2013年10月13日日曜日

奈良のえさやりがまたしても猫を不幸に!!

ちょうど1年前に娘が出会った奈良のじいさんが、また餌付をして子猫を産ませていました

当会の黒猫ナナがパルボが原因で亡くなった朝、娘から来たメールです

おはよう

今日、朝スクサポ小学校行こうと歩いてたら、ミックら保護したジジイのガレージに、3、4ケ月の子猫3匹いたわ

三毛2のキジトラ1


あれから一年
ほんま、どうしようもないな

パルボの件もあるから、近づいてない


という内容でした


保護活動を始めて、可哀そうな猫をどんどん助けてきましたが、結局、私らが手助けしても、こういう人たちは何にもわからないんだな、、って思いました

1年前にこのじいさんから、「ミック」「美々」「ニーナ」を保護して、その後母猫がなかなか捕獲機に入らず真冬に捕獲機をかけて凍死したら困るので
春まで待っていました

しかし、母猫はこのじいさんより別の人に餌をもらっているようでなかなか保護できませんでした

で、結局また同じこと、、

このじいさんの家の近くで母猫がまた出産をして、じいさんが子猫欲しさに自分の車の下にドライフードをばらまくものだから、子猫は寄ってくる

でもこのじいさんのことが怖くて、じいさんは猫に触ることさえできない・・

昨年は爺さん夫妻に最低限のお金(保護のための交通費、エイズ白血病検査代、避妊・去勢代)を負担させ、3匹を保護しました

そのうちミックと美々はパルボで亡くなってしまったのですが、、

わたしは思いました

結局、わたしらが苦労して育てても、こういう人らがいる限り、不幸な猫はどんどん増える

話をして、自分で動物病院で捕獲機を借りさせ、自分で病院に運び避妊と去勢をさせ、自分で里親をさがす苦労をさせる、、それしかないんです
アドバイスはしたとしても、、

だけど、TNRしながら餌やりしてる人や、こういうただの餌やりには、いくら話してもそういうことを自分でやる人間はほぼいません

だから結局、こういう人が増やした不幸な猫を助けても、助けなくても、、
不幸な猫をどんどん増やすんです

なので私は、こういう場合は保健所に「飼い方指導」に行ってもらいます

奈良氏保健所のTさん、、この方はとても話しやすい方で、昨年からの流れを伝えています
娘が昨年12月に見つけた、「自宅庭で置き餌をして不幸な子猫をどんどん増やしている人」にも、指導に行ってもらっています

Tさんは、1回限りではなく、定期的に話をしに行ってくださり、わたしから、その結果を聞くという形をとっています

でも、そうしているうちにも、生後半年になればまたどんどん子猫を産む、産ませるわけです

保護活動を始めてから、啓蒙のほうに力を入れる時間と体力がなく、目の前の引き取った子を世話し幸せにすることでほぼ精いっぱいでしたが、これからは啓蒙にもっと力を入れていこうと思い、現在神戸市動物管理センターにも、どんどん質問など、深い内容で聞いています

パルボで12匹の猫を亡くしました

もうこれ以上引き取りを止めて、今いる子で里子に出る子は出して、人慣れしなく出ない子は幸せにしていこうと、思った矢先に猫パルボが発生しました

最初ショックで、どうしてこの時期に、こんなことが起きるのだろうか、、
と思ったんですよ

わたしはブログで人間に対してキツイ事書くから、バチ(罰)があったったのか?と思いました

だけど、途中で、、そうですね
子猫のボテを亡くしたあたりから、、いや違う
この世に起こることは、必ず意味があるのだから、、

って思った時に、気づきました

わたしは、引き取りをやめて、このままこの子たちがみんな幸せになってたら、たぶんもう啓蒙活動もそこそこに、食べ物のこととか、そういうことを中心にブログを書いたり生活して行ったりしたでしょう

この子たちがこのタイミングでパルボでたくさん死んだのは、わたしに気付かせてくれるためだ

目の前に不幸な子を見つけたら、手を差し伸べるのは当たり前のこと、、
だけど、わたしの目標は、動物のこと全体を考えること、

まずは人間に一番身近な存在である犬や猫をいかに守り殺処分を無くすかということだったんじゃないのか?
って思った時に、

今回亡くなった子たちは、わたしに、
「お前、引き取りもやめて、啓蒙もそこそこで終わるつもりなのか?」って
きづかせてくれた気がしました
たぶんそうだと思います

ボテ以降もたくさん亡くなり、そして今、小もまだ心配な状態が続きますが、
大切なことをやりながら生きていこうと思いました

わたしの目標は、「社会を変える」ことだから、、

犬猫の保護は、そのなかでも、とても大切なことだから、これからも自分が現場でやることは少なくなるけどかかわっていくつもりだし、結局猫のえさやりという精神病がまん延しているのも、社会現象であり、人間社会が変わらない限りこの問題は解決することがないのだから、、

わたしもつい最近、近くのコンビニに隣接した公園に野ら猫がいるのを見つけました
一瞬車を向かわせようとしましたが、「あかん、今わたしが近づいたらこの子らパルボで死なせる」と思い、行きませんでした

人間が造り上げた「愛玩動物」という存在の犬と猫

人間が造った人間に一番近い存在の動物

まずは、この犬と猫を救う
人の手で造られた犬と猫を責任感のある人の手で、守り抜くこと、、

それができて始めて、、他の動物の問題にも、もっと目を向ける人が出てくるだろうと思います

犬と猫さえ守れない国が、他の動物や、国民を守ることなど、絶対にできないのですから

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