2022年10月31日月曜日

注意喚起

この事故は、スピード出し過ぎに対する注意喚起と 思いますね。 運転手に●気をつけなさいよ!●こんなことを続けると、ろくなことないわよ!みたいに。   スピード違反にならないスピードではしっていれば こういうことは少ないと思いますね。 まあわたしも二度、過去に鳥がフロントガラスに当たったことが。 少しスピード出してましたね。 反省しました。 →エゾシカと関連する事故が多発している。10月上旬、北海道根室市郊外で交通事故に遭ったエゾシカが国道わきでうずくまっていた。足を骨折し、一命を取り留めたものの、治療を受けさせることも、安楽死させることもできず、静かに死を待っていた。エゾシカやキタキツネ、カラスなどの有害捕獲対象の鳥獣に対して道は原則、「傷病鳥獣」としておらず、けがをしていても保護の対象となっていない。【本間浩昭】  事故が起きたのは、週末の10月8日午前6時半ごろ。根室市穂香(ほにおい)の国道44号で1頭のエゾシカが車にはねられた。事故を起こしたドライバーは根室署に事故届を出さずに走り去ったが、国道を管理する釧路開発建設部根室道路事務所の維持工事受託業者が向かうと、道路中央付近にうずくまっていた。  業者は、回収用トラックのハザードランプを点滅させ、事故の連鎖が起きぬよう、負傷したシカを道路わきに寄せて固定。注意を呼びかける矢板(方向指示板)と三角コーンを設置し、体にシートをかけた。息ができるように頭部だけ覆わなかった。国道を見下ろす荒れ地で雌と子ジカの計14頭の群れが心配そうに見守る。シカ類は雌と子で群れをつくる。負傷したシカの血縁集団に違いない。彼らもまた傷ついた家族を救うことができず、見守ることしかできなかった。  偶然、通りかかった記者に対し、業者は「死んでいれば回収して処分場に持ち込むのですが、生きている場合、管轄が(根室)振興局になるので、回収できない」と打ち明けた。路面に広がる大量の血。即死を免れたものの、足の骨折と内臓破裂で、とても動けそうもない。つぶらな目は、「痛い。誰か助けて」と訴えているかのようだった。  記者は携帯電話で知り合いの獣医に善後策を照会した。獣医は「話を聞く限り、肝臓や腎臓もやられているようだから(治療は)非常に難しいと思う」との所見だった。「でも、それより難しいのは治療後の管理」だと指摘する。野生復帰までの飼育施設や給餌、排せつ、リハビリなどの手間を考えると途方もない時間や労力が必要となる。「以前は(近隣の)中標津町に傷ついた野生動物を収容する道東野生動物保護センターがあったけれど、そこの獣医が亡くなって受け入れが難しくなった」と。  週が明けて取材した釧路開発建設部根室道路事務所の担当者は「生きたまま処分するわけにもいかないので、交通に支障のないように路肩に寄せて様子を見るしかない。かわいそうだが……」と語り、生きている場合の対応に苦慮している様子だった。  根室振興局環境生活課は「どこからも連絡は来ていません」という。ロードキル(野生動物との衝突事故)は、朝と夕の薄暮時の発生が多いが、皮肉にも閉庁後や休日はダイヤルインがつながらなくなる。傷ついたエゾシカは翌9日午後に力尽き、死骸は約31時間後に処分場に運ばれた。  この件は国道で発生した事故だったが、市道などで発生したらどうなるのだろう。根室市の担当者は「瀕死(ひんし)の状態にあれば、やむを得ず『電気止め刺し』という道具を使って電気ショックを与え、安楽死させてあげます。残念ながら、今回の事故で連絡はありませんでしたが」と語る。  傷病鳥獣の対象となっていない野生動物であっても、死に至る苦しみを最小限にできないものなのか。「動物福祉」の観点からの議論が求められている。     ◇  エゾシカは道内の在住者にとって「身近」な存在だ。人間にとっても、エゾシカにとっても、危険な状況が増えている。

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