2011年10月8日土曜日

未避妊・未去勢猫へのえさやりによる尊い命の犠牲

昨日朝3匹の子猫がやってきました。
神戸市西区の自宅駐車場敷地で数時間前に保護し夜間救急で診察
医師によると生後1日とのこと

保護主は獣医の指導のもと保温しミルクをあげたが
もともと「猫が大の苦手で子どもが喘息で仕事も持っている」

ということで当会でみることに・・・

昨日朝10時くらいに来たがそのうち1匹は息を引き取る直前か直後という感じ
3匹ともかなり冷たい・・・

まず呼吸をしていない子を両手の平でやさしくあたため
なんとか蘇生しないか試みるが完全に息を引き取った感じになり3分ほどで断念

次に弱っていそうな子を同じように暖めミルクを極小サイズのスポイドであげると少しだが飲む
ホカロンを包んだタオルを敷いたダンボール箱の中に寝かせて
残りの子も同じように・・・

2時間たってもう一度ミルクをあげて元町までうさぎをお届けに

帰ったとき生きていてくれるだろうか?と思いながら・・・

急いで帰ったら1匹がまた冷たくなって元気がなくなっていた

ミルクを2口飲み、ニャーって鳴いて息を引き取った

帰るのを待っていてくれた気がした・・・


あと1匹

今朝まではわりと順調だったけど
朝からミルクをあまり飲まずまた体温が低下

病院に連れて行きビタミン剤入りの点滴を打ってもらい
元気になってと願う

医師には可能性としては難しいと・・・

帰ってミルクを飲ませて寝かせるが
午後3時ころかなり弱ってくる

手の平と顔であたため優しくさする
もう一度ミルクを飲ませると口は開いたままだけど
ちゃんとごっくんしてくれる

声にならない声で鳴いて息をひき取る


保護主によると3年前に引っ越してきた時から
自宅駐車場前に誰かが毎日ドライフードをそのままばら撒いているという
たくさんの猫がうろうろしているという

この子たちの母親は飼育放棄したのかもしれない

猫はたまにあるんです

飼育放棄とか
子猫をくわえて運ぶ途中で落としていったりとか・・・

 
わたし自身
ここまで小さな子を世話したのは始めてでした

今まで
保護した子猫を病気で死なせたりしたから
これ以上は絶対に死なせたくないと思いましたが
かないませんでした。

今回は親猫らしき子がみあたらなかったので保護したそうですが
親猫が帰ってくる可能性のある場合は保護を待ったほうがいいでしょう。
生後間もない子は母乳なしで生きられる可能性はかなり少ないです。

どんなに早くても生後5日から1週間くらいは
できるだけ母猫で育ててもらいましょう。


そして一番大事なことは


のら猫に餌をあげたいのなら
絶対に避妊・去勢手術を!

元気が無い子や小さな子は時期を待っていいですから
それ以外の子は手術と同時に耳カットをしてもらって
手術済みとわかるようにしましょう

それをしないのなら最初から餌をあげないこと


責任取れないことは最初からしないこと

一度餌付けをすると猫は自分で餌を探せなくなり
途中で餌やりをやめると
ごはんをせがんで家までやってきたり
餓死させてしまうことにもなります。

実際えさやりをやめようと試みた人からこういった相談が入っています。


今回3匹が亡くなったことを保護主の方に連絡をし
餌やりをそのまま放っておかないように
張り紙をする・避妊去勢をしてあげる・3ヶ月くらいまでの子猫は
できるだけ里親をさがしてくださいとお願いしました。

自治会にも相談したりなにかあればこちらにも連絡くださるということです。


最後に亡くなった黒猫ちゃんです



亡くなった後も両手で優しく包みほおずりをし
何度もキスをしました

お母さんにしてもらえなかったから
その分わたしがしました


うら山の木の根元のフカフカの土のなかに埋めてやります
すぐそばには昨日亡くなった2匹の兄弟もいます


黒猫ちゃんのお墓
枯れ草や枯葉をかけてやります
土にかえってください


3匹のお墓です

目の前に姿はみえなくなったけど
これからもずっといつも
わたしのなかにいます

からだはなくなっても魂は
まだ
この家になかにいると思う

そしてもうすぐ天国に着いたら
兄弟たちとともだちと
いっぱいいっぱい
あそんでね

しあわせになってね

さいごに
このこたちのそばにいられて
よかった





0 件のコメント:

コメントを投稿