第一歩
CNN) 新型コロナウイルス対策のため商店などが休業しているベトナムで、収入が断たれた人を支援しようと、コメを無料で提供する「コメATM」が各地に登場している。
ベトナムで確認された新型コロナウイルスの症例数は265例と、世界の中では少数にとどまり、死者は出ていない。それでも政府は感染の拡大を防ぐための対策として商店や事業所を閉鎖させ、数千人が働けなくなった。
コメを無料で配るATMは、突然収入が断たれた人たちを支援する目的で、実業家などが国内の複数都市に設置した。
国営通信VNAによると、首都ハノイでは大型の給水タンクにコメを入れ、毎日午前8時から午後5時まで住民に配っている。
ハノイ・タイムズ紙によれば、並んで順番を待つ間は互いに約1.8メートルの間隔をあけ、コメを受け取る前に手指消毒剤を使わなければならない。
中部のフエでは大学にコメATMが設置され、地元住民にコメ2キロを無料で提供している。
ホーチミン市では24時間休みなしでコメATMが稼働。ダナンでは来週、コメATM2台の設置が予定されている。
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