2020年2月5日水曜日

『蒔いた種』は自ら刈り取ることとなる!コレ、魂の原則よ( ^ω^ )

ネット

桜を見る会、IR汚職に新型肺炎が加わった通常国会の序盤戦。安倍晋三首相らが「時限爆弾」とひそかに恐れているのが、公職選挙法違反(買収)疑惑での河井克行前法相と妻の案里参院議員に対する広島地方検察庁の捜査の行方だ。これまでの国会議員に絡んだ公選法違反事件からみても、結果次第では議員辞職とそれに伴う補欠選挙も想定されるからだ。
河井夫妻は、疑惑浮上後の「いい加減で無責任な言動」(立憲民主党幹部)などから、永田町やメディアで「広島のバカップル」と呼ばれている。2019年10月に『週刊文春』が河井夫妻の公選法違反疑惑を大々的に報じた際、克行氏は当該号発売と同時に法相を辞任した。
安倍首相による事実上の更迭とされたが、疑惑について克行氏は「私も妻もまったくあずかり知らない」と関与を否定し、「今後しっかり調査して説明責任を果たしていきたい」と語った。案里氏も事務所を通じて同様のコメントを出した。

2月に選対幹部が起訴との見方も


安倍首相は克行氏の法相起用に関する任命責任は認めたが、「政治家としての説明責任は本人にある」と強調。ところが、河井夫妻は直後から体調不良などを理由に国会にも登院せずに雲隠れした。
1月15日に広島地検が河井夫妻の事務所などを家宅捜索すると、ようやく記者団の前に姿を見せたが、「捜査に支障があるので、具体的な説明はできない」と述べるのみ。国会で野党から追及された安倍首相も「捜査中」を理由に踏み込んだ言及を避けた。
ただ、『週刊文春』などが報道する疑惑には具体的証拠や関係者の証言が伴っており、「これほど明白な選挙違反はめったになく、議員自身に捜査の手が伸びるのは当然」(司法関係者)とみられている。このため、永田町では「2月中にも選対幹部が起訴される」(関係者)との見方も広がっている。

そもそも、案里氏が出馬した2019年7月の参院広島選挙区での戦いは異例ずくめだった。長年、与野党が2議席を分け合う無風選挙だった同区に、自民の議席独占を目標に2人目の候補として党本部が案里氏の擁立を決めた。その際、それまで5期連続当選してきた溝手顕正元参院議員会長は「ありえない」と猛反発。選挙戦は自民候補の同士討ちの構図となり、安倍首相や菅義偉官房長官の手厚い支援を受けた案里氏が当選し、溝手氏は落選の憂き目にあった。
溝手氏はポスト安倍の有力候補とされる岸田文雄政調会長の後見人で、岸田派の重鎮でもある。ただ、溝手氏は、第1次安倍政権下で実施された2007年参院選での自民惨敗を「首相の責任」と批判し、2012年に安倍首相が自民総裁選に出馬した際も、「過去の人」と評するなど反安倍的な発言も目立っていた。

このため自民党内では、首相が「溝手潰し」を狙って案里氏を擁立したとの見方が駆けめぐった。加えて、広島は故池田勇人元首相や故宮澤喜一元首相の地元で岸田派(宏池会)の金城湯池でもあり、河井夫妻が菅氏とも親しいことから、永田町では「ポスト安倍にも絡む、菅氏による岸田潰し」(閣僚経験者)とも噂された。

自民党内から「えこひいき」と批判の声

さらに、選挙の際に自民党本部から河井夫妻のそれぞれの政党支部に合計1億5000万円の活動資金が振り込まれたことが判明。それに対し、溝手氏への選挙資金は1500万円に過ぎなかったことから、自民党内にも不信感が広がった。
2019年9月の党役員人事で選対委員長に就任した首相側近の下村博文氏は「考えられない金額。総裁や幹事長の指示でしかありえない」と発言。多くの自民党議員からも「基本は1500万円のはず、とんでもないえこひいき」(参院若手)との声が相次いだ。



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