CNN) 新型コロナウイルスの感染拡大阻止に向け、ロシアの首都モスクワが30日から全域での外出禁止措置に踏み切る。ソビャーニン市長が明らかにした。今後さらなる通告があるまで解除されず、全住民が年齢に関係なく対象になる。
ソビャーニン市長は声明で、すでに実施されていた外出制限に触れ「市内での移動が3分の1に減少した。これはとても良いこと」とする一方、「ただ明らかに従わない人たちもいた」と述べた。
市全体を隔離状態とする措置により、今後住民が外出できるのは緊急の医療支援を受ける場合、近所の食料品店や薬局に出かける場合、家から100メートルの範囲でペットを散歩させる場合に限られる。
必要な職種の人たちについては例外的に出勤を認める。
ソビャーニン市長によれば、市当局者らは「スマート監視」システムを導入して今回の規制を施行するという。また自宅を出る際に許可を得るようにする特別なシステムも開発するとしている。
公共並びに民間の各交通機関については引き続き利用を認める。モスクワ市への出入りもこれまで通り可能となっている。
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