2020年2月1日土曜日

これも必然 名古屋市

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トーチは「火の舞」や「火踊り」とも呼ばれ、野外活動のキャンプファイアなどの際に子どもたちが披露してきた。長さ50~60センチのステンレス棒の先端にタオルを巻き付け、灯油を染みこませて着火し、回しながら演舞する。市内では2018年度、高校14校中4校、中学校110校中109校、小学校261校中32校が実施した。
 しかし、昨年7月、市立中学2年の男子生徒が校庭での練習中に、服の袖に火がつき、腕をやけどする事故が発生。灯油を絞り切っていないなど、学校の安全対策が不十分だった可能性が高かったことがわかった。昨年8月現在で、トーチで17~19年度に37件の事故が起きており、市教委は昨年8月にトーチを19年度は行わないよう通知し、今後の対応を検討していた。

複数の関係者によると、有識者から安全面で否定的な意見が相次いだ。児童生徒への調査で、代用のケミカルライトでも火と同等の満足度が得られたことが判明し、市教委は、今後は火を使わず、ケミカルライトを使うなど安全を最優先するよう2月にも各校に通知することにした。

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