2015年7月22日水曜日

猟犬「モモ」に訓練/譲渡会参加の子猫・子犬/黒子猫保護

●7月18日、夫が休みだったので朝から「モモ」の里親さん宅へ、ひっぱり防止訓練に行きました

写真は「ふせ」の状態
おくさまに大変かわいがられて幸せいっぱいですが、元来の落ち着きのない性格と、猟犬として育ちそして猟犬の繁殖用にされたと思われることから、猫や野生動物への攻撃性があるので
散歩中の引っ張りをしっかりと訓練するために夫と行きました

「モモ」は賢いので、人間の顔色をみます
夫にはまったく引っ張りません
うちにいたときから、その点は厳しくされていたので覚えていたようです

おくさまに代わると、最初引っ張りましたが、すぐに覚えました

が、これがそのまま続くかどうか・・私たちが帰って元通りになるかもしれません

機会をみて、またうかがいます

「兵庫県丹波警察署出身」市島町で放浪中に丹波警察に保護されたモモ

兵庫県も京都府も、猟犬の殺処分が多い

犬の殺処分をゼロにするためには、野犬、猟犬の問題は欠かせません

生まれつきの野犬は、犬同士の社会性に長けています

人間に対する攻撃性もなし

捕まえるときに人間が無茶をすると、攻撃性を見せることもありますが・・・


どうして野犬ができたのか・・どうして猟犬が殺処分になるのか・・・

原因から考えないと、絶対に殺処分をゼロにはできません

全て人間側の問題

犬を捨てない
放し飼いをしない
繁殖しない
いなくなったらすぐに警察・保健所・動物管理センター(自治体)に連絡を

を、もっと昔から徹底していれば、野犬がこんなに多くなることはありませんでした

こういった啓発の不足は、各自治体の行政機関や警察の責任です


猟犬に関しては・・

一番の問題は、行政機関と猟友会の癒着

↓これは、以前ブログに貼った写真

昨年、福知山市中丹西保健所に行った際に、貼ってあったポスター

「2014年度 狩猟免許 初心者講習会」 京都府猟友会主催

狩猟を好まないやさしい草食男子が増えたことにより猟師が不足
その不足分を補おうと、女性猟師を養成しようとするポスター

ロングのストレートで女性らしさをアピール

「大丈夫 か弱いあなたにも、銃と犬があれば」

ともいいたげな・・・

このポスターは詐欺です

詐欺の理由
①ハンティングを通して、かけがえのない自然を守ることなどできない

(なぜハンティングが自然を守ることになるのか?説明してもらいたいです
野生動物は自然を破壊しない 自然を破壊するのは人間です)

詐欺の理由
②ポスターの犬は「イングリッシュポインター」

イングリッシュポインターは、ハンターが撃った鳥をみつけて

「ここにいるよ」と、じっとその場所から動かずにハンターに知らせる役目をする犬で

大変人なつこくフレンドリー
見た目も可愛らしい

当会は過去に兵庫県「神戸西警察署」と「三木警察署」からイングリッシュポインターを保護しました
どちらも里子に出ましたが、普通の家庭で飼うのはとても難しいですが
二頭とも、攻撃性はまったくありませんでした

「京都府」で募集するのは、こういった、趣味で鳥を撃つための猟ではなく、

「鹿」「いのしし」の首を噛みにいく「猟」のための「猟師」

だから「詐欺」なんです

こういう猟をする犬は、こんなフレンドリーな犬ではありません

何頭かそういう猟犬も保護しました

「モモ」は、そのなかではフレンドリーなほうです


猟犬を捨てたり、いなくなってもさがなかったり、わざと足や心臓を撃って家に帰ってこれなくしたり・・

そういう猟師が昔から後を絶ちません

猟友会に対してアクションをしなければと思っていましたが、モモをきっかけに、やっとそういう機会がやってきました

近いうちに、はじめることになります


●その後、兵庫県加古郡のお宅に伺いました
目的は、8月2日の譲渡会の説明

連絡先にしていた夫の携帯に参加希望の電話が入りました

「参加者への注意事項の説明」ということで、伺いました

これまでは、電話で説明して当日来ていただくかたちをとっていましたが、説明が不足することもあるのと、夫は今保護・里親さがしに関して学習段階ですので、自分から保護主のお宅に事前に伺いたいといいましたので・・・


↓保護主さんご夫妻は、7年前に2頭の子猫の里親になられました
そのときに使っていた、ご主人手作りの子猫ハウス
(これにふたをして使用)


↓保護当時、猫かぜにより右目がつぶれていたそうです
だいぶよくなりましたが、右目全体が白い
でも視力はあるようです
「成長とともに治るかもしれない」と、獣医師に言われているそうです
アメショーMIX 2ヶ月弱


ご主人が
運動のために、車で公園に出かけて、帰りに車に乗ろうとまず助手席側からまわろうとしたところ、
その下に瀕死の子猫がいたそうです

そんな弱った状態で子猫が自分で歩いてきたとは思えず、おそらく、ご主人が車を離れていた隙に、何者かがこの子を捨てたのではないか?と思われます

ご主人はおくさまに電話をして、保護されることになりました

当初、2時間おきにご飯を食べさせないと死んでしまうくらいに弱っていたそうです
今はご夫妻のおかげで元気いっぱいに!

ご主人はおっしゃっていました

「助手席側にまわらずに、そのまま運転席に座って出発させていたら、この子をひいてしまっていたと思います

捨てられた猫をそのまま見過ごすことは『虐待』ですから」

と・・


ご主人は60歳

ご夫妻には、娘さんがおられますが、できれば里親をみつけてあげたい・・とのやさしい思いです


60歳の男性から

「捨てられた猫を見過ごすことは『虐待』」ということばをいただけて、うれしいです

本当は、その通りなんです

その通りなんですが、そうでない人が多すぎる

みんな、「自分には関係ない」って考えの人がほとんどです
だからこんな国になってしまいました

今若者が、安部総理の「戦争する国にする作戦」に反対するデモに参加する人が増えています

それはとてもいいことです

が、、

自分にふりかかること以外に、こういう動物を助けることにも行動を起こすようにならなければ、
本物の愛はもてません


思いやりのあるやさしいご夫妻が、8月2日の譲渡会に参加されます

おみやげにお菓子をいただきました
ありがとうございます


●そのあと、加古川べりで保護された子犬の写真を撮りに行こうと車に乗ると、夫の電話に着信が入っていました

神戸市須磨区ののらねこの件で・・

子犬は

いつも保護するTさんの知人が世話をしていました

そのお宅で子犬5頭(全てメス 2ヶ月弱)の写真を・・









8月2日の譲渡会に参加します

●子犬を保護したTさん宅が近いので、須磨区の野良猫の件で必要だろうと思い、捕獲機を借りに・・

「成猫1頭」の里親募集もお願いされて写真を・・

のほほんとした、なんとものんびり~~な感じの、まだ若そうな男の子

↓この子は譲渡会には、参加しません




Tさんはわたしとはやり方が違いますが、わたしがTさんが好きなところは、高齢だけど、一生懸命親犬(野犬)をつかまえようとするところと、決して金儲けではないところ

人に対しても動物に対しても情に熱い

昨年、Tさんのところにも、兵庫県のチ○○マがきたそうです

「子犬の里親募集をしてあげる」と



(Tさんはそのまえにも、金儲けの団体(もうつぶれました)にかかわられて困ったことがありました)

その団体が自分が主催する譲渡会に子犬たちを連れて行き、里親から3万円もらうことにしたそうです

Tさんはそれを知りませんでした

知ったのは、すでにTさんと直接話をして決まっていた里親が、その譲渡会場に子犬を引き取りにだけ行ったときに、主催団体から「3万円」を要求されてTさんに電話がかかってきた時です

里親
「あの子犬ら、Tさんあんたが保護して世話しとんやろ
なんであの人が3万くれいうんや」

Tさんはネットしない人なのでわたしが代わりにその団体のブログをみると

Tさんが送った写真(それまでにTさんが保護して決まり里親さんと犬が写った写真たくさん)を、Tさんの承諾もなく、勝手に掲載していました

Tさんはわたしに
「Uさん、めちゃくちゃするわ 
勝手に顔写真載せてん
困るわ」と

その団体のUさんは、わたしも知ってる人でした

自分たちが保護し譲渡したように書いていました


そのことがあった後なのでチ○○マに対しても不信感を・・・

わたし
「その人、兵庫県のKって名前やろ?」

Tさん
「うん まだ小さい子供つれてきとったわ」

わたし
「つきあうんやめときよ
Kは金儲けやから
金になりそうな犬猫だけ扱うねん
あくどいことで有名やで

明石の知り合いがな
携帯から、さくらになって里親希望してみたら

サイトで45000円で出してる犬の写真送ってきて
メールでは55000円になってて

「早いもの勝ちですよ」

て・・」


Tさん
「こわいな
そんなことすんのん」


というようなこともありました


Tさんに猫の捕獲機を借りて、そのあと神戸市須磨区へ


電話の主はネットで調べてうちにかけてきたそうで

「川の土管のなかで子猫がうごけなくなってる
弱って死ぬかも?
119(須磨消防署)に電話したら「飼い猫」か聞かれて
『野良猫なら行きません
そのうち出てくるでしょ』って・・

なんで110(須磨警察)に電話したら
『本来消防の仕事なんですが・・』といいつつ

パトカーと白バイが来たことで
びっくりして猫が逃げてしまった」と


わたしは「びっくりして逃げた様子から、元気があったかわかりませんか?」
と聞きましたが

「猫を飼ったことがないのでわからない」と


猫の命に危険があるかもしれないので、現場に到着して夫が川に下りて土管の中をのぞきました

暗くなってきたのでわたしが再度須磨消防に電話を・・

「3年ほど前に、西区でのら犬の子犬6頭をコンテナの下から捕獲していて、1頭がどうしても保護できすに西消防に電話したら、来ると言った
(すぐに来るとはいわなかったが、徳島のがけっぷち犬のことを話すとくると言いました)

消防が出発直前になんとか手でつかまったので出動はしなかったが、あのときに西は行くと言ったのに、今回なぜ須磨がこないのか?

前ものら犬だった」

といいましたが、須磨消防は

「基本人間のためです
そのときはたまたま人手が空いていたのと、住民サービスの意味もあったのでしょう」

わたし
「そんな適当な対応でいいんですか!命ですよ
あなたの判断が原因で猫が土管のなかで弱って死んだとしたら、あなたが殺したことになりますよ
それでもいいんですか??」

須磨消防
「はい それで結構です」


わたし
「なら西に電話します」

と、西にも電話しましたが、答えは

「須磨が判断したことなので西としても同じ答えです
3年前に西が行くと言ったといっても、いつもそうできるとは限りません」


わたし
「動物の命大事にできん消防が、人間の命大事にできるはずがない
そんなことしてたら、みんな(消防の人間も)苦しんで死にますよ
うちの父親がそうだったように」・・


そのあと、夫が夜なので懐中電灯で照らしたことで猫が土管の中を反対方向に逃げました
逃げた場所に捕獲機をしかけて・・・

まずその猫が入ったのですが、慣れない捕獲機で、夫がえさをしかける場所がわずかに手前だったようで捕獲機のふたが降りませんでした


が、一緒にいた子猫がその次に入りえさを食べ初めて・・・

またふたが落ちないと思った夫が、自分の手でふたをしめて子猫を保護できました

黒猫メス 2ヶ月くらい




娘宅で、ほかの猫と隔離してゲージで保護

8月2日までに、なんとか慣らして譲渡会に参加できそうです

見つけた人に聞きました

「保護できたら、ご自分で飼うか保護して里親さがしされるおつもりでしたか?」

「いえ わたしは犬猫アレルギーなので」


「そうですか
うち(当会)は、以前は一般の人から引き取りしていましたが、今は、見つけた人が飼うか保護して
里親探しをするように促しています

みんなが助けるようにならなければ、犬猫の殺処分はなくならないので」

「殺処分されるんですか 知りませんでした 土管の中で死んでしまうんじゃないか?と

わたしが飼えなければどうするつもりだったんですか?」

「今回は、緊急性を感じたので、あなたがどうするか聞く前に来ました
この子はうちで保護して里親をさがします」

「あの子が死ななくてよかったです
ありがとうございます」


この女性が連れていた5さいくらいの女の子は猫がすきそうでした

この女性には、『次』があるでしょう

『次』にこの女性がどうするか

子供の前で「命」に対して、どういう態度をとるのか・・

それが大事だと思いました


犬の散歩でとおりがかったおじさん

「このずっと下の公園で何人も猫にえさやってるで」

わたし
「そうですか
神戸市は、10頭以上野良猫がいる場所では、市の責任で避妊去勢することになったので、わたしからも神戸市に言いますが、おじさんも、猫いっぱいみたら、神戸市役所の犬猫担当の竹原さんに電話してください」


場所は須磨区役所前の妙法寺川
たてに細長い公園を南に降りていくと
公園南端に猫4匹が、、1匹は行ってしまったけど3匹は、ある美容院の前でじっと・・
えさを待ってる感じ

↓この子は耳カットなし


↓この2匹は、耳カットあり(手術済のようです)







神戸市は犬で大きな結果を出しました

犬で結果を出せれば猫の結果もついてくると、過去に書きましたが、猫の問題は根が深い

神戸市は今年度から、飼い猫の避妊は獣医師会が一部助成金を

野良猫の避妊去勢は神戸市が一部助成金を


と、猫に関してもがんばるようですが


猫のえさやりに関して思うのですが、、


TNRえさやりに関していくら条件をつけていても、市民全部にそれがいきわたっているわけではない

ので、「不幸な猫を増やす餌付け問題」に関して、無知な人でも

手術せずにえづけする可能性が十分にあります

わたしはTNRには賛成できません

えさやりにも賛成できません


TNRで本当に猫の殺処分をゼロにできるとは思えないです

虐待される猫も増えます

写真の子らだって、家のなかに入りたそう
同じ顔してるから、同時期に生まれた兄弟と思います

猫の啓発を怠っていたのも、行政機関の怠慢です


猫は室内外と避妊・去勢が必須
もちろん捨てない・最後まで飼う

この啓発をこれまで怠ってきたことが、不幸な猫を増やした原因



のらねこに手術はもちろん必要だけど、問題はえづけ

TNRする人でも、まず捕獲機なのに、まず餌付けする人がいる


それにより、どれだけ不幸な子猫が生まれるか・・
殺処分されるか・・


●夜12時、娘宅に帰ると、福知山市かしのき台公園で保護したなかの1頭のメス猫が出産していました

ゲージのなかで3匹

さらにわたしに対する警戒心が強くなっており、世話は手早くそーっとしています

警戒心の強い母猫の場合、人間に子供をとられると思い自分が生んだ子猫を食べてしまうことがありますので・・なのでまだ写真をとっていません

そのとき、1頭だけを育てて2頭は飼育放棄していました

翌朝、もう一頭を育てて、残り1頭を飼育放棄

その子猫をなんとか母猫によりそわせました


その日の夕方まで待って、まだ放棄しているようであれば、なんとかその子をとりあげてしまわないと死んでしまうと思い、シリンジとミルクを準備して、夕方みにいくと、、育てていました

一番ちいさかった子もなんとかおっぱいを飲み始めて、今朝も順調に育てていました


この一年間で、夫は自分の職場に来た猫を11頭保護しました

メスは手術を2ヶ月待ちましたが、だれも妊娠していませんでした

みんな究極の飢餓状態
交尾する余裕などなかったようです


たえは、6ヶ月未満でまだ初めてのさかりが来ていませんでしたが

「みえ」「ふゆみ」「のん」だれも妊娠していませんでした


が、
えづけされた猫は、交尾しますので、


「殺される猫」を増やします


目の前の犬猫だけをみるのでなく、日本中で殺される犬猫をみれなくては、真の動物愛護とはいえません


亀岡市の子猫(昨日掲載)と、本日掲載の犬猫に希望の方は

09037225924 武田まで


尚、この日移動した交通費は、経費には計上しません

もともと夫の学習のため という目的でしたので・・


わたし個人の貯蓄から捻出しています

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