2015年11月14日土曜日

「チイ」の門出

チョコダップルの「チイ」は、滋賀県に住む当会の元あずかりさんから引き取った子

元あずかりさんは、当会が神戸市・京都府・警察から引き取った犬をあずかってくれた方

京都府センターに物資の寄附をとおっしゃられ、わたしがお金(6万円)をあずかって、ベッドなどあったかグッズを持っていかせていただいた方

この方が里親募集サイトにてみつけたチイを保護していたのですが、体調がお悪くなられて当会で保護しました

チイをサイトに出していたのは、「トリマー」で「仕事でつながりある神戸市のペットショップにいたチイ」をみかねてサイトに出したそうです

チイは下あごの骨が折れていました
鼻の上側も折れて固まったのだろうと思われました

たぶんチイがいたペットショップで他の犬に噛まれてそのまま放置されたのだと思いました

ちょうどわたしが保護した「プーちゃん」と同じ状態

プーは、一緒に飼われてラブラドールに、ごはんの時に噛まれたということ
噛まれて下あごの骨が折れても飼い主は放置

元々ラブを外で、プーを家のなかで飼っていたのを、「孫が生まれた」という理由で
飼い主は「プー」を庭に放り出しました

それでごはんの時に噛まれたそうです

飼い主がプーを病院に連れて行かなかった理由は「その時お金がなかった」

それは言い訳

大きな高そうな車に乗ってました

わたしは思うんです

「じゃあ、その車売って、古い安い軽四に乗り換えれば?
自分の生活を変えずに、お金がないから病院に連れていかなかったなど自己中」

プーを保護して福知山に移り、緊急でみなさんにご寄附いただいて、プーは手術をして里子に出ました

その時に医師に言われました

「今はドライフード(缶詰だと自分で口に運べない)を飲み込んで食べてるけど、このままだと筋肉が委縮してきて食べれなくなる」と

プーもチイも水をよく飲みました

下あごの骨が折れていっつも口が開いてる状態なのでのどが渇くから 

チイは結局、長年ペットショップが放置して、下あごの筋肉が萎縮してしまった状態になってました

なので、もう手術もできない状態

それと、高齢でもあったと思われ、手術をしても(この下あごでは骨もないし筋肉も萎縮しているので現実手術はできませんでしたが)麻酔の影響や手術のストレスなどで術後弱る可能性もあったと思います

あと、その滋賀で保護していた方は、チイの皮膚の状態で受診されました

獣医師からは「他の犬に絶対移る皮膚病」で、『はく・・なんとかという病気だと言われた』とその方が言っていました

だから滋賀のお宅では「チイは他の犬と隔離」されていました

わたしが引き取って、まずはチイを隔離して数日間は、「チイを触ったあとは手を水で洗ってから他の犬猫を触る」

しばらくして、「チイを触ったあと、手を洗わず他の犬猫を触る」

しばらくして、「チイを隔離せずにフリーでいる他の犬と一緒に過ごさせる」

段階的にやって、全くどの子にも皮膚病は移りませんでした


滋賀の方に言うと

「え?そうなの?絶対移ると言われたんだけど」

わたし
「全く問題ないです よく獣医はそんな間違ったこと言うんですよ」


そうです

「皮膚病」というのは、「病気の名前ではない」

ただ、皮膚の状態が(見た目だけで)良くないというだけのこと


よく行政のセンターは「皮膚病」という理由で犬を殺処分しますが、これは間違っています

皮膚の状態を悪くしたのは、(純血種の弱さなどもありますが)
元飼い主による犬への食や住居環境が悪かっただけ

犬たちはただの被害者


わたしの娘は生まれつきの「アトピー」でした

アトピーって、医者は何も解明できていません

「遺伝ではない」んですよ

アトピーは、二世代前の人からの生活が影響するそうです

ということは、わたしと前夫の両親からの食生活などが娘のからだに影響を及ぼしているということ

特に2歳ごろからひどいアトピーでした

病院で飲み薬とステロイド軟こうを処方され、医師から「全身に塗るように」指示があり
その通りしていた時

知人から「ステロイド使い続けて目が見えなくなった人がいる」と聞き

ちょうどそのころ、娘の両足 膝から下が汚れたように黒くなってきて

医師に「ステロイドの長期使用が原因と思うのでステロイド軟こうをやめたい」

と言ったが

医師は「大丈夫 それが原因なら、患者にステロイドを毎日塗ってるぼくの手がすでにどうにかなってるでしょ?」と言われた

だけどわたしは原因がそれとしか考えられなく自分の判断で使用をやめると

即、娘の脚が元通りの色になりました


他にもステロイドの害はありました


娘も衣食住の改善によりアトピーが良くなった経験があるので・・

ステロイドをやめた数年間のリバウンドはものすごく、特に半年間は顔と手から汁が出て
「ケロイド状態」でした

だけど、それは良くなるための好転反応

衣食住を自然なものにすると
自然治癒力が発揮されて
自分で自分を治そうとします

それが、見た目はひどくても「好転反応」

皮膚の状態がよくなるために、必要な「見た目にひどい時期」だったのです

この時期を乗り越えなければ、アトピーはよくなりませんでした

だけど、この日本では、そういうことを理解できている「医師」は、

残念ながら「皆無」です


日本の医学は「薬学」で、「薬で症状を一時からだのなかに押し込んでしまうだけ」の

ただの「対症療法」であり、病気を根本的に治す「原因療法ではない」から


いつまでたっても症状の根源であるものが、からだのなかに入ったままだから・・
外へ出してしまうことがないから・・・

治りません


だけど、怪我などでは消毒が必要なこともあるし、水洗いや消毒がきちんとできておらず

高熱が出て命に危険があるとか、部分的に切断しなければ生きていけなくなるなどの場合には、抗生剤などが必要になる場合もあると思っています


わたしはそういうことを理解しています

医師はアトピーを治せない


なので皮膚病でかゆがっていたり、毛がはげたりとか・・

そういう症状だけを見て犬猫を「皮膚病なので殺処分」

なんてことをしている行政機関の獣医師免許を持つ職員たちは

完全に間違っていると思っています


だから「チイ」も
獣医師が「絶対に移る」っていったけど

わたしは
「絶対なんて言葉、軽々しくいっちゃだめだ
獣医師の信頼度を落とすだけ」

と思っています

チイはうちに来て、毛がはげた部分はなかなか治ってはこなかったけど
かゆみがおさまりました

ご機嫌で過ごしていました


10月18日の夜中に、「チイ」は出発しました

その1か月前ごろから後ろ足が弱ってきたな・・と思っていて

10月15日に一回ふらつきました

16日はものすごく食べたので「大丈夫」と思っていましたが

17日は水しか飲まず、でも水はたくさん飲み

18日も水は飲んだのだけど、その夜中に出発しました


その頃チイは、自分の寝床で安心して寝ていることが多く
でもごはんや水は、ちゃんと歩いて飲みに来ていました

19日の朝、呼吸が止まったチイをみつけた時も、
チイはごはんの前に横たわっていました

「チイは、ちゃんと自分の足で、自分の力でごはんを食べにきたんだ
チイ、えらいな」

↓19日、昼ごろの写真
いつもと変わらないチイ
カイもそうだったけど、呼吸が止まってもまだチイはやっぱりここにいるんだ

って、絶対にそう思うことができました
 ↓チイ、笑ってるもん


 ↓チイの下あご
動物はものではありません
動物は売り買いする生きものではありません

わたしは最近、動物は人間よりも崇高な生きものだと
思うようになってきました




↓今年夏のチイ



チイ、今度生まれ変わる時は
地球じゃなくて
幸せになれる星に
生まれてくるんだよ

わたしにこんなこと言われなくても
動物たちは
みんなそうなれる

だって
人よりよほど
崇高だもの

なぜなら

人間なら
この状態で生き生きと暮らすことが
できるほど
高度な精神を持っていないから










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