☆昨日、徳島の野犬ちゃんの子犬の白いコ、最後の4頭目のコの譲渡に夫が行きました
夫は週休2日で、今週は水・木連休だったので、、
里親さまは、神戸市の方です
(写真を夫がとり忘れたので、またわんちゃんに会いによらせてもらうことになっていますので、その時に・・)
同じ敷地内の別宅に住むご両親が、常に2~3頭は中型犬や大型犬を飼ってこられて、現在も一頭飼っておられます
今回は、その息子さんご一家ですね・・
別にお住まいのお姉さまが、ある店舗に貼ってもらっている、里親募集の張り紙をみて
ご希望いただきました
1時間弱、夫が話やご家族みなさんで一緒に散歩したりして、、
このコはだいぶ夫になついてきていましたが、子供さんたちに相手してもらってテンションがあがってきて、、ワンちゃんも安心してきた様子だったそうです
これまでわんこを飼ってこられて、おうちに天井付きのゲージがあったので、それを使われるとのこと
室内飼いと言っても、脱走には十分に注意していただかなくてはなりませんので、
①誰もみていられない時は、必ずゲージに入れる
②ゲージから出す時は、ドアや窓からの脱走に注意する
③網戸を簡単に破ったり、カギが開いてると、サッシが軽いので簡単に窓を開けてしまう
④子供さんが小さいので、子供さんがゲージのドアを閉める場合、『閉めたつもりでも開いていないか?』
十分に注意してください
(ある程度手がかからない年齢に子供さんがなってから希望いただく方がほとんどなのですが、猫の希望者の場合は、もう少し小さなお子さんがおられる場合があります
そういう場合は、譲渡までに、親御さんと子供さんとのあいだで、『子供さんが一人でゲージの開け閉めを絶対にしないこと』を約束してもらいます)
⑤子供さんおひとりでの散歩は、まだまだ避けてください
子供さんがこけてしまったりして、リードを放してしまい、犬が走って行ってしまい迷子になることがあります
⑥首輪のゆるみには、十分に注意してください
成長とともに首輪のサイズを合わせていく際に、両手で「くくっ」と手前に引っ張っても抜けないか?
確認してください
散歩の際に、犬が「まだ行かへん」とふんばってるのに、犬を見ずに「おいで!」と無理やりリードを引っ張ると、首輪が「スポッ」と、抜けることがあります
首輪の緩みに注意をして、必ず犬を見ながら、散歩をしてください
⑦首輪に必ず電話番号(非通知拒否などしないで)を油性ペンで書いてください
迷子になった時に見つけた人が、「警察」「動物愛護(管理)センター」の、どちらに連れていくかわかりません
警察署により、何日でセンターに送るかはまちまち(早い場合は即日)ですが、直接動物愛護センターに連れて行かれた場合、殺処分は早いです
ですので、見つけた人から連絡が来るように、首輪に電話番号を書いてください
あと、写真入りのポスターに電話番号を書き、目撃情報を待つということもしてください
⑧子犬・子猫の場合、迷子になってしまい、人に警戒するようになってしまって(放浪中、人間にいやなことをされた場合など)捕まらない場合があります
その場合、どこかでえさにありつけても、成長とともに首輪がきつくなり、クビが締まっていって窒息することもあります(過去に保護した猫のキッシーが、捕獲器を使わないと保護できず、推定4か月でした)
その点も、十分に注意してください
⑨まずはおうちに慣れてもらって、おうちが「安心できる場所だ」と、わんちゃんが認識できたら
少しずつ、無理をさせないで散歩の距離を伸ばして行ってください
その際に、一つのコースに慣れたら、別のコースも教えてください
万一迷子になった場合に、自力で帰ってきやすいように。
⑩年々温暖化がひどくなります
熱中症には十分に注意してください
小型犬は寒さに弱いです
冬は服を着せて暖房するなど、凍死に注意してください(猫も特に寒さに弱い)
(朝方の5時~7時くらいが、一番気温が下がります)
若いあいだは寒さに強くても、高齢になると寒さに弱くなるコもいます
それは、中型以上の大きな子もそうです
でもなかには、中型犬で寒さにものすごく強いコもいます
中型以上はそのコそのコでまちまちなので、よく観察してください
⑪子犬の場合は、成犬(たいたい1年)になるまでに、引っ張り防止訓練をご自身で行ってください
子犬の時に、引っ張られ放題で、大きくなってから飼い主が困り果てる場合がよくあります
そうなると、飼い主側が散歩が精神的苦痛となり、一番かわいそうな思いをするのはわんちゃんです
ただ可愛いだけでは犬は飼えません
可愛がるとき、しつけする時のめりはりをつけて、最期まで同じ家に住む家族として、犬と人間が
愛し愛されることが当たり前です。
これらのことを、最初の電話でお話して、必ず守っていただきますが、、、
それから、最初の電話でわたしがする質問です
↑に書いた注意事項や、↓に書いている質問などは、里親さんのご年齢や家族構成、、お仕事の時間帯や、、また、里親さんが自ら話してくださる内容や里親さんからの質問など、、、
いろいろ取り混ぜながら、話を進めていきます
箇条書きにはしていますが、決して
『質問責め』のようにはしません
会話の中の流れで、里親さんのお人柄とかも、こちらに伝わってきます
●これまで犬を飼ったことがありますか?
●外飼いですか? 室内飼いですか?
●何歳くらいで亡くなりましたか?
●何年前まで飼っていましたか?
●フィラリアの予防薬は飲ませていましたか?
●ごはんは、決まった種類のフードをあげていましたか?
決まっていれば何をあげていましたか?
●散歩は主にどなたがされますか?
☆それから、一番大事な質問
●迷子にならぬように、十分注意はしていただくのですが、
それでも、万一迷子になった場合に、どこに連絡するかご存知ですか?
保護活動を開始した当初から、希望者にはこの質問をしていますが、多くの方が、この一番大切なことをご存知ありません・・
今回の4頭の子犬の兄弟の里親さんのなかで、ご存知だったのは、おひとりだけでした
行政機関の公務員が、いかに啓発ができていないか??
ということが、よくわかる質問です
こういうことは、「犬を飼っている・飼っていない」に関わらず、全市民・国民に、広く周知をされなければならなかったこと
広く周知をすることが、
『いのちを大切にする』という啓発につながるのです
わたしがまだ保護活動をする前、デモやパネル展をやっていたころに、『AC』(日本広告機構?)に電話でお願いしたことがありました
「ACジャパンのCM」にて、このこと
●飼い犬・飼い猫がいなくなったら、管轄の警察署と、自治体の動物愛護(管理)センターなどに、すぐに連絡してください
飼い主からの連絡が来ないために『殺処分』となる犬や猫が、あとを絶ちません
この内容でTVで放送して欲しいと、、、
ACは「ご意見として参考に」
はあ・・いつものことか、、、
ほんまに、、イノチ助けるって、一番大事やのに、、、って思いました
そのころ、神戸市役所に娘と一緒に行きました
担当は、今もいる竹原課長
効率よく周知するために、狂犬病予防接種の案内に、これを書いてくれ
とお願いしたところ
(1年目に予防接種を受けたら、次の年からは自動的に自治体から案内が届くので)
竹原課長
「狂犬病の担当は別の部署なので、無理です」と
はあ、、、お金と時間と労力かけずにイノチを大切にする啓発ができるというのに、、
役所・公務員というのは、なんと効率が悪いのか、、税金なのになあ、、
と思ったことがありました
でも結局、数年後に、これが実現されてたんですよね
結局は、最初からできたこと なんですよ
もっと、頭をまわしてほしい と、思うことだらけです。
今現在は、当会は、犬猫を飼っていない人にも周知が必要(これがイノチに対する啓発)と思っているので、市の「広報」に書くように、いろんな役所でお願いしています
他に里親さんに電話と譲渡の際にお話することは、、
●トイレのしつけ方
●絶対に交配させないこと
猫はもちろん室内飼いでも手術可能な月例になれば必ず避妊・去勢をしていただきますが、犬に関しては、飼い主の管理で交配できないようにじゅうぶんできますので(ただ、その犬の気質または、性質・特徴により、当会で避妊・去勢を行ってからしか譲渡しないコもいます)
ただし、複数飼いで室内フリーなどの場合は、オスまたはメスのどちらか、あるいは両方に必ず避妊・去勢をしてもらうか(子犬の場合、生後半年くらいの手術可能な月例になってから)
成犬の場合は、当会で手術を終えてから譲渡します
理由)
当会は、殺処分に反対しており、そのため、ペットショップやブリーダーの生体販売にも反対しています
新しいイノチを産ませるのではなく、今あるイノチで、殺処分されるコを助けることが当たり前だと思っていますので。
●必ず、家族として愛し、最期まで飼ってくださる方に譲渡していますが、万一飼えなくなった場合には必ず当会に連絡してください
連絡なしに第三者に譲ることはしないでください
どうしても飼えなくなった事情ができた場合は、当会が引き取ります
これらの内容を書いた誓約書にサインをいただきます
それから、譲渡は必ずこちらからお宅まで伺います
これは規則としています
今の時代、なかにはおかしな人もいて、犬猫をもらっては転売して金もうけをしたり交配させて不幸な犬や猫を増やしたり、、猫、特に無抵抗な子猫が標的にされることが多いのですが、子猫をもらっては、首切る腹(はら)切るという、虐待・虐殺目的で、里親希望する人もいますので。
ここでだいたいの人が驚きます
「里親募集サイト側が、虐待犯と思われる人物を実名でメールで、里親募集掲載者に情報提供もしています
この人間は気を付けろ!」というように
犬や猫を飼うお部屋を、ゲージなどと一緒に見せていただきますが、これがいやだという方や家まで来られたくないという方にはお譲りしていませんので。
おためし期間やその後も、順調に慣れているか?特に問題はないか?
電話でお聞きしたり、また、近くを通った際には、電話してから寄らせてもらうこともありますが、大丈夫ですか?
ここで、「はい もちろんです」や「いつでもどうぞ」
と言ってくださる方にしか、譲渡はしません
だいたいこんな感じで、希望者との話を進めていきます
今日は、流れで、希望者からの連絡を受けた場合についてや、譲渡の際の注意事項などを書きました
犬や猫を必ず幸せにしてくれる方に里親になってもらえるように、わたしなりに現在行っているやりとりです。
わたしは別に紙に書いて聞いているわけではなく、頭のなかでいつもこういうことを話します
たまにあとで「あれ言うの(聞くの)忘れた っていうことがありますが、そういうときは、もう一度電話します
でまた、その時の里親さんの反応が感じれたりして、そういうのがまた、役に立ったりもします。
こういった「見極めの時」に、わたしは一番神経を使います
当たり前のことですが・・
昨日の譲渡の帰りに、夫が、2頭目に譲渡したメスの黒いコの里親さんのお宅に寄らせていただきました
兵庫県西脇市で、帰り道だったので・・
里親さんの奥さん
「ああ~~ 武田さんかあーー」
夫
「嫁さんが何回か電話したんですけどつながらなかったので、寄らせてもらいました」
で、おうちに入らせてもらって、わんちゃんと会わせてもらいました!(^^)!
(夫 が車に乗ってから「また写真撮り忘れた」と電話で言ってました)
このメスのコは、夫のことを忘れていたようで、ちょっとビビっていたそうです
でも、ご家族にはとても慣れていたということで、安心しました
また寄らせてもらおうと思います。
今日、大阪の方からわんちゃんのことで質問の電話をいただきました
最初の電話でわたしが
「どんな小さいことでも、何かあったらいつでも電話ください」
と、みなさんにお伝えしているので。
今日で二日。
わんちゃん、里親さんにしっぽ振って喜んでくれてるそうです
もう慣れて、よかった!(^^)!
☆昨日譲渡した神戸市の里親さまより、1万円のご寄附をいただきました。
ありがとうございました。
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