2025年12月21日日曜日

台湾を切って中国に行った日米の罪

日中国交正常化のため田中角栄が訪中した動画を見ましたが、「迷惑をかけた」と、謝罪をしています。 事前に中国から、国交の条件として謝罪せよ、言われていたのかも?それでも中国は謝罪が小さいと文句を言う。 もちろんそれまでに賠償金も中国は受け取っていた。 日本は利益目的で中国に近づいたのだろうが、、結果、このざまである。→台湾は、1895年から1945年まで日本が統治していた地域を指す。  日中国交正常化の大失敗は台湾との断交という交換条件を呑んだことと、「鄧小平の神格化」により天安門事件後の対中制裁を解除したことだ。それにより中国の強大化を招き、日本は中国への経済依存を今も強化している。 ◆毛沢東戦略「一つの中国」に屈服:「中華民国」(台湾)と断交した日米の罪  アメリカが1970年代初期に中国に近づいたのは共和党のニクソン(元)大統領が大統領の再選を狙ったからで、民主党を出し抜くために、どんなことがあっても民主党に知られないようにするためにキッシンジャーの忍者外交があった。  どのような曖昧表現で弁明しようとも、アメリカが「中華民国」(台湾)と断交したのは明らかな事実で、「一つの中国」しか認めない「毛沢東戦略」に、アメリカは屈服したのである。  遅れを取ってはならないと訪中したのが日本で、それを手柄のように報道するのが日本の主流メディアだが、中国と国交正常化したいために、「中華民国」と国交断絶することを選んだことには注目しない。それがどれほど恐ろしい「現在」を招いているかを確認するために、下記の時系列をご覧いただきたい。 出典:拙著『チャイナ・ギャップ』(2013年出版)  「中華民国」は国連から脱退し、「中華人民共和国」が「中国」を代表する唯一の国家として国連に加盟した。  第二次世界大戦は日独伊三ヵ国と戦った連合国側の勝利に終わったので、その結果設立された国連には、「大日本帝国」と戦った「中華民国」が安保理常任理事国として入っている。それなのに、図表にある通り、その「中華民国」を打倒して誕生した「中華人民共和国」を「連合国側」に入れ、安保理常任理事国にしてしまったのだから、この時点で、どれだけ歪んだ国連が出来上がっていったか、日米は猛省すべきだ。  後述するが、台湾問題の原点はここにある。  尖閣諸島に関して見るならば、拙著『チャイナ・ギャップ』に書いた通り、毛沢東は尖閣諸島を琉球のもの(沖縄県の領土)として位置づけ、アメリカに対して「早く尖閣諸島を日本に返せ」と叫んでいた。  それが時系列にある通り、国連に加盟した途端に「台湾のものは中国のもの」という論理で、突然、中国の領有権を正式に主張し始めたのである。 ◆鄧小平の戦略「鄧小平神話」に嵌った日本:天安門事件後の対中経済制裁を解除  それだけでは懲りずに、1989年6月4日の天安門事件に対する西側諸国の対中経済制裁を解除させたのは日本だ。これまで何度も書いたきたが、日本は「中国を孤立させてはならない」という理由で、史上唯一、中国が民主化できたかもしれないチャンスをもぎ取り、共産中国を強大化させることに、とてつもない大きな貢献をした。  その最大の原因は「鄧小平の神格化」にある。  拙著『習近平 父を破滅させた鄧小平への復讐』で詳述したように、中国建国以来、鄧小平ほど陰謀を重ねて権力を奪取してきた人物はいない。それは毛沢東を超えるほどの悪だくみの連続で、習近平の父・習仲勲を陥れるために、ありとあらゆる手段を講じてきた。  鄧小平に軟禁された趙紫陽が、「鄧小平の声は神の声だった」と、血のにじむような思いで録音しているように、鄧小平は絶対的な権威で君臨しており、偽善的に海外に対して「自分自身の神格化」という作業においてさえ大成功を収めているくらいだ。  その「狡猾さ」、「残虐性」から目を背け、今もなお「鄧小平神話」の中で生きている日本は、「罪を重ねている」としか言いようがない。  時系列を見て頂くと、1992年2月に中国が領海法を制定して、「釣魚島(尖閣諸島)を中国の領土とし、その領海も中国の領海である」と定めているのに、日本政府は文句の一つも言わずに、江沢民が操る「天皇陛下訪中」に夢中になってしまって、尖閣諸島に対する中国の主権主張を認めてしまったのだ。  天安門事件への日本の甘さを見透かされ、これなら何でもできると中国に思わせてしまったのである。  日中国交正常化の報道をするなら、こういう重要なポイントに注目しなければならないが、どのメディアもそのようなことはスルーしている。 ◆習近平の「経済で世界各国を絡め取っていく」戦略にまんまと嵌り続けている日本  9月29日、日中国交正常化50周年記念レセプションが、都内のホテルで開催され、林外相をはじめ、二階俊博元自民党幹事長(日中国交正常化50周年交流促進実行委員会最高顧問)、福田康夫元総理(同委員会最高顧問)、河野洋平・元衆院議長など、自民党の「親中勇士」たちが顔を揃えた。

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