チャコちゃんは、兵庫県K警察から引き出した子です
その頃ちょうど兵庫県稲美町のいいかげんな多頭飼育家庭から迷子になってしまった柴犬のウメちゃんを探していました
つい先日ダックスの姫ちゃんの募集依頼をしてきたTさんが、そのことを知って、K警察に柴犬がいると教えてくれました
K警察は本来飼い主または保護して警察に連れてきた人にしか動物をわたしません
数年前までは、動物に優しい担当がいてその頃はよくTさんが警察から引き出して里親探しをしていたそうです
わたしは、黄色の首輪がついていると聞いた時点で、おそらく違うだろうと思いましたが、見に行きました
その時は、もうどんな子でも絶対連れて帰るぞと決意していました
K署から保護した経験のあるTさんが電話で担当者にうまく言ってくれて、担当者も半ば仕方ないという感じでしたが、引き出させてくれました
この子はまだ1歳未満と思われましたが、人にすごくおびえていて、散歩もさせてもらったことがないのがよくわかりました
うちに来て1週間たったころ、ちょうどTさんが抱えていたのらの子犬1頭の里親募集に感じのよさそうな3人の方から希望があったということで、みなさんが同じ日時にTさん宅に見にこられることになったので
「井上さんとこにいる子を2匹連れてきて」
と言われて黒ののらの子犬1頭とこの子を連れて行きました
3名の方みなさんそのコロちゃんの希望だったのですが、里親のMさまは他の方にコロちゃんをお譲りして、当会保護の柴ちゃんを里子に迎えてくださいました(*^_^*)
K署の規定では、わたしが引き出して3カ月以内に元飼い主が名乗り出た場合は、返さないといけないということでした
柴ちゃんの様子をみれば飼い主に全く愛情がないことは明らかでした
ただ、そのくせしていなくなったら必死で探すという人もたまにいるんです
これがなぜかわからないのですが・・・
なので、Mさまから当初いただいたお便りは、写真なしでずっと掲載させていただいていました
そんな飼い主に返さなくていいように、もし警察から
「元飼い主が連絡してきた」と電話が入った際の言い訳も考えたうえで、絶対にかえさないという決意でMさまにわんちゃんを託しました
命を守るためには、時にはウソも必要です
命を守るためのウソならついてもいいと思っています
Mさまよりいただきましたお便りです(^-^)
奈良のMです。お久しぶりです。
早いものでチャコを我が家の家族として迎えて今月の14日で1年を迎えることが出来ました。
今ではすっかりM家の一員として元気に過ごしてくれています。
チャコのフィラリアの現状としましては、今月の1年目の血液検査で
フィラリアの子虫が血液中にいなくなったと言う事でした。
その他、血液検査の数値はすべて良好であるとのことだったので
『ホッ』と一安心です。
残るは親虫のみということで、親虫の除去はすこし時間がかかるということなので
引き続き治療に専念したいと思っております。
昨年11月に去勢の手術を行う予定だったのですが
通っている動物病院の先生の体調不良が原因で手術が出来ていませんでした。
手術は無事成功しました。1泊病院で入院して昨日引取りにいったのですが
元気がなく、食欲旺盛だったチャコが殆どエサも食べれない状態でした。
それに加えて慣れないカラーをさせられてストレスがすごかったんでしょうね・・・。
おなかも痛いしなかなか座ることもできず、昨日は立ちながら寝ていました。
カラーがどうしてもなじまないようだったので
手持ちのチャコのTシャツを改良して術後服を作ってあげたら
やっと落ち着いてくれました。
昨日は心配だったので、一緒に寝て様子を見ましたが
疲れていたのかぐっすり寝てくれました。
今日は少しご飯も食べてくれるようになって、散歩も少しですがいけるようになりました。
↑ 手術前のチャコ 2
去勢手術も終わり、フィラリアの治療も順調に行っています。
ようやく、井上様との『引き取る上での約束』を半分果たせました。
『チャコが亡くなるまで責任を持ってお世話してあげる事。幸せにしてあげること』
この残りの半分の約束を果たせるよう、チャコと楽しく長く過ごして行きたいと思っております。
少し落ち着いたら、井上様のところに遊びによさせて頂きたいと思っております。
その際はよろしくお願いいたします。
↓娘さんと姉妹のように愛してもらっています(*^_^*)
Mさま宅に行ってから、チャコちゃんは笑顔をみせてくれるようになりました
本当に、本当に、ありがとうございます
ほんのわずかな小さな子犬の時だけ可愛がって、あとは散歩もせずに繋ぎッぱなしという、おろかな人間はいくらでもいます
ペットショップ・ブリーダーをはじめ、保護活動をしていると言いながら安易に繁殖させている人間、存続しているブリーダーから継続して犬を保護しているという人間・・
いやそれは私からすると保護ではない
本当に保護の気持がある人間はそんなことはしない
それは生体販売の手伝いである
経営を助けているのだから・・
NPOでも、個人でも、そういうところはたくさんあります
いいかげんな人間がいて殺処分や虐待される動物が多いことを知っていながら、どうしてそんなことが出来るのか・・
保護しているという人のブログに、どうして生体販売のCMが入るのか・・
兵庫県のNPOにも、ブリーダーからずっと引き取っているところがあります
そこにはそうでない犬もいますが・・
わたしは保護活動を始めた当初、そのことを知らずに、明石公園の譲渡会に来た方で、うちに飼いたいと思っている犬がいない時はそこを紹介していました
「チワワとダックスならいつでもいるから言って」って言われていて・・
後悔しています
紹介したことは、わたしも生体販売の手伝いをしたことになるからです
可哀そうな動物を助けたいと思っているみなさん、、
よーーく、観察してください
どんな団体にどんな子がいるのか・・
人気の種類で老犬じゃない子が多いところは、たいていブリーダーからか、保健所やセンターから引き取ったとしても、早く出そうな子を選んで連れて来ているところです
なぜか・・
回転をよくしてお金に替えたいからです
犬猫の保護はお金の対象になってしまってるんです
譲渡の時に一律いくらって取るところは多いですから・・
そりゃ、ワクチンや避妊手術だって書いてありますが・・
では・・
絶対に避妊手術をして譲渡の時にその分のおかねを取っている団体が、どんどん産ませて売っているブリーダーから次々引き取ってるって、、
疑問に感じないですか??
動物を助けるためにやってるようなフりをして、実は動物を不幸にしているんです・・
ブリーダーから引き取っていない団体でも、じゃあ、なぜ選ぶの??
おのずと答えは見えてくるはずです
他に、ホームページなどに
「飼えなくなっている犬猫を安価で引き取って世話します」
なんて書いてあるところは絶対だめでしょう
連れて言ったら
「今後、この子のもらわれる先については聞かないでください」と
言われた人を知っています
本当に命を助けるとはどういうことなのか・・
根本的なことを見失い、目先の金にとらわれ心が汚れてしまっている愛護団体が多すぎるでしょう
だから
本気で殺処分をなくすような活動になっていないのでしょう
ただ助けて世話して里子に出す・・
ほとんどのところがそれしかやっていませんね
殺処分をなくすために
どんな啓発・啓蒙活動をしているのか・・
ただ寄付金を集めて自分の団体を大きくしてとか・・
それしか考えない団体が多すぎます
それは犬猫の保護団体に限ったことではありません
わたしが保護活動を始める前に加入していた
啓蒙のみをやっている愛護団体もそうです
本当の愛護って、何だ?
イメージを良くするだけのために自治体が
「動物管理センター」
から
「動物愛護センター」
に名前だけ変えています
中身はおんなじ殺処分をするところ
動物愛護団体も
名前だけってとこ、多いと思います
命助けてるフリして実はそうでないような・・
そういう汚いやり方が
わたしには許せません
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