2014年3月5日水曜日

「横浜市動物愛護センター」

先日娘が東京に行くことがあり、「横浜市動物愛護センター」を見学してきました
このセンターは、毎週土曜は平常通り開いています
予約もなしで見学をさせてくれますが、譲渡対象の子のみで殺処分になるかも?
という子たちは見学できなかったそうです

動物の写真撮影は禁止でした
↓横浜駅からバスで約50分、バス停より徒歩約10分
住宅街のなかの小高い山の上にあります

↓3階建てで写真よりも横に長くなっており、3階は事務所など、2階が犬の個室がずらっと並んでいます(譲渡対象の子 )
殺処分になる可能性がある子は、裏の見えないところに置いているそうです
1階が猫やふれあい室など・・



 ↓譲渡団体の募集もしています
 ↓飼いネコを室内飼育するように・・というコーナー
 ↓トリミングルーム
飼う前に体験できるようです


 ↓離れの「猫の家」
中は5つの部屋に区切られており、1部屋に1~2匹います
 下の2枚は災害時について


娘の感想です

受付の事務員の方や案内をしてくれた職員、質問に答えてくれた若い女性職員などみなさん、感じが良く動物に対する愛情が感じられたとのこと

手づくりの猫タワーもあったそうです

飼い主不明の子に関しては、1カ月くらいはおき飼い主を待つそうです

明確な「譲渡の審査基準」というのを設けておらず、ようすをみながら複数の職員の意見を交えて、決めて行くということです

センターという場所にいることを理解しており、来てすぐに噛むからとか、、そんな理由では処分決定をしていません
「家に帰ると違う」という予測も十分されています

おもてから見える部分だけで譲渡対象の犬を入れる個室が、36部屋あるのですが、そのうち17部屋が空いており、その理由が
「譲渡対象の犬がいない」ということだったので

不思議に思ったそうです

真剣に殺処分をゼロに近づけたいと思ったなら、もっといるはず(おくはず)ですのでね、、、

10歳以上の犬やできものがある子もおいていたので、そのあたりは、あるていど
理解があるとは思いますが・・

飼い主持込の対応は各区役所がしており、直接飼い主がセンターに持ち込むことはありません

のら猫の去勢手術に関して、基準はありますが、センターで行う分に関しては全て無料ということです
子猫に関しては生後6カ月を過ぎ、避妊・去勢手術をしてからの譲渡になるということで、それより小さい子猫の譲渡はしていません

のら犬がほぼゼロに近いので、子犬はかなり少ないそうです

●横浜市実績

①犬
犬の引取り・収容頭数
   平成22年度平成23年度平成24年度
収容頭数総数374頭395頭408頭
飼い主不明犬300頭306頭301頭
飼えなくなった犬72頭77頭94頭
負傷犬2頭12頭13頭
返還数202頭206頭203頭
譲渡数67頭122頭117頭
致死処分数96頭48頭61頭
自然死・死体搬入-7頭11頭


②猫

年 度合 計飼えなく
なった猫
飼い主
不明猫
負傷の
猫等
処置頭数
22年度1,339頭155頭879頭305頭返還 2頭譲渡 247頭致死処分 1,090頭
23年度1,576頭140頭988頭448頭返還 5頭譲渡 395頭致死処分   188頭自然死670頭死体搬入262頭
24年度1,556頭184頭940頭432頭返還7頭譲渡545頭致死処分 527頭自然死221頭死体搬入225頭

●横浜市のホームページをみて、講習会をうける譲渡希望者が増えているそうですよ
犬の譲渡はもっとがんばってほしいです
猫はすごいですね
職員さん自体、猫もまだまだがんばらないと・・とおっしゃっていたそうです
そうですね
猫に関しては、「行政の啓蒙」が殺処分を減らす鍵を特に大きく握っていますので・・
↓横浜市の譲渡犬
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/hokenjo/genre/douai/joto/jotoinfo-dog.html

↓横浜市の譲渡猫
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/hokenjo/genre/douai/joto/jotoinfo-cat.html

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