2011年7月22日金曜日

幸せをつかんだダックスフンド

女性から電話があり『近所の市営住宅に住む80歳代の女性が亡くなり今月中に家を空け渡す。置き去りにされた6歳オスのダックスの里親さんを緊急で探して欲しい』という内容でした。   
       
詳しく話を聞いてみるとダックスのたっくんは、飼い主に二回恵まれなかったという。 

一度目の飼い主は、トイレを失敗しただけで殴る蹴るの暴力、、二回目の飼い主が元スナック経営の女性で、散歩もシャンプーも全くなしで亡くなったのは半年前、なんとたっくんは半年間もの間一人ぼっちで暮らしていたのです。近所に住む犬好きの男性が一日一回ご飯をあげに行ってくれていた状況でした。

話を聞いて一ヶ月前の明石公園の里親会に来て下さった男性の顔がすぐに浮かびました。

少し前に飼っていたダックスを19歳で亡くし次もダックスを飼いたいというとても優しそうな男性です。 

すぐに連絡をとり依頼者とたっくんと私とでたっくんをみてもらいに連れて行ったところ、気にいって下さりたっくんを飼ってくださることになりました。            
もと飼い主の息子は、『今日決まらなくても連れて帰ってこないで。保健所の前にでも置いて来てくれ』とまで言ったそうです。

新しいお家で、たっくんは早朝から何度も散歩に連れて行ってもらい、ご主人に思う存分甘えているそうです。 
辛い思いをしたのに明るく天真爛漫なたっくんが幸せになれて本当に良かったです。ずっとたっくんを見守ってきた依頼者のかたも泣いて喜んでおられました。 

  たっくん、これからは安心して毎日暮らせるね!

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