2019年12月18日水曜日

続き


なぜエンパス体質なの?~あなたが繊細すぎる理由


なぜエンパス体質になるのか?
科学的・心理学的に、分かりやすく説明します。

脳細胞の影響

人間には「感情」に関する特殊な脳細胞があることが、研究によって明らかとなっています。
その脳細胞はミラーニューロンと言い、悲しみや恐れ、喜びなど感情を表したり、感じ取ったりするときに活発に働きます。
エンパスは、このミラーニューロンが平均よりも過敏に働くという特質を持っています。
それゆえ、他人の感情に共鳴しやすく、必要以上に影響を受けてしまうのです。
また、ミラーニューロンは、他者に対して「思いやり」を感じる働きもします。
自然に思いやりの心を持てるエンパスは、他人に対して愛情を持つことができないサイコパスやソシオパス、ナルシシストとは真逆な存在です。
ミラーニューロンは、サルやチンパンジーなど高等動物の脳内にしか存在しません。
ミラーニューロンが普通よりも活発なエンパスは、もしかしたら、早い進化を遂げている新人類なのかもしれませんね。

ドーパミンの量

ドーパミンとは、幸せな気持ちをもたらす神経伝達物質。
中枢神経系に存在するホルモンの一種で、生成されると、快感や意欲感が増します。
数多くの研究や実験により、外向的な人よりも内向的な人の方が、ドーパミン感受性が高いことが分かっています。
つまり、内向的なエンパスは、少量のドーパミンで幸せを感じることができるということ。
そして、そのことは、エンパスが一人でいることを好む理由に繋がります。
彼らは、他人との関わりによる大きな刺激によってドーパミンを生成する必要がなく、一人で穏やかに過ごす生活で充分に幸せを感じられるというわけです。

情動感染

情動感染とは、上記ミラーミューロンが引き起こす、“感情の伝染” のこと。
1人の感情がトリガーとなって、他の人たちに同じ感情を誘発する現象です。
例えば、もらい泣き。
泣いている人を見るとつられて泣いてしまうこと、ありますよね。
それから、不満の多い職場でのピリピリした空気も、情動感染が働いているからだと言えます。
エンパス体質の人はミラーニューロンが過敏なため、この情動感染にかかりやすく、すぐに感情的に圧倒されてしまいます。
他人の感情をもらいやすい体質ということを考えると、エンパスは、付き合う人を選ぶべきかもしれませんね。
できるだけポジティブな人とだけ接するようにすると、感情的・精神的に落ち着いていられるはずです。

エンパスは世界を変える

さて、エンパスの特徴と、エンパスになる原因を解説しましたが、いかがでしょうか?
エンパス体質は、直すことはできないし、直す必要もありません。
周りの人々の感情や周波数をキャッチできる能力は、自分や大切な人を守ることができる優れた特性なのですから。


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