2017年2月8日水曜日

2017年2月6日より『台湾』犬猫殺処分『廃止』


アジアで、インドに続き、台湾も法律により
『犬猫 殺処分 廃止』に!!

インド・台湾は、ベジタリアン大国ですね

肉を食べない人が多い国は、人間と同じ生きものでる
『動物に対する慈愛の感情を持つ人も多い』のが当たり前なのは
わかりますよね

生きとし生けるもの

そのイノチの重さは平等である


こういうニュースはTVでは報道しない
TVはレベルが低いから

まずは、産経ネットニュースより↓


台湾政府は6日、捨てられた犬や猫などを収容する各地の公立施設で行われてきた犬猫の殺処分を同日から全面的に廃止したと発表した。
台湾政府によると、アジアではインドに次ぐ2番目の導入で、世界的にも例が少ない。
 動物管理を担当する農業委員会(農業省)は「台湾の動物保護の取り組みで、重要な一里塚だ」と強調した。台湾では2015年2月、世論の高まりから2年後の殺処分廃止を明記した動物保護法改正法が成立。準備期間を経て実施に移された。
 現在、台湾全土の施設に収容されている動物は約2万6千匹で、殺処分廃止により収容しきれなくなる懸念もある。
 農業委員会の黄金城副主任委員は
「野良犬を生み出さないよう、源から効果的な管理ができなければ収容数は減らない」と述べ、飼い主の責任明確化や生命を尊ぶ学校教育、動物の避妊措置などを今後も一層徹底していく考えを示した。
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とあります

この赤字の部分の結果を出すために、国・政治家・行政公務員がやるべき仕事をやらなければならない ということ。
そして、『ペットショップ・ブリーダー』による『生体販売の廃止』も、本来は当たり前にやるべきことです。

『犬や猫はものではない』のだから。
それをしない理由が

『政治家と業者の癒着』=『行政公務員と業者の癒着』

京都府『中丹西保健所』下村次長がわたしに言った言葉

「あちらはご商売でやっておられるので」


次に、台湾でその法律が決まってから起こった事件

下の記事を読めば、日本と台湾の違いもみえてくる

自殺した彼女のような行政公務員は日本にはいない。

しかも日本では、殺処分の際に、『わずかの慈悲の気持ちなど持たない』公務員がほとんどだから
散歩させたりおいしいものをあげたり話しかけたりなんてしない

行政公務員は、犬猫の世話のために過密労働なんてさせられていない

市や県は、委託業者に清掃や、自治体によっては犬猫の世話まで任せている
『予算』の名のもとに。

全く違うんですよね
アジアのなかでも日本は、『意識レベル』において、かなり遅れているんです

日本では、『政府の責任』だけになんて、できるわけがない

行政公務員、一人ひとりの責任は、一番に重い。

日本で、こういう理由で自殺する行政公務員はいませんよ

ここまで苦しみを背負う気持ちになる公務員はいない
ってことです。

なぜって?

『責任感がなく』

『自分に一番甘い』から。

行政公務員一人ひとりが、『自分への責任の重さ』を一番に
一分一秒仕事をしたならば、、

自然と、社会の一人ひとりも『自分への責任の重さ』を感じるようになります

『公務員』とは、本来社会の手本にならねばならない立場なんです

それが全くできていない
というか、

手本にしてはいけない人間だらけ

なんですよね

特に『動物愛護』に関する職についている『行政公務員たち』は一分一秒
犬猫の命にかかわっているわけです
現在飼い主に飼われている犬猫たちまで含めて。

ただ、台湾のこの彼女の↓の言葉

引き取り手がなく、老いていたり、里親が見つかりにくい動物たちが、過密状態の施設で病気にかかる危険にさらされるより、安楽死の方が良い選択肢だと考えていた。

この考えは、『間違い』なんですよ

始めて殺処分に立ち会った時に夜中じゅう泣いたのに、慣れていくんですよ

『殺すこと』に・・・『麻痺(まひ)』していくんですね・・・
逆に言うと、『麻痺する人でないと、務まらない』ような・・・

そういう、『人の心を持つ人は、務まらない仕事』なんですね・・

だから、

引き取り手がなく、老いていたり、里親が見つかりにくい動物たちが、過密状態の施設で病気にかかる危険にさらされるより、安楽死の方が良い選択肢だと考えていた。

これが『間違い』なんです

たとえ過密労働であろうと、、

『現場』をやりながら同時進行で『頭を働かせなければならない』んです


『過密状態の施設で病気にかかる危険

を減らすためのこと』
を、同時に考え行い続けていかなければ
ならなかった

ここが違っていた

と、わたしは、思いますよ

それをしていたなら、

市民国民は、彼女をそこまで非難することはなかったろう

と・・

ただね、、

カネ(給与)を得て殺す立場の仕事

なんです

こういう人には
なかなかそういう頭が無い

残念ですが・・・・

で、自分が人々から非難を浴びて
始めて

少し、、気づいたんでしょうね・・

自分の行ってきたことが、どういうことであったのか?


そうして、彼女のとる行動が

『生きて犬猫の命を守ること』

であればよかったのだけれど

そうではない行動を選んだ

それを今度はまた

自分では何もしない無責任な国民が

今度は『政府のみ』を非難する

このあたりは、、日本人と似ている気がする

わたしはね

思いますよ

『金欲』や『物欲』のあるあいだは

そういう人には

『本物の正しさ』は見えて来ない

そういう『欲深い人間』には

『絶対に気付くことはできない』と

そういう『欲』なんてものが

『なんて汚れた感情だったのか?』

『そんな汚れた感情に、いつまで自分はとらわれていたのか?』

となって初めて・・・

『本当に大切なもの』『本当に大切なこと』

に気付けるのだ


と。



ネットニュースより↓


動物保護施設の獣医、安楽死の薬を自分に注射 台湾

  • 2017年02月7日

簡さんと飼い犬のエッグヨーク
Image caption簡さんと飼い犬のエッグヨーク

台湾では今月、
保護施設に収容された犬や猫の殺処分を廃止する新法が施行された。
今から1年近く前、殺される動物たちが見るに忍びないと、施設で働いていた女性獣医が自殺し、台湾に衝撃が広がっていた。BBCのシンディー・スイ記者が取材した。
動物が大好きだった獣医の簡稚澄さんは、動物保護施設で働いていた。別の仕事、別のタイミングだったら、もしかすると避けられた悲劇だったのかもしれない。
台北に近い桃園市の施設で捨て犬の保護活動に関わっていた簡稚澄さんの同僚、ウィニー・ライさんは簡さんについて、「しょっちゅう残業していて、めったにお昼休みをとらなかったし、いつも犬を気にかけて、犬のために休日を犠牲にしていました」と語った。

保護施設で

最難関の台湾大学を卒業し、公務員試験をトップの成績で合格した簡さんは、中央官庁のデスクワークに就くこともできたが、たくさんの捨て犬の世話をすることを選んだ。
保護施設のロビーには、訪れる人に犬の里親になってもらおうと簡さんが描いた犬の絵が飾られていた。しかし、犬の多くは安楽死させられる運命にあった。
2016年5月5日、簡さんは自らの命を絶った
動物たちを安楽死させる同じ薬品を使って
迷い犬がどんな目に遭うか、台湾の人々に理解してもらいたいという書き残して。

簡さんが働いていた保護施設には里親になった人々の写真などが掲げられている
Image caption簡さんが働いていた保護施設には里親になった人々の写真などが掲げられている

彼女の死が報じられると、台湾には怒りと当惑が溢れた。若い女性の命がなぜこのような形で終わってしまったのか、悲劇を大勢が理解しようとした。
一方で、捨て犬や捨て猫の現場で奮闘する職員が、なぜこれほどのプレッシャーを感じなくてはならないのか問う声もあった。
簡さんは地元CITテレビからインタビューを受けた際、初めて殺処分に立ち会った時のことを語っていた。
家に帰って一晩泣き明かしました
しかし、メディアに出たことがきっかけで、簡さんに対する個人攻撃が始まった。
簡さんが2年間で700匹を殺処分したと報じられると、一部の人は簡さんを「美しき虐殺者」と呼んだ。
保護施設の職員は、できる限り殺処分などしたくない。しかし簡さんたちは、引き取り手がなく、老いていたり、里親が見つかりにくい動物たちが、過密状態の施設で病気にかかる危険にさらされるより、安楽死の方が良い選択肢だと考えていた。

簡さんの仕事への熱意を語る同僚のウィニー・ライさん
Image caption簡さんの仕事への熱意を語る同僚のウィニー・ライさん

簡さんの同僚、高瑜婕さんはこう話す。「彼女(簡さん)のことを肉屋と呼ぶ人がいました。(中略)私たちは怒鳴りつけられることも多く、地獄に落ちるだろうと言う人もいる。私たちが喜んで殺しているとか、残酷だとか。だけど、犬は今でも捨てられています。犬が狂暴だとか、逆に弱すぎるとか、鳴き声がうるさい、ちゃんと吠えないなど、いろんな理由が付けられて」。
高い殺処分率
台湾は捨て犬の問題で2つの大きな課題を抱えている。捨てられるペットの数と野犬の避妊措置だ。
実際のところ、10年前に比べると状況は改善した。国民の意識が向上し、保護施設の関係者や活動家らが、捨て犬を思いとどまらせ、里親を呼びかけるなどしたからだ。

動物保護施設で

しかし、殺処分される動物の数は依然として多く、保護施設では資金や人手が不足している。業務も重労働で長時間働かなくてはならない。一部の保護施設では収容された動物の半数が殺処分される。
2015年には約1万900匹が処分された。また病気などが理由で約8600匹が死亡した。
簡さんはCTIのインタビューで、殺処分の手順を説明している。
まず散歩に連れて行き、軽く食べさせて話しかけます。それから『慈悲の部屋』に入れます
「台の上に乗せると、とても怖がって、体じゅうが震えているんです。だけど薬を注射すると3秒から5秒で震えが止まる。実際とても悲しいことです」
職員たちには心理カウンセリングが提供されていない。台湾では、このような保護施設だけでなく、心の面での支援があるのはほぼ皆無だ。

捨て犬

桃園の保護施設は国内でも最も安楽死率させる率が低く、里親が見つかる比率は最も高かった。
しかし、簡さんの遺書の内容から、犬の境遇に対する心痛が自殺のきっかけだった様子がうかがえる。同僚たちの話もそれを裏付けている。どんな自殺の背景にも多くの複雑な要因が絡んでいるものだというのが、専門家の意見だが。
前出のライさんは、「(簡さんは)とても自分に厳しかった。動物のことをとても気に掛けていたし、仕事のプレッシャーが強かった」と語った。
簡さんの遺書にはこう書かれている。
「私の死によって、捨てられた動物にも命があるということを皆さんに分かってもらえればうれしいです。
(問題の)原因に対処する重要性を政府に理解してもらいたいです。命を大切にして」。

「命を大切にして」という言葉を残して、若い女性が命を絶った。その事態はあまりに皮肉で、大勢がその意味を受け止めた。誰のせいだと責める責任者探しもすぐに始まった。
台湾の新聞各紙は、政府が簡さんを「殺した」と非難。多くの新聞は、政府が捨て犬や避妊に効果的な策を打ってこなかったと指摘した。

台湾では近年、捨て犬の里親になる人が増えている
Image caption台湾では近年、捨て犬の里親になる人が増えている

簡さんは仕事のプレッシャーに耐えられなかっただけだと、「高級官僚ら」が国民に思い込ませようとしている――そう非難する新聞もあった。
施設の職員を批判するのはたやすいが、社会全体が責任を感じるべきだとコメントする識者もいた。
多くの人は、動物の不妊と去勢に関する現行法制がきちんと執行されていないことが、問題の根源にあると考えている。
台湾行政院(政府に相当)の農業委員会で動物保護を担当する江文全さんは、犬の不妊・去勢処置を義務付ける法律は最近施行されたばかりで、すぐに罰金を科すことはできないと説明した。
職員は毎年、6万匹の犬の飼い主を訪問し、新たな法律の順守を促しているが、不妊・去勢処置をうけた犬は、台湾全体の170万匹のうち3割に留まっている。
「あまりに人手が足りない。動物保護スタッフは台湾全体でわずか140人しかいない」と江さんは話す。「仕組みそのものの問題だ。安楽死を止めて保護施設や職員の陣容を拡大するだけでは、問題は解決しない」。
台湾では、不妊・去勢処置が犬の性格を変えてしまうと反発する人もいる。また、子どもを産ませて友人にあげたり、売ろうと考える人もいる。
短期的な措置
簡さんは自殺する前、犬猫の殺処分を禁止する新しい法律が間もなく施行されると、承知していた。
今月4日に施行された新法によって、捨て犬や猫の殺処分は廃止された。予算は4割増加。検査官が増員され、保護施設にペットを持ち込む人からは125ドル(約1万4000円)が徴収される。

里親や不妊・去勢処置のほか、マイクロチップ埋め込みが奨励されている(写真は台湾の動物保護施設)
Image caption里親や不妊・去勢処置のほか、マイクロチップ埋め込みが奨励されている(写真は台湾の動物保護施設)

当局者らは新法と簡さんの死とは関係がないとしている。簡さんが置かれていた状況と彼女の自殺は、単に人間的な悲劇だと。
台湾政府は、保護施設の予算増と人員増強のほか、心理カウンセリングを提供すると約束している。しかし、多くの人はそれが目先の対応にしかならなないとみている。
活動家らは政府に対し、ブリーダーの取り締まり強化、不妊・去勢処置を提供するNGO(非政府組織)への資金援助、迷い犬を保護する団体への支援を求めている。
簡さんの死が改革を後押したわけではないかもしれない。しかし同じように動物保護に携わる簡さんの夫や同僚たちは、簡さんの死に衝撃を受け、嘆き悲しみ、そして動物を愛する彼女の気持ちを忘れることはないだろう。

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