2014年2月15日土曜日

「神戸市動物管理センター」2013年11月と12月のデータ

●2013年10月ごろからは、ほぼ毎日「神戸市動物管理センター」に電話をして、センターの保護犬台帳に掲載される犬の状況を聞いたり、いろんな意見を電話で言ってきました
そして、11月29日に、「神戸市動物管理センター」へ、直談判をするためにいきなり出向き、そのまま会議となりました
約5時間半の会議で、たくさんの改善事項を申し出ました

その会議後から、当会は「神戸市動物管理センター」の譲渡団体となりました
11月29日が金曜日でしたので、実質、12月1日から引き取り団体となったということになります

会議後間もなく実現したのは、「神戸市動物管理センター」ホームページの「保護犬台帳」への、「のら犬の子犬」の公示です
飼い主不明でありながら、それまでは全く公示をされないまま殺される子犬が後を絶ちませんでした

「神戸市動物管理センター」2013年11月のデータ

●「神戸市動物管理センター」が、兵庫県内在住の住民に譲渡する一般譲渡

[犬に関して]

ハスキー 1歳
雑種    5歳
雑種    6カ月

[猫に関して]

5カ月 1頭
6カ月 1頭

●団体譲渡

①「公益社団法人 日本動物福祉協会」(本部は東京)  受け入れなし

②NPO法人「ペッツ フォー ライフ ジャパン」(西宮市)
 灘区の六甲山に登る道あたりに、ダンボールに入れ棄てられていた13頭の小型犬のうち6頭を受け入れ
この子たちは「神戸市」の審査に合格したのですが、神戸市が「置いておく場所が無い」という理由により団体譲渡となりました

スピッツ  2歳
ダックス  4歳を3頭
ダックス  3歳
ダックス  1歳
合計 6頭

③神戸ナナプロジェクト(神戸市) 受け入れ無し

④ラブ フォー アニマルズ(神戸市) 受け入れ無し

⑤団体名なし シュナウザー専門引き取りの個人(大阪府) 受け入れなし

⑥神戸市灘区の動物病院 

子猫 2頭を受け入れ


「殺処分」

[犬]
●飼い主持込
ダックス 17歳(飼い主死亡)
ダックス 16歳(飼い主入院)
雑種    2歳(飼い主を噛む)
シーズ  10歳(飼い主行方不明)

●飼い主不明
雑種  2歳(垂水警察より) 神戸市の2次審査で「食事中に犬の皿に突っ込んだ義手を噛んだ」という理由による
この審査に関しては、会議の際もそれまでも、かなりの抗議をしてきました

「センター」に犬が入ってきてから、ろくに愛情も与えずコミュニケーションも取らずにこんな審査の結果で殺処分をすることに、憤りを感じていました

審査をするのは
①獣医師免許を持つ女性職員の湯木氏
②市民からの、飼い犬のしつけ電話相談のために毎週金曜日
にくる「委託業者」のドックトレーナー 中塚圭子氏
③そして、これもまた委託業者である「公益社団法人 日本動物福祉協会CCクロ」代表の北村氏

3人全て女性です


チワワMIX(東灘警察より) 住民の通報により捕獲に行った交番の警察官を噛んだ(血は出ていない)という理由による

野犬の雑種 1歳くらい 3頭(神戸市西区はせたにで、西区衛生監視事務所がしかけた捕獲機につかまった子ら)

[猫]
子猫 24頭


以上「神戸市」の11月のデータの合計↓

●犬
一般譲渡 3頭
団体譲渡 6頭
殺処分   9頭

●猫
一般譲渡 2頭
団体譲渡 2頭
殺処分  24頭


「神戸市動物管理センター 2013年12月のデータ」

●一般譲渡

[犬に関して]

チワワMIX 7歳
ダックス   7歳
トイプードル 5歳
スピッツMIX5歳
マルチーズ  5歳

[猫に関して]

譲渡は無し

●団体譲渡

①「公益社団法人 日本動物福祉協会」 受け入れなし

②「NPO法人 ペッツ フォー ライフ ジャパン」 受け入れなし

③神戸ナナプロジェクト 
柴系雑種 15歳(神戸西警察より) 神戸市の殺処分対象になったため受け入れ

④ラブ フォーアニマルズ
柴系雑種 13歳(神戸西警察より)
雑種     5歳(神戸西警察より)
雑種     6カ月(捕獲機にかかった野犬の子)

3頭全て、「神戸市」の殺処分対象になったため受け入れ

⑤シュナウザー専門の引き取り団体  受け入れ無し

⑥神戸市灘区の動物病院  受け入れなし

⑦全ての生命を尊ぶ会
雑種   2歳(飼い主不明) 名前ジョン
雑種   7歳(飼い主不明) 名前ハナちゃん
雑種   3カ月(捕獲機にかかった野犬の子)2頭

4頭全て、「神戸市」の殺処分対象になったため受け入れ
当会が引き取った4頭は、全て里子に出ました


「殺処分」

[犬のデータ]
●柴犬 15歳(犬が立てないとの理由により飼い主が持込)
●柴犬 10歳(家族を噛むとの理由により飼い主が持込)
●雑種 (捕獲機にかかった野犬、腹部にかなり大きな腫瘍があり衰弱がひどいという理由による)

ほぼ毎日、「神戸市動物管理センター」に電話して、「飼い主持込」「飼い主不明」を把握していたつもりでしたが、「家族を噛む」と持ちこまれた犬に関しては、情報をもらえていませんでした
「神戸市」がすぐに殺処分をしたもよう
他2頭については、「神戸市」に、
「麻酔の注射で殺さなくても、収容室に置いてあげて欲しい
かなり弱っていても、餌と水を置いて、声をかけてあげて、自然死させてほしい」
とお願いしましたが、

「自然死させる方が虐待」と言われ、注射で殺されました

[猫のデータ]
成猫  10頭
子猫   6頭

以上、12月のデータの合計

●犬

一般譲渡  5頭
団体譲渡  8頭
殺処分    3頭

●猫  

譲渡無し
殺処分   16頭


2013年4月~10月までのデータについては以前掲載しました

12月までを見てみると

「神戸市」の審査に落ちて殺処分対象になった「犬」を助けているのは

「神戸ナナプロジェクト」
「ラブフォーアニマルズ」
「全ての生命を尊ぶ会」

といった、個人の団体のみでした

大きな団体がもっとこういった子たちを助けるようにならなければなりません

大きな団体は、そういう、殺処分される動物たちの繊細な心を、感じ取ることができなくなっているのだと、わたしは思います
このデータは、日本の動物愛護団体というものを象徴しているのではないかと思います

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