2017年4月30日日曜日

『ジャスミン』里親さん宅へ戻る


ジャスミンが里親さん宅に帰りました

1カ月あずかっていたのですが、
最初綾部で『蘭&純』といたのですが

夫が仕事で留守の間に途中から
ふすまをやぶって他の部屋に行く
(これくらいは中型犬ならあることです、猫でもありえます)

その翌日には
重い引き戸を手で開けて、二部屋向こうの玄関の間まで行く

となり・・

こうなってしまうと

いつ、ドアを壊してネコの部屋に行くかわかりません・・・

『くまちゃん』なんかは、

引き戸に体当たりをして引き戸を倒してしまい
上半分のすりガラスを割ってしまったことも・・
怪我が無くて良かったのですが・・・

あと、女の子の犬で、まだ避妊が終わっていない子も3頭いるので
いくらすみわけをしていても
いつドアを破壊して行ってしまって交尾をするかもしれないので・・

しかも綾部で外にはつなげません

預かっている子だし
そのうえ
びびりで
外が怖いし、これまでつながれたことがないし・・・

脱走する危険があるので・・・

考えたのですが・・

おそらく里親さん宅では
全部屋自由に
里親さんについて回ってたということ

留守の少ないお宅だし・・

人間がいない時間が長いことと
他の部屋にいつでも自由にいけないことに
ストレスを感じているのではないか?と思いましたが

里親さんはその時まだ
入院して術後のリハビリ中だったので

電話で了解を得て
仕方なく
ここに連れてきてもらいました

かわいそうなのはわかっているけれど
綾部にいて、猫をかみ殺してしまったり
(ネコに攻撃性がない場合でも
『何だろう?』と思って噛んで確かめたら
死んじゃった
などということがないように)

ここは外ですが
『キキ』『つばさ』が入っている
入れ物と同じものがあるので
そこにいてもらうしか
方法がないのでそうしました

しかもごはんの時に入れ物を開けて
逃げたらいけないので
その中でつなぐことに

一番心配だったのは
これまでつながれたことの無い子で
しかもびびりなので
鎖が足にまきついたりしないか?ということ

なので鎖の根本にフックを付けて
フックを入れ物の下の方に付けて
できるだけ
からまらないようにしていました
↓夫が連れてきた時
(左は『きょうちゃん』最近夫は休みの日に丹波市の『年輪の里』で散歩をさせて
人なれ訓練をしているのでその帰りに一緒に来ました)右がジャスミン


この子たちは『なる』の子たちで兄弟です

『なる』は『なるみ』に比べて警戒心が強いので
御母ちゃんの血が子供たちにも関わっているようです

実は『きょう』も4か月の時に一度『トライアル』に行ったのですが
その日のうちに返ってきました

里親さんが夕ご飯の準備をするために
サークルの中に入ってもらおうと『きょう』を抱き上げた時に
かんできた と

『威嚇がみ』なので傷はないのですが
里親さんはやはり自信がなくなったということでした

夫が里親さん宅を出て30分だったので
すぐに引き返して『きょう』を連れて帰りました

でも里親さんは
『わたしが悪いんです
せっかく、一生懸命、知らないうちに来て
慣れようとして落ちつける場所をさがして
やっと見つけて落ち着いた時に
わたしが自分の都合でそうしてしまったので・・』

おっしゃってくださいました

始めてわんこを飼われる
まだ小さな子供さんがおられる
若いご夫妻でしたが

きちんとご自分の悪かったところを反省しておられることがわかり

この方なら
また
もう少し子供さんが大きくなられた時に
別のわんちゃんと
いい出会いがあるだろうな

思いました

小さいお子さんがいても
全く問題ないことも結構あるのですが
とても丁寧な里親さんなのですがお届けした際に
夫が話している時に奥様のほうが
お子さんに気を取られる部分が多い感じだったそうで

キャパ(心の余裕)的な問題があったのだと思います
希望があった際にわたしと話した時は
ご夫妻とも意見は合致とおっしゃっていたのですが
夫が迎えに行った際には
どうもご主人は
『もう少し子供が大きくなってから』
と思っていたのではないか?
ということでした

このあたりがネットでの募集の
なかなか難しいところではありますが
こういう事態も経験しながら
私たちも学んでいけます
わんちゃんやネコちゃんが
その子その子によって違うように

飼い主さんも
同じ年頃の小さな子供さんがいても
わんちゃんも一緒になって
もみくちゃになって
育つおおらかな感じの方と
そうではない方がおられます

ご夫妻のうち
どちらが決定権を強く持っておられるか?とか

どちらが先に
わんちゃん猫ちゃんを飼いたいと
思っておられるか?とか

里親さんの性格も含めて
全く違うので
そして誰にでもすぐになつく
ブリーダーやペットショップの犬ではないので

難しいのですがしかし

野犬
が一番オオカミに近い
本来犬はみんな野犬のような感じです

ただ殺処分というものが今の日本にはあるので
そのまま放っておくことはできません

子犬も産まれるし、苦情を言う人間もいます

もともとオオカミから犬を造りだしたのは
人間なのだから

だったら
人間がまず
みんな助けて
殺処分が無くなり

一切繁殖をすることなく
金で命を売ることなく
(生体販売廃止)

全ての犬を看取ったあとに
オオカミが復活するのではないか?
と思います

『野犬の血』が特徴ある子は
最初に飼った人を飼い主と思い
それ以外の人になつくのに
とても時間がかかることも多いです

そのうえ恐怖心が強いので
(おなかにいる時から、母犬の恐怖の記憶が埋め込まれているのではないでしょうか?)

『きょう』は夫オンリーのようで
なかなか里子に出すのは難しいかも?

だけど人なれさせれば
男の人ならいけるかも?
という感じです

『年輪の里』は犬の散歩も多いし
子供たちや
大人の人間だけの散歩も多いので

今夫の休みが土日の仕事になったので
ちょうど人なれさせるにはいいようで
休みの日は毎回

交替で3頭ずつくらいを散歩に連れて行っています。

そして『ジャスミン』の話です

わたしが世話をする時に
かなりびびっていました

わたしとは初めて会うので
そして
里親さん宅で
あまり家族以外と接触をさせておられなかったようなので

ジャスミンは
『夫』と『里親さん』『里親さんのお母様』以外には無理だろうな

と思いました

来た翌日に
散歩をさせてみようとすると

野犬特有の

後ろにぐいぐい引っ張りながらあとずさりをして
●首輪を抜こうとする
●スチールチェーンを噛みちぎろうとする

こうなると予測していたので

首輪は絶対抜けないサイズの穴にして
リードではなくスチールチェーンにしていました

わんこがパニックになってそういう行動をしている時に
無理に引っ張ると首輪がちぎれたり
今度は首輪をかみちぎってやろうとするそぶりを見せたりするので

ほんの数秒は
逆にワンコが下がるほうにわたしも足を向けて
一瞬わんこが気を許したすきに

ぐいっと入れ物の方に引っ張ると
わんこは
あれ?という感じで
付いて来て
促すように引っ張ると
自ら入れ物に入る

ということで
脱走することなく
入れ物に戻せましたが・・・

これじゃ散歩できない

しかも
それが怖かったんでしょうね・・・

次の日に
わんこの足元にいってしまっていた
お皿を取ろうとしたら
威嚇がみ・・

怖いからですよ

その次の日、くさりがからまりそうなので
根本のフックの位置を変えようとしたら
威嚇がみ・・

一旦わたしもやめますが
気を許してごはんを食べている最中に
そーっとフックの位置を変える・・

今の夫の会社は
ここから20分と近いので
仕事帰りに毎日

ジャスミンの散歩に来てもらいました

で里親さんが退院されたので
ジャスミンを夫がおとといの夜に
送っていきました

お届けする前日までに3回ほど里親さんと
ジャスミンの様子を電話でお話していました

里親さんは
『ご迷惑をおかけしてすみません』

とおっしゃっていたけれど
『いえ ジャスミン君は賢い子ですので
なので恐怖心が強いだけなのはわかっていますので・・

ただ
おうちにいた状況とは違い
ストレスがかかっています
なのでおうちに帰ったら
よくがんばったね

ジャスミン君をほめてあげてください』と

ジャスミンの雰囲気が変わっていて
里親さんも驚かれていたようですが

夫が長居すると
ジャスミンが夫から離れずに
里親さんに対して『うー』とうなったりするので
早めにおいとまをして・・・

昨日里親さんから電話がかかってきました

『ジャスミン、最初家を忘れていたようですが
ご主人が帰られてから
階段を上がったり降りたりして
あの子はあの子でこの家を思い出そうと
一生けん命がんばっているんだと思います

そして
夜は自分からわたしの部屋に来て
わたしのベッドに上がってきて
わたしの顔や手をなめたりして・・
前のようになってきました
ベッドの横で一晩寝ました』と

たぶんそうなるだろうな
と思っていたので
よかったです

ただ里親さんは去勢をまだしておられなかったので、
その点について

『家の中から脱走しないように十分に気をつけていただいても
万一脱走した場合に
知らない場所まで行ってしまえば
だれにも捕まえられないと思います

もし捕まえられるとしても
警察官などを恐怖心から
間違いなく噛むと思いますので

早いうちに
去勢手術をして
麻酔が効いている間に
犬歯を削った方がいいです

万一捕まえられなかった場合に
去勢手術をしておけば
不幸な子犬を増やさずに済みますので』と

里親さんは承諾されました

●野犬の存在があるということは
その自治体の行政担当が仕事をしてきていない

ということです

『野犬の殺処分』が多い地域ほど
公務員が仕事をさぼっている

と言っていいでしょう

そして
自分たちは仕事をさぼって
『野犬をもぐらたたきのように殺しまくる』

ということです。

この事実は絶対で
公務員たちに言い訳の余地はありません


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