警察にも必ずすぐに電話で届出してもらう(連絡しないとあっという間に殺処分になります)
ほか家族構成や年齢、今まで飼った経験や飼い方など細かいところまで
まず電話でお話をしています。
この方なら安心ということで昨日行ってきました。
マンションの8階なので一番怖いのがベランダからの落下です。
ベランダに出さないようにしていても不注意や自分で網戸を破ったり開けたりして
出てしまい下に落ちて死ぬことがよくあります。
そんなことにならないように・・・
事前にしっかり防止策をとっていただきます。
玄関扉を開けるときは絶対に別の部屋に閉じ込めた上で
開けてもらいます。(すばしっこい子は隙をねらっていますので)
今回の里親さまは車をお持ちでないということで
譲渡の日に一緒にすだれを買いに行くことにしていました。
お宅に到着し、猫ちゃんはキャリーケースに入れてお留守番。
2人でホームセンターへ
すだれと猫砂を購入し帰宅。
左右2箇所ある格子部分の隙間と下部分の隙間をうめなければなりません。
すだれを横向きにして隙間を埋めます。
よじ登ってしまえばどうしようもないのですが
普段から出ないようにしたうえで、まさかの対応に何もしていないのとワンクッションあるのとでは
ぜんぜん違ってきます。こちらのお宅は8階で落ちたら絶対死んでしまいますし
奇跡的に助かっても集合住宅では帰ってこられる可能性はかなり低いです。
あと、お隣のベランダとの壁の下に小猫ならじゅうぶん通れてしまう隙間があるので
こちらはれんがで埋めてもらいました。
そうしているうちにもう自分のベッドの上でくつろいでいる猫ちゃんです。
ご飯を食べ、おもちゃで遊びつかれたあとリラックスして寝てしまいました。
当会にいる時に使っていたタオルを持っていきベッドの上に敷いてもらっています。
環境が変わることでのストレスを少しでも軽減し安心できるように。
お母さん猫や兄弟猫といた子なら、その子たちの匂いがついたものがあっても安心です。
上の写真は昨日夕方もらった写メ。
ちゃんと形のあるいいうんちで安心です。
環境が変わるため譲渡後1週間くらいは心配です。
特に譲渡当日を含め3日間は必ず夜(病院が閉まる少し前)に電話をして様子を聞きます。
こうやって猫ちゃんやうんちの写メまでいただける方は安心です。
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