会の名称「全ての生命を尊ぶ」ことはいうまでもなく、 地球や地球に生きる鉱物や水蒸気や植物、動物、人間を 含む宇宙全てにおけるあらゆる魂たちと統合をし、あらゆる魂たちが 愛と自由の元活躍出来ることを目指します。
2022年7月22日金曜日
自分も
人をだまして勧誘するから、こうして自分に返ってくる。詐欺やっとるんやから、当たり前。甘すぎるわ。
だから、いざという時に、神の、宇宙の助けが入らへんねん→彼女との出会いは、’90年代後半、韓国の東北部のとある村であった。
寒い日の早朝、自転車に新聞を積んで一軒一軒配達をしていた。統一教会からの奪還を手助けする支援団体の手引きによって彼女と遭遇できたのである。
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私は当時、『タイムアングル』(フジテレビ系)のリポーターとして、教団に関する事件を取材。その中で彼女へのインタビューが実現したのだが、自宅に戻る時間が決まっていたので、5分間の緊迫した取材であった。
彼女の名は洋子さん(仮名)。年齢は30代前半と言っていたが、ノーメイクで肌は荒れ、髪もパサついており、私の眼には40代半ばから後半に見えた。
関東の公務員の家に生まれ育ち、短大を出て何不自由のない生活を営んでいた。弟が一人いると言っていた。
統一教会に入信したのが6年前。短大の友人に誘われて、教義と世界平和に共感して信者となった。
合同結婚式への参加は、親をはじめ、誰一人として賛成はしなかった。しかし、
「自分なら出来る」
と“根拠のない自信”に突き動かされて決意したそうである。
相対者(夫となる人)とは、合同結婚式会場の韓国『88スタジアム』で初めて出会った。農家の次男坊で頼りがいの無い感じの男性であった。
合同結婚式が終わり、すぐに地獄が始まった。
韓国東北部の実家での結婚生活は、まさに生き地獄であった。
実家には次男の自室もなく、洋子さんは豚小屋で寝起きをしていた。
洋子さんは片言の英語は話せたが、夫は無学で韓国語以外は話せない。会話も無ければ一家団欒の時間もない。時折、夫が訪ねて来て用が済むと出ていってしまう。
ただただ労働力としての日々。加えて現金収入の為に新聞配達を強要された。
こんな劣悪な環境にも拘わらず不思議な事に、唯一の“より所”は
「統一教会の教書を読む事です」
と語っていた。
外に出る事が許されて、支援団体と接触が出来た。その支援団体によって、洋子さんは夫の入信の本心を知ることになる。
30年ほど前、当時の韓国の農家の次男坊へ嫁ぐ人はほとんどいない。
そんな中、統一教会の関係者から
「入信すれば高学歴の日本人女性と結婚出来る」
と勧誘され、入信したようだと聞かされたのである。
“何故逃げられなかったのか?”と洋子さんに聞くと、
「パスポートを取り上げられており、現金も無い。土地勘もなく自分がいる場所が何処なのかも分からない」
と語っていた。
私は帰国後、洋子さんの消息について八方手を尽くしたが行方は分からないままである。
その後、統一教会は文鮮明の死去により分裂。統一教会は『世界平和統一家庭連合』と名を変え、現在も合同結婚式を行っている。当時のような“日本人妻”の悲劇が、今も続いているのかは分からない。
洋子さんの無事を祈るばかりだが、統一教会を信じてアフリカ大陸等に渡った女性も当時は大勢いると聞いている。
世界の片隅で助けを待つ女性達の声が届く日は来るのだろうか…。
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