2011年11月1日火曜日

成猫の翔が旅立ちました

10月30日の明け方に翔が旅立ちました


ここ1週間、引越しでバタバタして時間の余裕がありませんでした

そのさなかに翔がやすらかに旅立ちました


今年4月に神戸西警察から保護しました

ゴールデンウィークにごはんを食べなくなり血液検査とステロイドの注射をしました

医師によると何らかの原因により免疫力がなくなっているとのこと

注射の効き目は約3週間・・・悪くなるたびに注射をくりかえしてもたせるしかないと・・・


なんとか生きて欲しいと思いましたが3ヶ月後の8月にまた同じ状態に・・・

またステロイドを打ちました


そして次は10月に・・・

かぜをきっかけにまた同じ状態になりました


5月からかなり細くなったままなんとか生きているという感じでした

翔はたぶん病気が発覚して飼い主に捨てられてのだと思います

めちゃめちゃなつっこくおとなしく抱っこされるといつまでも降りたくないという感じで

べったりと甘えてくる子でしたので自分から家を出ることはないと思います


わたしの考えは

子猫はすぐに命にかかわる病気になるので点滴や治療が絶対に必要だと思いますが

成猫や成犬で治療をしてもいずれ遠くない将来に亡くなると思われる場合は

できれば自然にしてあげたいと思っています


きついステロイドをずっと使い続けることは

もしかしたら最期の瞬間にすごく苦しむのではないか・・・と


ですので今回は自然に任せることにしました


最期の2週間くらいに少しずつ弱っていきました

毎日は出来なかったけど一緒に寝たり
お水で口を湿らせてあげたり

いそがしくて翔ばかりを気にしてはあげられませんでした


3匹の子猫が順番に危険な状態になって

5日間毎日病院にかよったり・・・


亡くなる2日前に用事をしながらやっと翔をつきっきりでみてあげられるようになりました

前日は他県に住む娘が翔と仲の良かったしんを連れて駆けつけてくれました


翔はどんなに弱っても

ちゃんと見えていたし

聞こえていたし

感じていてくれました


わたしと娘としんが見守るなか

翔は眠るように逝きました


その子だけについていてあげられないのが

多頭保護の辛いところです


こんなにいい子はいませんでした

元気なときは部屋に入ってご飯やトイレの世話をするためにしゃがむと

すぐに「おんぶ!」と背中に飛びついてくる子でした

抱っこしたらほっぺをわたしの顔に力いっぱい何度も擦り付けてくるような子でした





体温が下がっているのでホカロンをくるんだタオルをバッグに敷いて
翔を連れて住んでいた家の片付けに・・・



翔・・・わすれないよ・・・絶対に・・・

こういう時に思います

今まで保護して生かしてあげられることができなかった子猫たち

外で生まれてカラスに襲われたり寒さに凍えたり

母猫にみすてられたり人間に放り出されたりして死んでいく子猫たち

保健所に捨てられて二酸化炭素による苦しい窒息を強いられる犬や猫


みんなみんなおんなじ

わたしが知らない子たちも・・・

どうかどうか天国でしあわせに


そうして次はしあわせな星のもとに生まれてきて欲しいと


井上

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