2011年8月5日金曜日

早すぎる保護が迷子犬殺処分の一因に!

今日現在神戸市動物管理センターで保護されている犬

とても厳しい譲渡審査に合格すれば譲渡犬となる可能性はありますがその割合はとても少なく期限がきたら殺処分(窒息死)される子たちです。
http://www.city.kobe.lg.jp/life/health/hygiene/animal/zmenu.html

神戸市では一旦動物管理センターに入ってしまうと飼い主以外命を救うことができません。

迷子犬の殺処分は、首輪に迷子札または狂犬病予防接種済票をつけていないことが一番の原因ですが(飼い主が捨てた可能性も十分ありますが)、早すぎる保護もかなりの要因になっているようです。

「神戸市内で一番保護数の多い警察署担当の話」

・犬・猫の保護数のうち、約3割が市民による保護→警察への持込でありそのほとんどが犬・猫の存在をうとましく思う住民からである。残りの約7割が市民からの通報により駆けつけた警察官によるもの。

・もう少し待ってあげれば自力で家まで帰れる可能性が高い。
(通報で駆けつけ首輪が外れ取り逃がすことが何度もあったが、首輪に書いてあったところに電話をすると「もう帰って来た」ということがよくあった。警察署まで連れて来て逃げられた場合は家に帰ることができずまた別の場所で保護をして結局は動物管理センターへ行くことになる)


今の日本では、迷い犬・迷い猫を警察へ連れて行くことは殺処分への入り口となっています。

迷い犬・猫を見つけたらできる限り自宅で保護をし警察と行政に連絡してください。
飼い主が見つからなければインターネット上の「里親掲示板」で新しい飼い主をさがすこともできます。不幸になる子がいなくなるように、やれるだけやることが殺処分ゼロへとつながります。

最近は仔猫をミルクの時期から育てたいというかたもかなり増えています。
飼育環境や飼育者の年齢条件などきちんと話をしたうえで良いかたに飼ってもらうことができます。

行政にまかせておいても動物は幸せにはなれません。
わたしたち個人の心の持ち方が一番大切です。

井上

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