2022年12月10日土曜日

キツネ

兵庫県多可町にいた時に、外イヌたちのエサ袋から 野生動物が毎日のように、食べに来ていた。 みんな繋いでいたし、野生動物からしたら、きがとの 戦いなので、毎日食べに来ていた。 犬が亡くなり土に埋めると、掘って引きづって持って行った。 わたしは、野生動物のエサが無いのは、人間が山を 杉ヒノキの針葉樹だらけにしてしまい、野生動物たちが食べるものが無くなったからなので、野生動物たちが人里に来て作物を食べたり、人を傷つけても、原因は人間側にあるとしている。 だから、餌付けはしないけど、好きにさせてあげた。 ある日、わたしが世話する時間帯に、姿を見せた。 まるで●僕だよ〜!と言わんばかりに、走っていった。 キツネ!だった。 →目が見えなくなったシニア犬と野ギツネの交流がInstagramで感動を呼んでいます。 【動画】目が見えないシニア犬と野ギツネの不思議な絆を動画で見る 投稿主の「ラムパパ(@re_ramkon2020)」さんは、白内障を患った愛犬ラムさんの介護のために、生まれ育った兵庫県の山あいの町に都会からUターンした自営業の男性。帰郷当時15歳だったラブラドールレトリーバーのラムさんは、目は見えないものの元気なシニア犬でした。 そんなある日のことです。ラムさんと近所をお散歩していると、ばったりと2匹の野ギツネに出会いました。1匹は、まだ幼い子ギツネです。そしてなぜかその子ギツネは、翌日から毎日、お散歩についてくるようになります。 「最初は少し離れたところから僕たちを見ていましたが、その距離がだんだんと近くなってきて、1年後くらいにはすぐ後ろをついてきてくれるようになりました」 目の見えないラムさんも、においや雰囲気で子ギツネの存在には気づいていたよう。お互いに近づきすぎることはありませんでしたが、ラムパパさんは「言葉のないコミュニケーションを2匹でとっているように感じました」と振り返ります。 『コンちゃん』と呼ばれるようになった子ギツネは、やがて立派なキツネに成長。一方でラムさんは徐々に動けなくなり、カートに乗ってお散歩をするようになります。それでも、毎日ついてくるコンちゃん。ラムさんをじっと見つめるその目は、体調を気づかっているように見えました。 その後ラムさんは起き上がることも難しくなり、外に出るのは庭での日向ぼっこの時間だけに。でも、ラムさんが庭に出ると必ずコンちゃんが現れ、近くで見守るように座ります。横たわるラムさんの目を見ながら、時折うなづくような仕草を見せるコンちゃんに、ラムパパさんは2匹の絆のようなものを感じたそうです。 2022年の6月、ラムさんは19歳3カ月の生涯を閉じました。深夜にラムさんを見送り、翌朝、庭に出たラムパパさんは、そこで不思議な光景を目にします。 「いつもなら、僕たちが動き出すのを待っているコンちゃんが、まっすぐに勝手口の方に走っていったんです。その勝手口は、ラムさんが日光浴のために毎朝出入りしていた場所。そんな行動は初めてだったので、動物にしかわからない、何かしらの勘が働いたのかもしれませんね」 ラムさんの旅立ちからしばらくは、ラムパパさんが庭に出ると、昼間でもすぐに姿を現していたというコンちゃん。ラムさんが使っていたお散歩カートの中をのぞき込むなど、ラムさんを探している様子も見られました。 「ラムに会いたかったのかな、と思います。だから、もう会えないとわかれば、いずれ顔を見せてくれなくなると思っていました」 ところが、コンちゃんとラムパパさんの交流は、今も続いています。 「昼間は滅多に姿を見せてくれなくなりましたが、夜に1人で散歩に出ると必ずついてきてくれます。語りかけると伏せをしてずっと話を聞いてくれ、僕が喋り終えると立ち上がって帰っていきます」 「なんだか、友達みたいです」と笑うラムパパさん。とはいえ、コンちゃんは野生のキツネだということを誰よりも理解しています。 「いつ会えなくなるかわからないから、コンちゃんとのふれあいの記録を残したくて、Instagramでの投稿を始めました」 投稿されたラムさんとコンちゃんのふれあいをまとめた動画には、「2匹の絆を感じる」「ただそっと見守るコンちゃんの姿に涙が溢れる」「2匹だけの約束があったのかもしれない」「ラムさんは、パパをお願いと頼んでいたのかも」と感動の声が続出。投稿は現在、134万回再生を記録しています。 ラムパパさんによると、コンちゃんは「ホンドギツネ」という種で、近所にはコンちゃんの家族と思わしき野ギツネたちが5~6匹見られるそう。しかし、野生動物の暮らしを脅かさないよう、コンちゃんも含めたキツネたちに、自分からは不用意に近づかないように心がけています。 「コンちゃんも、僕の家族や配達員さんなど、他の人間だとすぐに逃げます。ラムさんと一緒に、時間をかけて信頼関係を築いていった大切な存在なので、少しでも長く会い続けられるように、適度な距離感を保っていきたいです」 無理に踏み込もうとしないラムパパさんだから、コンちゃんも心を許してくれたのかも。ラムパパさんのインスタアカウント『ラムコン(@re_ramkon2020)』には、在りし日のラムさんとコンちゃんの触れ合いの様子が数多く投稿されています。また、『キツネフレンズ(@kitune_friends)』という別アカウントでは、コンちゃんたち野生のホンドギツネの日常も発信。 静かで、でも温かい動物たちの絆が感じられる貴重なアカウント。興味のある方はぜひ覗いてみてくださいね。 (まいどなニュース特約・鶴野 浩己)

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