2020年4月13日月曜日

男性の内なる女性性、女性の内なる男性性

二元性の世界観が生み出す人と人との壁は、あなた方を満たすはずの愛の流動を遮断し、さらに、その空白を満たそうとする愛欲を生む。
あなた方の社会は、その欲というものを欲しているのだ。
もしもあなた方の社会の多くの男女が本質的な愛に満たされたとしたら、人々はそれだけで満たされ、質素な中で充分な幸せを満喫できるようになってしまう。」 との千賀一生氏著「ガイアの法則Ⅱ」より


あなた方の利益社会は様々な欲望を売りさばくことができなくなり、発展エネルギーを失うことになる。
だからあなた方の社会は、愛に満たさせまいとする操作性を帯びるのだ。
文明の維持者たちは、あなた方の男女関係が資本主義のあり方そのものになるよう見守り続けている。
愛する相手に自身を捧げるのではなく、自身が損をしないように付き合い、その一方で相手を自分のものとして獲得しようとするあなた方の男女のあり方は、資本主義のあり方そのものであることに気付く必要がある。

男女こそは、宇宙が与える宇宙の縮図であり、この縮図に歪みがある以上、あなた方の魂は本質的な愛に満たされることはない。
だが、病的なまでの愛の欠乏によってあなた方が行き着くことになる恋愛マニュアルから恋愛心理本に至るまで、男女の愛を求めるものへの情報が、その真の実現を根底で阻む観念情報で溢れている現状をあなた方は見抜かなければならない。

誰かの愛を自分のものにしたいという強い所有愛は、対抗型観念の裏返しでしかない。

所有愛は、それが手に入らない時、心は落ち着きをなくし、時に対抗心理へと転ずるようにそれは依存心理であり、依存は、対抗を生むのだ。


いかにしたら理想の異性を手に入れられるかといった所有愛の情報は、いかにもあなた方の望む愛を成り立たせるかに見えるが、それらの容認は、逆に潜在レベルでは、真に調和的な愛を不成立にさせる観念形式情報であることをあなた方は見抜いていない」



「対抗型所有観念がいったん形成されてしまうと、異性との関係は成り立ち難くなり、愛ある家庭を築くことが困難となる。


実際、あなた方の社会は、そうして、世界的に愛の不成立・家庭の不成立へと
進行させられ、暖かさのある愛や家庭は不在となり、この大地が促し始めている母性文明の誕生をはばんでいるのだ。

あなた方は、今、社会の矛盾に多くの人が気付きはじめてはいるが、しかし、文明維持者たちによるこうした直接、関節の心理コントロールは、容易に見破られることなくあなた方を現状維持にとどまらせている最後の砦となっている。


だが、今は、木々が冬には葉を落とすように、それが崩壊しなければならない時なのだ。


よく覚えておくのだ。

新しい時代は、女性たちの、自身の性質への真の目覚めから始まるのだ」


女性が愛する男性に自身をあけわたすには、宇宙への絶対的信頼を必要とし、
それは、女性の中に宿る男性性が、宇宙の叡智に自身を真に委ねられるかどうかにかかっている。

これが実現される時、自立と自由の両者があなた方に与えられることになる。


現代のあなた方の文明を超えるには、現代的方法論でそれに対抗しようとするのでは不可能だ。


対抗は、歪んだ男性原理にさらに拍車をかける道でしかない。

変容は、本質の変容から始まるのであり、再奥の一点から始まるのだ。


そのためには、現象の世界の裏側の変容が必要となる。

万物は陰陽で成り立つが、単一の陰陽で成り立つ存在は、この宇宙に存在しない。


陰陽の裏には必ず内なる陰陽が潜んでいる。

その内なる陰陽が変容のカギとなる。

内なる陰陽の裏にはさらなる陰陽があり、そうして万象は、16ビートの構造で流転するのである。


我々は、長い歴史の集積によって、女性の内なる男性性がどうあるかが、豊かな社会構造の実現にとって不可欠であることを知っていた。


同時にまた、男性側の内なる女性性の目覚めも必要であることを知っていた。

我々神官が形成させた神殿内における巫女たちの位置付けや、育成は、そうした数千年に及ぶ歴史の学びに根付くものであった。


ただ、我々は、それを男性原理的に実現させる方向へと進むことで失ったのだ。

我々のあり方は決して万全ではなかった。


あなた方に我々が望むものは、我々がなしえなかったその完全なる実現にある」



「存在と真に一つになる時、あなた方の不安、恐れ、疑いなどの観念は消滅し、悦びのみの心となる。

この、宇宙との一体性を達成させるものは、宇宙の導き以外にない。


宇宙は、存在を悦びの内に導こうとする。
ゆえに、人間にとって、その導きは、悦と感じ、快と感じる。

こうした本来的快感覚の奥に真の導きがあることを忘れてはならない。

人間本来の快感覚に耳を傾ける時、自ずと人間は必要な献身性が至福の内に表されるようにできている。

あなた方は、ただただ内的快感覚に従うだけですべては流動するのだ。


あなた方の体は、すべてを知る神殿だ。


あなた方が母性を失ったのは、体が伝えるこの宇宙言語を聞けなくなったからだ。

その導きに従い、宇宙につながる時、献身性を適切に表現するようにあなた方はできており、あなた方が『不利』と認識するポジションこそ、最も多大な創造的エネルギーが流動する受容ポジションであることを我々は理解していた。


それゆえ、たとえば一人の女性が自身の快なる導きに身をゆだね、その導きにすべてを捧げて生きるとするならば、そうして生ずる宇宙的次元の流動は、生きること全体を至福とさせ、必ずその流動に見合う出会うべき男性を引き寄せるようにできている。

宇宙に身をゆだね切る時、宇宙はあなたを悦びの内にゆり動かし、あなたがゆり動かされる時、宇宙もまたゆり動かされ、身をゆだねることのできる異性が出現するのである。



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