2014年4月14日月曜日

「4.13里親譲渡会」の報告/「極小チワワ」&「未来」の診察/ご支援のお礼

昨日の譲渡会の写真です(ムーニーママ撮影)↓








 昨日の明石公園は花見客がたくさんでした

●決まった子

一般参加の雑種犬(あるセンターで殺処分されるので、引き出された子)

●当会の子

ビーグル ミキ(兵庫県動物愛護センター三木支所が殺処分するので引き出した子)

●あずかりさまへ

当会の「極小チワワ」があずかりさま宅へ行きました
あずかりさまは兵庫県のIさまです
Iさまは一般参加された方で、雑種犬が決まったので、当会のチワワ(神戸市動物管理センターより引き出し)をあずかってくださいました

助かります

この子のお腹が大きかったので、譲渡会前日の4月12日に病院へ行ってきました
(妊娠だと譲渡会には参加させず、当会で産ませて(おそらく帝王切開)子育て終了後に親チワワも子チワワも里親募集しようと思っていたので)

お腹に大きな腫れもののあるダックス「未来」も一緒に診てもらいました
神戸の病院に行こうかと思っていたのですが、未来は車に揺られるだけでも普段より呼吸が荒くなるので、地元のかかりつけ医にしました

●かかりつけ医との話

①極小チワワ

「ただの食べ過ぎだったらいいんですけど・・」

医「そんなわけないやろ」

「でもすごいんですよ
ドライフード一気食いするんですよ」

医「まあ、みてみよか」

→超音波診断(わたしもチワワの前足をおさえながら)

医「赤ちゃんはおらんなあ
初期なら写らんけどな・・」

「どれくらいになったら超音波で映るんですか?」

医「1カ月やな・・お腹は水もたまってないなあ」

「お腹にガスもたまってないですか?」

医「ないなあ・・
子宮にちょっとだけ水がたまっとるな」

「ちょっとですか
じゃあそれが原因でこんな大きなお腹になることはないですよね?」

医「そうやなあ・・食い過ぎかもな」

「子宮の水は、避妊手術で子宮ごととっちゃえば問題ないですよね?」

医「おそらくな
今すぐどうこうってことはないやろ」

ということで、昨日の譲渡会に来た方にも、話をしました

「病院によって麻酔の種類が違います
麻酔は100%安全とは言い切れませんが、注射の麻酔よりも、調節しながらできるガス麻酔のほうが安全です
いまだに注射の麻酔を使う病院もあります
猫や小さい犬などで、麻酔で死ぬ場合もあります
手術の場合は病院に「麻酔がガス」かどうか、聞いたほうがいいです」

などと説明しました

昨日の希望者の方は、家族で一人の方が譲渡会に来れなかったので、またの機会にということになりましたので、兵庫県のIさまにあずかっていただきました

②「チワワ」に続いて「未来」も診てもらいました

医「うわあ・・よくこんなになるまで飼い主ほうっとったなあ・・
お金が無かったんか?」

「さあ・・飼い主死んだんですよ
で、家族が飼えないからって役所に持ち込んだんです」

医「そうかあ
年寄りがこうとったんやな・・」

→超音波

「神戸市動物管理センターが病院を受診した時に、中身は水って言われたらしいんです
この前、パンパンに張って皮の薄くなったところから、水がちょっと出てきました」

医「そうか・・はり差して抜いてみよか?」

「え?抜くんですか?
痛くないんですか?」

医「痛ない・・大丈夫や」

→極太の注射器で、何度も何度も抜いていきます

「全部抜くんですか?」

医「どうする?」

「3年前に・・落ちてケガしたのか・・後ろ足が立たなくて腹水がたまった子猫を警察から保護して病院に連れていって腹水全部抜かれて、その直後からひきつけ起こして5時間苦しんで死んだんですよ」

医「そりゃあるかもしれんな・・」

「だから全部抜くの怖いんですよ」

医「これはお腹の中やなくて外やからな・・大丈夫と思うで
外から触ってコリコリしたのがわかるやろ?
これが腫瘍かなんかで、おそらくそれが原因でお腹のどっかから水がもれとんや
ちゃんとなおそ思たら切ってもれとる蛇口をふさがなあかんやろな」

「でもこの心臓だから麻酔が持たないでしょ?」

医「可能性あるな」

「抜くの半分にしてもらえますか?
全部抜いて反動でどうにかなるのが怖いんですよ
今呼吸が荒くなってきたし・・」

医「それは横向きに寝とるからや
どうする?俺は全部抜きたいんやけどな」

「いやあ怖いです
半分にして、抜いたあとどうなるか・・また水がたまってくるならどれくらいの期間でどうなるかようす見たいんで・・」

医「そうか・・じゃあそうしよか・・」

と、その会話中もかかりつけ医はどんどん手早く抜いていたので結局3分の2は抜きました

医「800(CC)摂れたな」

「800ですか!じゃあとまだ4~500ありますね・・
希望聞いてもらってありがとうございます」

と・・「チワワ」と「未来」の診察が終わりました

未来が抜かれた水は古い血が混じっていたので赤黒い色でした

わたしなんかは自分が抜かれたみたいに、終わったあと精神的にゲッソリ・・疲れたのですが、、

家に帰って、「未来」はいつもと変わりませんでした

パンパンに張っていたものが少ししぼんだ分、皮のたるみが下方向にできました

前より少しは歩きやすそうです
↓「未来」(左)と飼い犬「銀次郎」
今は猫とうまくやっていける小型犬は、この部屋にいます
夜はわたしと一緒に寝てます


↓水を抜いたあとの腫れもの(写真奥は「ピーチ」)
未来からすると、だいぶ身軽になったでしょう
牛乳パック1本近くの容量が減ったので・・

↓抜く前のお腹




●譲渡会終了後に、ビーグル「ミキ」をお届けに・・

奥様が昔実家で雑種犬を外で飼われていたそうですが、他に経験がないといことでしたので、お届け時に、よく説明をさせていただきました

ミキは、前回トライアルに行ったおうち(先住犬と相性悪く実らず)では室内飼いだったので鳴かなかったようですが、うちでは朝5時半くらいに鳴きます
ごはんの催促かも?
合間をおかずけたたましく吠えるので近所からの苦情が心配なのでお試しから始めていただきました

お試しのあいだは犬小屋が無いので(正式譲渡になれば購入くださいます)夜は玄関土間に、昼間は外に繋いでいただきます

まだ若くこどもでやんちゃなので、玄関のくつやマットはのけていただいて(噛んでしまうので)玄関ドア内側のノブに鉄のチェーンで繋いでいただきました

ミキはひものリードで繋いでおくと噛み切りますので、外から玄関を開けたとたんに脱走→交通事故が怖いですので・・

土間から床にあがって悪さをするといけないので、チェーンの長さは1.5メートルくらい・・ミキは10㌔くらいなので、太すぎるチェーンは負担になるので、中くらいのチェーンを選んでいただきました

首輪に油性ペンで電話番号を書いていただき、いつものような説明と・・
あと、ミキの場合は他の犬に唸るので、散歩中に他の犬に近づけないようにお願いしました

譲渡の際にはみなさんにお伝えしていますが、小型犬など、他の犬を噛むかもしれないので、散歩時の注意と、動物病院の待合室でも、リードを短く持って気をつけてください・・と

夜に電話でようすを聞いたところ、夜7時くらいに鳴きだしたのでごはんをあげてそのあと玄関土間に入れたら、今は「いびきをかいて寝ています」と(笑)

ミキは警戒心が強く人慣れに時間がかかる子です

明石公園でお試し散歩をしていただいた際も、シッポがなかに入ってこわごわ散歩して、それ以外は植木の根元でじっとくるまっていました

それがお届けの時、車から降ろすと・・
さっさとAさん宅の階段をわたしを引っ張って上がって、庭をうろうろ探検・・
しっぽの先は上を向いて、跳ねるようにうれしそうに歩いて・・

「へえ・・」と・・

わたしがお母さんに説明をしている時、娘さんが広い庭を散歩させてくれていました

庭のフェンスが低く、ミキなら間違いなく飛び越えると思ったので、「絶対に庭で放さないでください」とお願いしました

チェーンの長さが短いので、外につなぐ際には、付けたして長くする方法を説明しました↓(うちでの写真)
ホームセンター「チェーン切り売りコーナー」に売っているチェーンとフック


フックは1個よりも2個付けたほうが万全です
何かの拍子に外れる場合がありますので・・
昨日夜の電話で
「3メートルのチェーンとフックを買ってきて木に繋いでいます」と・・

「ここ数年オゾン層破壊で春でも日差しがきついので、この季節でも、天気のいい日には犬が熱中症になることがあるので、木陰になる場所に繋いであげるか、なければそういう日や雨の日は昼間も玄関のなかに繋いでください」
とお願いしました

またようすを聞いてみます
(写真を撮るのを忘れていました(>_<))


他の子は決まりませんでした

譲渡会写真の中の茶色い雑種は、昨日ある方に協力していただき訳有りレスキューをした子です

この子は、うちに連れて帰って、「シュン」を繋いでいた場所に繋いでいます

譲渡会スタッフのみなさん、昨日バザーのテーブルを手伝ってくださった猫の里親のKさん、譲渡会のちらしをいろんなところに貼ってくださった方々、ありがとうございました

「ミキ」の里親さんは、あるスーパーでの張り紙を見て来てくださいました
ペットショップで買おうか、、どちらにしようか?と思っていたそうです

こういう方には、ブリーダーやペットショップの裏側・真実をしっかりと話します

みなさん「えーー??」と、驚かれます

わたし「ああいうのは商売ですからね
そりゃ店員は愛想はいいし、見えるとこだけはきれいにしてますからね」

と、見えないところにいる子たちがされていることなど、いろいろ話します

『生体販売廃止!へ』


☆ご支援のお礼

昨日の譲渡会でいただいたご支援です

●募金箱とバザー売上 2620円
バザーの雑貨を作ってくださったYさま、無添加ジャーキーを作ってくださったムーニーママ、バザー・募金に協力くださったみなさま、テーブルに着いてくださったKさま、ありがとうございました

●Kさまより1万円
●Tさまより5千円
Kさま、Tさま、直接お礼が言えず、すみませんでした
ありがとうございます
●バザーのテーブルを手伝ってくださったKさまより3千円
●昨日、保護犬を連れて参加され、チワワをあずかってくださったIさまより5千円
●3月の譲渡会でラブ子→フクちゃんを決めてくださったWさまより1万円

新聞紙をくださったみなさま、中古タオル類をくださったムーニーママ、ありがとうございました

↓ムーニーママよりいただいた物品





●わんこを連れて遊びに来てくださった里親さま

稲美町多頭飼育の子犬を、ご近所に住むご兄弟で里子に迎えてくださいました

↓さくらちゃん(右)とハルくん(左)



↓先月の譲渡会で右側のラブラドールを里子に迎えてくださったWさま宅のタロくん(左)とフクちゃん(仮名ラブ子)


フクちゃんは、神戸市動物管理センターが殺処分対象にしたので引き取った子です
後ろ足の爪が巻いて肉球にささっていたのですが、病院受診いただき、爪切り&化膿どめを5日間飲ませてくださって完治(*^_^*)

涙やけもずいぶんきれいになって、愛情いっぱいもらって、顔が全然ちがっていました
めちゃめちゃ可愛く、大人しい感じなっていました

娘さんが2頭を連れて早朝から1時間の散歩・・夕方帰ってからも散歩・・と、2頭の暮らしは充実しているようで、フクちゃんの大満足が伝わってきました

センターではずっとよく吠えていたようだし、うちにいた数日間も「相手してくれ」と要求吠えと飛びつきでした

人や犬に対する攻撃性やひっぱりはありませんでした

フクちゃん、、たった1カ月でこんなに可愛くなって、からだも締まって、よだれも出にくくなってました
口元も締まるとよだれも出にくくなるそうです
これからまだまだ変わっていくと思います(*^_^*)

↓お父さんお手製のフクちゃんのリード
かなり丈夫だそうで、作るのにそんなに時間がかからないそうです
作ってもらってるあいだも散歩中も、、フクちゃん、愛情たっぷりもらって・・幸せですね(^-^)


Wさま、2頭を幸せにしていただき、もう一頭老犬の子も預かられて、だんだん元気になってきたということで、優しいご一家です

娘さんを含め、やはりみなさんの表情がとっても素敵です(*^_^*)
たくさんのご支援もいただきまして、本当に、ありがとうございます

写真左のタロくんは、2012年の春に神戸西警察から引き取った子です
タロくんと、その頃の懐かしい子たちの写真(今いる子も)が出てきます
昨年末に譲渡した「トラくん」の、保護当時の写真や、その後里子に出た子、、
うちで最期を看取った子たちなど・・

↓白の中型雑種犬が「タロくん」です(*^_^*)
※↓これらのページに記載されている電話番号は、福知山へ移転前のものです
現在の電話番号は0773330023ですのでご注意くださいね
http://minna-issho.blogspot.jp/2012/05/blog-post_21.html
http://minna-issho.blogspot.jp/2012/05/blog-post_25.html

☆次回の明石公園「犬猫の里親譲渡会」は、5月5日(祝)です

時間と場所は今回と同じ

明石公園 東芝生広場
12時~14時
雨天中止

待ってま~~す(^-^)

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