2013年11月15日金曜日

ご支援のお礼/「ゴンタ」に去勢と歯削りを

●譲渡会のチラシを作っていただいていますジュリさんより、11月14日付で5千円のご寄付をお振り込みいただきました

いつもありがとうございます(*^_^*)

●今日、雑種犬「ゴンタ」の手術のため、神戸市東灘区の、いつも避妊&去勢でお世話になっている病院に行ってきました

いつもは12時に病院を訪れ、迎えは17時なのですが、今回歯を削っていただくので、朝9日に訪れ、17時の迎えでした

「小」は娘の家にいた時にこたつに入ってくれずこたつぶとんの上におしっこをしただけだったので、うちに帰ってからは電気ヒーターとファンヒーターで暖房しています

ファンヒーターは3時間で、電気ヒーターは6時間で切れてしまうので、ゴンタを連れて行って一回家に戻り、5時にまた神戸に迎えに行きました

なぜ歯を削ったかと言いますと・・・

ゴンタが犬に対してとても凶暴だとわかったからです

「ゴンタ」は力が強く、じっとしていないので、鉄の鎖につないでいても鎖がしょっちゅうよじれたり、鉄の部分がちぎれたり、、ということがありました

9月末に、「トラ」の散歩から帰ってきた時です

鎖がちぎれたゴンタが待ち構えていて、トラに襲いかかりました

トラも老犬ですが負けん気はすごいです
だけど、年でやせてきて12キロほどのトラが24キロのゴンタにかなうわけがありません

瞬間わたしはトラを噛みにいくゴンタのあたまや背中を素手でたたきましたが、全く効き目がないので、2匹のあいだに足を入れました

が、わたしの足をゴンタが間違って噛んだだけで意味なく、トラをかみ殺すんじゃないかと思ったゴンタを、近くにあった棒でたたきました

やっと2匹が離れて、そのあと2匹のからだを見たら無傷だったため、エッ?
わたしだけ血だらけ??という感じでした

わたしのふくらはぎにゴンタの4本の犬歯が軽く食い込み、なかなか血が止まりませんでした

あとで、あれはどっちが上とかやってただけだったのかも?って
思いました
オス同士は、そういう闘争本能を持ってる子、多いですので・・・

が、おととい大変なことが起こりました


わたしがサリーを散歩している最中に、いきなり背後から、また鎖をちぎったゴンタがサリーに襲いかかりました

サリーに噛みつき、狂ったように悲鳴をあげるサリーをゴンタから必死で引き離し、わたしが逃げると追いかけてきます

ゴンタは足長で筋力・ジャンプ力がすごいので、わたしが両手で高くあげていたサリーに飛びつこうと必死です

高くあげながらあっちへ、こっちへとこきざみに逃げますがとにかくしつこい・・・

すぐ近くに隣家の畑があり、その周囲にシカよけのネットが張ってあったので、その中にサリーを投げいれようとしましたが、ゴンタを気にしながらで1回目、ネットに手前にサリーを落としてしまいました

ゴンタが襲う寸前にサリーを拾い上げ、再度、2メートルくらいのがけを上がりきってサリーをネットの中へ放りました

サリーは5.5キロほどですが、柴かなにかの血が混じっていてあしながの細身の子なので、多少放っても大丈夫だと思ったので・・・

ゴンタはわたしからは逃げないので、すぐに首輪を捕まえて以前つないでいた奥の方へ戻しました

その後すぐにサリーを迎えに・・・

畑から自分で出てきてわたしを見つけたサリーは、飛んできました

サリーは脇腹に1か所、ゴンタの犬歯が軽く入り、少し血がにじんだ程度で済みました
奇跡的だと思いました

家にあったゲンタシン軟膏を塗ってあげました
もう少しひどい傷だと抗生剤を飲ませたほうがいいと思います

サリーに、
「怖い思いさせてごめんな」と何度も謝りました

それで思い出したのが、トラとのけんかです

あの時に、もっと重大に考えればよかったと・・・

今回のことは、大きな警告だと・・


8月下旬に猟犬「りょう」が来客を襲った時と、ゴンタの襲い方がとても似ていました

ゴンタには警察に来た時に、ひっぱり矯正首輪がついていたので、猟はさせられていなかったと思われましが、あの体型や無駄吠えの多さ、犬小屋に入りたがらないところを見ると、ゴンタにも猟犬の血が流れているのではないか?と思います

特に、自分より弱いものに対して、執拗に襲いかかろうとするところが、やはり「りょう」と同じだと・・・

りょうはたぶんあの日、その来客を自分より弱いと判断したのだと思います
それとその日、うちの近所で猟犬を放して鹿やいのししを殺すということをやっていたので、なんとなく本能が出たのかもしれません・・・

りょうのことがあった後で、譲渡会スタッフのYさんから言われました

「井上さん、噛む犬の場合は、歯削るって手もあるんよ
歯取るか命取るかってなったら
もちろん命が大事やん」って・・・

そうか、そういうこともできたのか・・
とあとで思いました

今「りょう」をみているDさんと、先日飼い主を噛むと相談があった柴犬の飼い主の方には、最終そういう方法もあるということを伝えました

で、おとといゴンタがサリーを襲ったので、昨日神戸の獣医師に相談して、オスの闘争本能などを少しでも弱める効果も期待できる去勢手術の麻酔が効いている間に、危険な歯をけずることにしました

削ってもらったのは、左右上下に4本ある犬歯と、上の犬歯に接近している切歯2本です

先生も、歯の大きさにびっくりしていて、予想では少し削る程度と思っていらしたのですが、これはかなり削ったほうが安全だということで、その6本をかなり短くしていただきました

神経の通っている部分まで削ったので、明日から5日間、朝晩必ず抗生剤を飲ませることになっています

これを忘れて可能などしてくると、歯を抜かないといけなくなったりしておおごとになるよと・・・

ゴンタは人にはなつこいです

帰る時も、
帰るよと言ってるのに
看護師さんの足にスリスリしたと思ったら、次先生の方に行って挨拶を・・・
先生は
「ええこや、ええこや・・・」と言ってくださいます

最初、ゴンタを鉄製のドア付きのゲージで飼うことも考えましたが、Yさんに
「井上さんとこした土やん?ああいうあばれる子は、コンクリで基礎しな中であばれてひっくり返すかも?」と言われ、

そうだなと・・・

で、今は、できるだけ他の犬の気配がしない一番奥の柿の木に、強力犬用の鎖でつないでいます

それでも絶対とは言えませんが、歯を削ったので、万一離れた場合に、10分ほど先に飼われている小型のシェルティうちの保護犬たちが万一噛まれても致命的にはならないし、近所の小さな子どもや高齢者に対してもどうかわからないので、とりあえずは一安心です

↓サリーを投げ入れた畑

この近くにいたおかげで、本当に、サリーも、サリーを殺さずに住んだゴンタも、サリーを死なせずにすんだわたしも、助かりました

大きな大きな警告を、これからの糧にしていきたいと思います

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