2021年3月1日月曜日

畑違い!ナイスアイデア

 気に入った猫がいれば申し出て、2週間飼育できる。そこで問題が無ければ、無料で引き取れる。猫を抱いていた佐賀市の高校3年、石井瑶菜さん(18)は「人なつっこくてかわいい。車はまだ乗れないけどカフェにはこれからも通いたい」と話していた。


 カフェは、県内でガソリンスタンドやカーリース店を展開する木寺石油(武雄市)が運営する。前社長が猫好きで、会社の一角で保護猫を飼っていたのがきっかけという。2015年ごろから猫の数が増え、里親を探す活動をしてきたが、なかなか譲渡に至らなかった。

 県によると、ここ3年の猫の殺処分件数は300件前後という。19年に新しく社長になった児玉浩三さん(38)は、多くの命が失われている状況をなんとかしようと考えた。そこで動物病院で働いたことがある人を社員として迎え入れ、担当部署を「保護ねこ課 福にゃん」として活動を拡大。猫とふれ合う場所や時間を確保して、譲渡につなげようと、保護猫カフェを考えた。

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