2013年11月12日火曜日

神戸市動物管理センター 上半期「殺処分と譲渡」

平成25年度 上半期(4月~9月)
「神戸市動物管理センター」におけるについての殺処分数

4月/16頭 5月/26頭 6月/14頭 7月/5頭 8月/7頭 9月/3頭

上半期犬の殺処分数 合計71頭

この数字から読み取れるものは、上半期後半は殺処分数がかなり減っているということです

「ナナ事件」があったのが、5月の前半だったと思います

神戸市須磨区で保護され「神戸市動物管理センター」の「保護犬台帳」に掲載されていた白色の雑種老犬をなんとか助けたいと、わたしに相談がありました
相談の主は、現在「神戸市動物管理センター」からの「老犬引き取り団体」となった
「神戸ナナプロジェクト」のSさんです

わたしが、引き取る方法を提案して、わたしの知人に協力者として出向いてもらいましたが、引き出しできませんでした
「神戸市動物管理センター」は、殺処分派ですので、以前からセンターの「保護犬台帳」にわざと
●首輪の有無
●性別
●色
を書いていませんでした

このセンターに運びこまれた動物が「保護犬台帳」に載っている期間に、センターから動物を引き出すことができるのは「飼い主」だけです

このセンターは、何があっても飼い主にしか絶対渡さない
と、数少ない譲渡犬にまわる子以外全て殺処分します

なので、上記の3点を、わざと好評しないわけです

他のセンターではこの3点を公表するところが多いと思います

「環境省」にも聞きましたが、「普通はオスメス公表すべきでしょう」と言っていました

「ナナ」という名は「神戸ナナプロジェクト」のSさんが、犬がセンターで殺処分されたあとで付けた名前です

「ナナ」をどうしても引き出したいと、Sさんはわたしの知人とセンターに出向きましたが
犬の色を聞かれて、「うすい茶」と答えました

センターの職員で獣医師免許を持つ「湯木」氏は、
「ほーら見ろ」という感じの表情をしたそうです

汚いやり方です

この事件のあと、現在犬の色だけは表示されるようになりましたが、首輪についてと性別はいまだ隠されています

今も「保護犬台帳」の掲載されている期間は「飼い主」しか引き取れませんので、、、

その後「殺処分」になるか「譲渡犬」になるかが決まるわけですが・・・

この事件のあとしばらくは、センターに譲渡希望の電話が結構あり、これまでのように
どんどん殺しにくくはなりました
これまで、中型以上の雑種犬などは、性格のいい子でもどんどん殺してきましたので、、、

結局、殺したいんです
助けたくないし、自分たちの仕事増やしたくないし、、(定時で帰りたいし、休日出勤なんて、できるだけしたくないという人間ばかりでしょうから)
なので一番早くて自分たちが楽で簡単に動物がいなくなる「殺処分」をどんどんすすめてきたわけです

それまで、中型以上の子が「譲渡犬」にまわる確率はかなり少なかったです
99・何パーセント、殺処分だったと思います

それなのに、昨年の秋に「垂水区」で保護された白の「マルチーズ」なんて、いくらでも貰い手のありそうな、すぐに里子に出そうな子なのに、ずっと譲渡候補犬の残っていました

今年5月、ナナ事件の時に、まだ譲渡犬として写真が掲載されていたのを覚えています
わたしは
「いつまでかかってんの?それでいて殺処分ばかりして、、、」と思いました

わたしの予測ですが、たぶんセンターで世話をするボランティアか職員のひいきかなにかで
「この子はおいておきたい」と
希望者がいても審査でわざと落としたりして
わざと譲渡しない方向だったんじゃないかと思います

このマルチーズと同じ時期に神戸市西区で保護された「トイプードル」は、早い時期に譲渡されていましたので、、、
やってることがおかしいことはすぐにわかりました


次に、上半期の「譲渡」内容です

4月~9月の一般譲渡(神戸市が、規約に基づき兵庫県内に住む一般家庭に譲渡した分)

4月 トイプードル/ペキニーズ/雑種(成犬) 合計3頭
5月 マルチーズ/雑種(子犬)/雑種(成犬2頭) 合計4頭
6月 チワワ/雑種(成犬2頭) 合計3頭
7月 シーズ/パグ/柴犬/雑種(子犬)/雑種(成犬) 合計5頭
8月 ヨークシャテリア/柴犬/雑種(子犬) 合計3頭
9月 ポメラニアン/トイプードル2頭/雑種(成犬3頭) 合計6頭

上半期 犬の一般譲渡数 合計24頭

次に「団体譲渡」です
現在、神戸市動物管理センターでは、6つの団体に「団体譲渡」をしています

「ナナ事件」以前に譲渡していた個人でない団体が2つ
「ナナ事件」以降に譲渡団体として登録した個人の団体が4つ

大きな団体は
先日わたしがブログで批判をした「公益社団法人 日本動物福祉協会」がひとつ
これは、現在「神戸市動物管理センター」内に有償ボランティアとして入り込んでいる「CCクロ」のおおもとです

もうひとつは
兵庫県西宮市の「NPO法人 ペッツ・フォー・ライフ・ジャパン」

個人の団体については、団体名を聞きましたが教えてもらえませんでした
理由は、「譲渡団体」として神戸市と契約を交わす書類上で、団体名を聞かれた際に
公表する、、、ということを記載していないから・・・ということでした

?と、、わたしとしては納得がいきません
動物愛護活動をしていて、行政から動物を譲渡されている団体の名前をなぜ市民県民に公表できないのか?
おかしい・・・
市側は「個人情報の問題がある」って言いますが
何も代表者の個人名や住所・電話番号を聞いているのではありません

なぜ質問に答えてもらえないのか?
徳弘センター長と神戸市の「情報開示」の係に何度も言いました

市民の税金で仕事をしているなかのひとつなのに、市民に情報を公開できない理由でもあるの?
各団体には、公表していいか、センター長から聞くことになっています
いったいいつになれば返事が来るのか・・・
お役所仕事ですからね

ただ、そのうちの一つは「神戸市灘区の動物病院です」
ここなんじゃないか?っていう予測はありますが、予測で書けないのと、動物病院の名前を出すとその病院の玄関前などに、犬や猫を棄てる「どうしようもない人間」がいますので知っていたとしても書きませんし、病院の名については教えてもらわなくていいと言っています
市側も教えないでしょう

他3つの団体のうちのひとつが「神戸ナナプロジェクト」ですね
おわかりの方も多いと思いますが・・・

神戸市の「譲渡団体」として登録された年月日も書いて行きます

「上半期 (4月~9月) 団体譲渡内容」

●NPO ペッツ・フォー・ライフ・ジャパン(平成22年5月に神戸市の譲渡団体に)

(5月)雑種子犬 2カ月/2頭  3カ月/2頭
(7月)雑種子犬 2カ月
    トイプードル 5歳
    ヨークシャテリア 5歳

合計 7頭

●公益社団法人 日本動物福祉協会(平成25年4月5日に神戸市の譲渡団体に)

(5月)雑種子犬 3カ月/2頭

合計2頭

●神戸市灘区の動物病院(平成25年6月26 日に神戸市の譲渡団体に)

(7月)雑種子犬 2カ月/2頭

合計2頭

●神戸市西区の個人団体(平成25年7月26日に神戸市の譲渡団体に)

(7月)チワワ 12歳
    パピヨン 13歳

合計2頭

※この団体が「神戸ナナプロジェクト」ですね・・

●大阪府の「シュナウザー」限定の引き取り団体(平成25年8月26日に神戸市の譲渡団体に)

(9月)シュナウザー 7歳

合計1頭

●神戸市中央区の個人団体

実績なし


ということで、上半期の犬の団体譲渡は
合計14頭でした

この結果をみて、みなさんはどう思われるでしょうか

団体は、雑種でも子犬か、小型の純血種の可愛い系など、すぐに里子に出せる子を選んで引き取っている団体がほとんどです

「神戸ナナプロジェクト」は、Sさん自身が「老犬引き取り団体」としてたちあげた・・
とブログで書いているように、老犬2頭でしたね・・

結局は、選ぶんですよ

しんどい思いをしたくないんですよ・・・

こんなだから、「日本の動物愛護」は、本物の「愛護」じゃないんです

猫に関しては、もうそれはものすごい数の殺処分で、こういうことを書くよりも別の面からの啓蒙が必要なのですが、「猫の団体譲渡」のみ、書いておきます

「上半期 猫の団体譲渡」

●ペッツ・フォー・ライフ・ジャパン

(5月)子猫 2匹

●神戸市灘区の動物病院

(4月)子猫 6匹
(5月)子猫 4匹
(6月)子猫 4匹
(7月)子猫 2匹
合計16匹

ということで、灘区の動物病院の院長は、すごいですね・・・
16匹を引き受けています

この院長のように、殺処分される猫を1匹でも救う、本当の意味で動物の命を大切にする獣医師が増えて欲しいです

病院の前に棄てられていた犬や猫を何も思わずに、警察や管理センターに持って行く獣医師もたくさんいますので・・・

そういう人間は、金もうけのために「獣医」になったのだと思いますが・・

今日は「神戸市動物管理センター」について調べた事のなかで、この情報を書きました
後日また、別のことを書きたいと思います

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