2016年9月4日日曜日

譲渡を断った方(例)

前回の記事で、希望者からの電話の際や、その後にお伝えすることなどを書きました

実際今回の4頭の子犬に希望いただいた方は、3倍でした

なので4名以外の方はお断りしたのですが・・


参考までに、断った例をあげておきます


●40代で子供さんがおられる女性ですが、とても子供っぽい話かたで、『ロレツ』が回っていない

わたしの推測ですが、『向精神薬』の副作用のために、ロレツが回らなくなってるな・・・

(犬猫の活動をやっていると、結構こういう方に出会います
たぶん・・犬猫に精神依存している感じ
薬の副作用はとても怖いんだけど、もう、たぶん薬なしでは難しい段階な感じの方、、)

わたしは、こういう方は、犬や猫を飼うまえに、まずは自分の心身の状態と向き合ってご自身が健康になって欲しいと思っています

きびしく言うと、『逃げ』のために、動物を利用して欲しくない ということ


そして、質問に対しても、なかに、一度言って理解できないことがあるような感じで、関係ない返事が返ってくる

電話を始めて早い段階で、『この人は無理だな』とわかります

相手の方から

「買ってまでとは思わないけど、もらえるのだったらと思って」という言葉も出てくる

この言葉で、「ああ、この人は犬をものだと思ってるな」って、わかります


本当はもう、『譲渡はしない』と決めているのですが、簡単に断るだけだと、この人が、また別の人に里親希望の連絡を入れるかもしれない

その時に、募集をかけている人が、全くの素人で、安易に譲渡することがあっては、そのわんちゃんが不幸になると思うので、


早めに、下記のような質問をします

「家族として、最期まで責任を持って飼うお気持ちはありますか?」

答)え? 家族として、、ですか?

「はい 自分や自分の子供と同じイノチだと思って、最期まで愛し責任を持って飼う覚悟はありますか?」

答)う~~ん覚悟ですか・・・
友達みたいな感じで、、家族とまでは思えないですね、、だと、だめですよね?

「はい だめですね」


と、これくらい はっきりと言っておいた方が、この人の今後のためにもいいと、わたしは思っています


●あと多いのが、、高齢の方で、「自分が先に死んでも、あとは誰々(別に住む子供だったり、友だちだったり、お寺さんだったり・・)が飼ってくれます」

ってことを、簡単に、明るく言ってくる人

こういう人も断りますが、きちんと理由を言います

「同じ家に住む子供さんがいるなら、子供さんとも話をさせていただいたうえで譲渡する場合もありますが、基本、普段世話されるのが子供さんでないなら、やはり、犬があなたよりもあとに残ることは絶対に避けなければなりませんので

主に世話する方が、健康な状態でわんちゃんを看取れる可能性の高い年齢のわんちゃんを飼われることをすすめています」



はっきり言うと、だいたいの人が

「そうですね」とは言いますが、しかし、「子犬」を希望してきて、本音でそう思い直す人というのは
ほとんどいないように思います

最初に、
簡単に、「自分が先に死んでも・・」って言う人ですので、、

犬の気持ちを全く考えず、自分優先になっている と、わかりますので。

なので、そういう人はだいたい、「相応の年齢のコを」と言っても、本気で聞く耳は持ちません。

福知山にいた時に、一度電話があった人で

71歳 女性 一人くらし でした

それで、「小型犬の子犬が欲しい」と

わたしは、同じ説明をして断ったのですが言われました

「おたくは年齢で差別するんですか」って、怒って電話きられました

なのにしばらくしてまたかけてきたんです

おんなじ声だから、「あーあの人だ」ってわかるのに、、

今度は

「60歳です」 って・・

こういう、自己中な人もいました


●あと、今回の子犬希望で断った方に多かったのが

60代や70代の夫婦で、、、

わたしが同じことを言うと、やはり

「自分らがからだが悪くなって世話できんようになっても、別ですんどる息子がみよるやろ」と

簡単に言います

息子さんに聞いて電話してきてないのに、、その時点でもう、こちらは信用できません

『譲渡しない』と決めていますが、この人らも、また別の人に簡単に子犬や若い犬の里親希望をしないように

「うちは、その息子さんとも会って、話させてもらいますよ」

と言うと、、

「まあ、、絶対世話すると思うでえ」と、捨て台詞っぽく言ってあきらめる感じ、、


それから

●おっちゃん二人でいきなりたばこ吸いながら来て、、

(顔つきや態度が、いい感じは当然しない感じ)

「犬見にきたんや おるんやろ?」

わたし
「あー 今はだんなが福知山でみとるんですよ
最初はここでわたしがみとったんですけど」

おっちゃん
「みしてもらおおもたんやけどな どんな犬や?」

(『態度悪』、、あいさつとかないし、、常識ないな・・)

わたしは60後半から70代のおっちゃんらに、また同じことを言います

おっちゃん 態度悪く、、

「まあ そうなったらあとは息子がみよるやろ」

って、かえりながら、背中向けながら言う・・捨て台詞みたいに、、


(はあ・・・こんなんばっかりや、、、と)

この人らのことは、電話で夫に言うと
「それ、猟師やろ  話きいとったらわかったわ  猟師はめちゃくちゃするからな(犬に対して多くの猟師が) 気つけろや」

わたし
「あーー そういえばそんな風貌やったわ、、鹿いのしし殺す猟師やな、、」


●あと、、やりとりを始めて、、少し、うん?と感じたところで(この人は、そこまで真剣じゃないなと)

早めに

「譲渡の際は、誓約書も交わしますし、犬を見にきてもらって渡すことはしません

必ずおうちまで伺い、ゲージを準備して、その部屋をみせてもらいます

家まで来られるのがいやだと思う方には、譲渡はしていません」

言うと、

「だったらいいです」という人も、二人いました


こういう人はやはり、「社交性(社会性)があまりない」(家のなかをみられたくない)とか

あるいは、可能性として頭におかないといけないのは、

『転売目的』 もっとひどい場合は、『虐待目的』 『虐殺目的』ということもあります

やはり、後々も、「近くを通ったから、わんちゃんの顔見によってもいいですか?」

「はい どうぞ」みたいな関係でいられる人がいいです


●あと、この町のお寺さんで、まだ若い世代の、子供がいるご夫妻ですが、、

いきなり来られて、(いきなり来られるのは、店の名前を書いていたからと思うのですが)

「犬を見たい」と

夫が福知山でみているので、夫の仕事が終わったら、連れていきます

と、、

きちんと話をするご主人でしたが、ひとつ思ったのが、ご主人だけが車から降りてきて、奥さんは車に乗ってスマホしてた


ここでわたしは、、(奥さんの態度が、本気と思えんな・・)と


で、ご主人に、大切なことを説明して、車で帰られる時に、助手席のおくさんに(窓はあけてくれてた)
「ご主人に注意事項言いましたが、子供さんが小さいので、ゲージを、子供さんだけで開け閉めしないようにしてください  窓や玄関からの脱走には、とにかく気をつけて、迷子にしないようにお願いします」と

その時のおくさんは、いい感じの表情でした

そして犬を見てもらいに夫が連れて行って、翌日返事があるということに。

その時夫にご主人が言ったそうです
「そこまで真剣に(「イノチの責任」の意味を)考えていませんでした」と


翌日ご主人(お坊さん)から電話で

「すみません やはり子供が小さくまだ手がかかるので、今回は無理ということに。
もう少しこどもが大きくなってからまた考えます。
またご指導お願いします」



さいごの言葉は、「お坊さんという感じの言葉かな?」と思いました


わかっていただいて、よかったと思います


こういった方々には、わたしは必ず言っています


「わたしはこれまで、「神戸市動物管理センター」「京都府動物愛護センター」「警察」から、最終、殺処分になる犬や猫を引き取ってきました

いろんな飼い主がいます

子犬子猫の時だけ可愛がって、飽きたらポイとか、年とって病気になったり毛がはげてきたら、保健所に連れて行って『もういらん 殺してくれ』とか、引っ越しでポイ、飼ってた親が死んだら息子が保健所連れて行くとか、、、

そういうったコをたくさん見てきています

なので、絶対に、不幸になることを避けなければなりません

最期まで必ず責任を持って家族同様愛してくださる方、万一いなくなったら、警察・保健所・自治体の動物管理(愛護)センターにすぐに連絡しないと殺処分になります」

など、

断る人にも、一番大事なことを、必ず言います。

なぜ、断る人にもそういうことを言うか?

こういうことをしっかり言うことが、

不幸な犬猫の存在をつくってしまうことの『抑止力』」になるからです


先ほども書きましたが、

わたしが断ったような人が、安易に他の人に里親希望をしにくいように。

もしも他の人に希望をするなら、相当考え直して、思い直して、自分の年齢に合ったコを希望するとか、、

心から、保護している側の立場になって言葉を出すとか、、、


そういうことが必要であると思っているから です

(例に出てきた人などは、なかなか考え方が変わらないとは思っていますが)


これまであまりこういう内容のことを書きませんでしたが、

実際、活動を深くやればやるほど、いろんなことが見えてきます

当会の場合は、金儲けではやっていないので、

よけいに、人間の、純粋でない、、というか、、

イノチとして、どれだけ真剣に考えているか?

犬や猫によって差別をしていないか?

など、いろんなことが見えてきます


純粋に、犬や猫のイノチを助け、幸せになる努力をされている方の

参考になることもあるかもしれませんので

書かせていただきました


今、ダックス「とろろ」の希望者さんがおられます

とろろのために、これまで3回、うちに通っていただいています

あと4回、ですね、、、

通って、少しずつとろろがその方に心許していって、その後、譲渡予定です

次回、その経過を書きます

















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