女性は4~6日と9日に、職場に徒歩で出勤したほか、10日に近隣の大型スーパーに30分程度買い物に出かけたが、いずれもマスクを着用していた。今後、郡山市保健所が女性の行動歴や濃厚接触者の有無について確認を進める。同大によると、女性と同大生の接触はないという。
緊急記者会見を開いた内堀知事は、聖火リレーについて「2例目の発生を踏まえ、丁寧に協議を進める」とだけ述べて方向性は示さなかった。
また、同大でも関口修学長が記者会見し、今月末まで大学を閉鎖し、18日に予定していた大学、短期大学部などの卒業式中止を発表した。教職員を原則自宅待機とし、15日から教授室などを消毒する。同大系列の高校は休みに入っているが、幼稚園は開園しており、週明けに休むかどうかを検討するという。
関口学長によると、女性は学内で4日に開かれた教授会に約1時間出席。学長ら計34人の教授らが同席した。市保健所からは教授会参加の33人は2週間の自宅待機を要請されたという。
同大で卒業式を中止するのは震災直後の2011年に続いて2回目。女性は大学に海外渡航を届けていなかったといい、関口学長は「学生に迷惑をかけて大変申し訳ない」と述べた。
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