2020年2月8日土曜日

続き

先日、ネパールでは、ヒンズー教の司祭(インド占星術師でもある)に赤ちゃんの名前をつけてもらう風習があるというお話をしましたが、ヒンズー教においては、その後の人生において、何かと占星術に頼る傾向があります。

もちろん、伝統的な風習が悪いと言っているわけじゃないし、占星術がいけないといっている訳ではありません。
私、個人としては、占星術って結構信じています。星回りってあると思うし、ちゃんと自分を取り囲む環境における、その時の流れを把握して決断するのっていいことだと思うんです。

でも、それに依存しちゃうとなると、また話は別です。

これもグルに依存するのを同じ心理だと思うのです。

誰かに決めてもらった方が悩まなくて済むから楽だし、安心だし。そして責任を負わなくても済む
うまくいかなかった時は、たいした占い師じゃないね、なんて、占い師のせいにすればいいんですから。
これって完全な精神的依存ですよね。

って、ネパール人を例にあげましたけど、こういう精神的依存って世界のいろんなところで、日本においてもたくさんあるような気がします。
そして、優れた精神的指導者、占星術師、カウンセラーとは、決して相手を依存させない人々のことだと思うのです。

商売としては、依存させちゃった方がいいんですけどね。
自分のいいなりにして、自分なしでは何も決断できないようにして、囲い込み。
って、そんなことしちゃ邪道ですけどね。

でも、優秀な指導者や占星術師やカウンセラーは、そんな風に人を甘やかしません。

彼らができるのは、アドバイスであり、サポートであり、決めて実行するのは本人しかできないし、本人が自発的に動くのでなければ意味がないのを知っているからです。

そう、決めるのはあなた。
やるのもあなた。

そして、逆説的ではありますが、その覚悟がある人には、必要なサポートやアドバイスはきちんと届けられるような気がします。

な~んて。今日は、ちょっと真面目に語ってしまいました。
自分で決めるってのは覚悟と勇気が入りますが、でも、自分で決めて実行するからこそ、自信にもなるんですよね~。


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