一人でいること」から生まれるパワーがある
ここで、主なパワーについてお話しましょう。「一人でいること」というパワーから始めます。現在のあなた方の文化のなかでは、一人でいることから生まれるパワーが失われてしまっています。一人でいることが、孤独の寂しさと混同されてしまっているからです。このパワーのバランスがとれているときは、自分に必要なものはすべて自分自身のなかにあり、他人を必要とはしないということがわかります。だからといって、他人といるのが楽しくないとか、一緒に何かをしたりできないとか、他人を慕ったりできないということではありません。むしろ、自分はバランスがとれており、喜びをもってパワフルに一人で生きていけるのだ、ということを知るという意味です。このパワーを無視すると、人生に大きな困難をもたらします。現代は、「いつも人と一緒」の時代になってしまっています。いつも誰かと一緒で、誰もまわりにいないときは、人の代わりにテレビと一緒にいます。
パワー問題に縛り付けられること
自分一人でいることから来る至福の状態を経験する必要があります 。このエネルギーの持つパワ ーや不思議さを無視していると 、自分を満足させるのに 、いつも自分以外の他人を求めることになり 、心の貧しいアンバランスな状態がつづきます 。一人で生きる人生を創りだした人でさえ 、それほど賢い人でさえ 、一人で生きる人生に対しては 、相反する複雑な感情をいだいています 。この相反する感情そのものが 、その人が学ぶのを妨げています 。 「自分自身といることによってのみ 、自分についてより深く知ることができる 。したがって 、自分は一人で生きるのだ 」と思う代わりに 、他人から取り残されて 、寂しいと感じながら生きているのです 。一人では寂しいからと 、すでに意味のなくなった夫婦関係や恋愛関係をつづけていくと 、それが怖れを生みだし 、そこからエネルギ ーのアンバランスをもたらすことになります 。(Takako注:なぜ怖れを生み出すのか。これについては次回、バーソロミューが詳しく言及している部分をご紹介しますね)そして、転生をくり返しながら、このパワーの問題にしばりつけられ、先に進めなくなってしまいます。
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