そんな中で「全米女子オープン」(2~6日)を中継したゴルフネットワークを見ていた時のこと。解説を務めた岡本綾子さんのある言葉が印象に残っている。説明不要だろうが、岡本さんは米ツアーで日本人トップの実績を誇る。米ツアー通算17勝は歴代トップ(2位は宮里藍の通算9勝)で1987年には賞金女王に輝いた。
そんな〝レジェンド〟は、ある選手が思うようにスコアがまとまらず、ふてくされたような態度が垣間見えた時に、こう言った。「こういうプレーをする人とは回りたくないですからね。私は若い時に、そういうことをしてはいけないとLPGA(全米女子プロゴルフ協会)の選手に言われました」
自らの行動が原因でツアー仲間から敬遠されるようになれば、自身も気持ちよくプレーできなくなり、求める結果から遠ざかってしまう。人間だけに、うまくいかない時に怒りを覚えるのは仕方ない。しかし、それを態度に表して周囲を不快にさせてしまうのは、何よりも自分のためにならないということだ。
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