2014年4月20日日曜日

「未来」永眠

ダックスの「未来」が永眠しました

おととい、ブログを書いた後に、
「今夜は未来にスポイドで栄養のあるものを少しずつ飲ませるぞ」

と、自分が寝なくても看病するつもりでした

昼間使っていたスポイドを見失ってしまい

未来に
「今から買ってくるから待っててな」
と挨拶をしました

未来は、わたしが部屋に入ると顔をあげるまでになってくれており
「持ち直してくれるんじゃないか・・」
と思っていました↓


早く未来につきっきりになりたくて
他の子のごはんとトイレ交換を済ませて
ブログをささっと書いて未来に声をかけてから30分ほど出かけて帰ってきたら・・

未来の容態が悪くなっていました

もう意識が朦朧としていて・・
でも、声をかけながら頭を優しくなでるとちゃんとわかっていて
未来は頭をなでられるたびに軽くまばたきをして

ちゃんとわかってくれていました

泣きながらとか
泣いてばかりはだめだから笑いかけながらとか・・
未来にいっぱい話しかけました

「未来死んだらあかん・・
大好きだよー
可愛いよー」

でも、もう未来を逝かせてあげた方が未来がゆっくりできると思って
「未来、もう逝ってもいいよ・・」とか・・

10分ほど話しかけて
未来は何度か亡くなる合図をして
そして行きました

柔らかくてぽっちゃりした未来を
亡くなった後もずっと抱き締めて・・

少しわたしも気持ちが落ち着いてきて・・

未来をふとんに寝かせました

そしたらシーズMIXが、わたしのひざに来て・・

「次は君ときいちとカイを気にしなあかんな」と・・

シーズMIXをひざから降ろしたら、次は猫の「小」が「抱っこ~」ってひざに乗ってきて・・・

「みんなわかってくれてたんやな
ごめんな
我慢してくれてて偉いな・・」と・・

そう、このところわたしが大変でゆっくり関わってあげる余裕がないのと、この部屋で一番気にしていたのが「未来」だって
みんなわかっていたんです

「未来」本当は、持ち治して欲しかった
もう一回あの大きなお腹になるまで生きてくれて
もう一回やり直したかった

たぶん「未来」だけか、少ない頭数をみていたら、もっと早く気付いてあげられていたかもしれない・・

だけど、わたしは、後悔していません

飼い主が死んで家族が「殺してください」って神戸市に持ちこんで・・・

で、誰も引き取らない
誰も見ないんだったら
わたしが見る
たくさんいるけど
わたしが見るのが未来は幸せだ

そう思いました
その気持ちは今も変わっていません

その日の夜はいつものように一緒に寝ました
朝起きた時の未来↓




未来は笑っていました

その後最近の疲れがどっと出て・・
朝、みんなのごはん、水、トイレだけしてずっと寝てました
そしたら娘が来てくれて

散歩に夕方の世話、そして今日の世話も全部やってくれて
わたしはかなり寝ることが出来たので、やっと少し元気になってブログを書いています

今日、娘に運転してもらって「未来」を火葬場へ↓


亡くなった時とおんなじ、可愛い顔して笑ってました

火葬場と言っても、そこは福知山市の「環境パーク」です

神戸に住んでいた時は、敷地内に埋めるところが無くなった子や大きい子は神戸市環境局に持ち込むか引き取りに来てくれて

そこから「神戸市動物管理センター」に運ばれて動物のみ
「合同火葬」されました

飼い犬飼い猫は2千円、野らなら無料でした
うちで看取った子は警察の子ばかりだったので、無料でしてもらってました

福知山に移転して、当初はうちの敷地にうめていました

ただ、最初の子を埋めて半年以上、ひと冬超えてからカラスがほじくりだすので、その後、大きな子の時と、カラスがいじらないほど深い穴を掘る体力が残っていない時は環境パークに持っていきました

うちの敷地も、もうそろそろ埋める場所も無くなっていくでしょうし・・

「未来」も、今日、持っていきました

福知山市では、以前は動物火葬をやっていたそうですが、現在はやっていません
動物の遺体安置所というのがあるのですが、そこに入れて、重量を量られてお金を払います

20キロまで200円、それを超えるとあがっていきます

昨年春になくなったラブラドールのチャチャの時で400円だったと思います

現在福知山市では、動物の遺体は「ゴミ」と一緒に焼かれます

わたしが高いお金を払って火葬をしたことがあるのは、まだ活動としての保護を始める前、個人的に保護して亡くなった子猫(先日ブログで書いた腹水を抜いて亡くなった子)だけです
1万6千円でした
 少しだけ骨が入ったガラスのこびんに
娘がサインペンで「育ちゃん」と書きました↓

ちょうど3年前の3月に神戸の「須磨警察」から引き取った子です

「育」を引き取ったことがきっかけで
「活動」として、警察からの保護を始めました

「警察の子たち」を、こうやって助けることができるんだ
って始めて知りました

「育」が死んだ時にもかなりのうつになり、1カ月間泣きどおしで6㌔体重が落ちました


この時もわたし自身は庭か山に埋めてあげればいいと思ったのですが、子猫がひきつけを起こしていた5時間ずっと膝で抱っこしていた娘が骨を残しておきたいというので、その時だけ、一般の業者に頼みました

だけどやっぱり、そんなお金があるのなら、他の殺処分されてしまう子たちに使いたいという気持ちが強く、それ以降業者に頼むことはありませんでした

どの子もできるだけ埋めてあげたいというのが本音だけれど、埋める場所と労力の問題があるし、わたしの場合は

ある時間をおけば魂はからだから抜けると思っています

なので未来の魂は、今はからだから抜けて、まだうちの家の中とかにいて、ゆっくりと天に昇っていくのだと思っています

亡くなる時はつらいけど、
魂は生き続けると思っています

「未来」は、わたしのことをしばらくはみていてくれてると思います
そしていつかわたしも向こうに行って
あの大きなお腹の「未来」に会いたいな・・って

からだはなくても絶対未来だとわかると思う

今回、このような形で未来を亡くしました

これまで3年間保護をしてきて
「なんであの時こうしなかったんだろう」
「なんであの時こうしてしまったんだろう」
「なんであの時病院に連れて行ったんだろう」

とか、、
後悔したことがいっぱいありました
何度もうつ状態になりました

だけど、その時はそうする何かがあったんだ

動物のことを思ってこそした決断だったんだから
未来は亡くなってしまったけれど、それはこの先
かならずいい方向にいくはずだ

って、考えられるようになりました

それはやっぱり今まで亡くした子たちが教えてくれたからです

特に、子猫の「中(ちゅう)」を亡くした時に教わったことは大きかったです

「中」は

「お母さん、ぼくら苦しいだけじゃないよ
僕ら嬉しいんだよ」って・・

それが伝わってきて・・

今も泣きながら書いているけれど、未来は帰って来ないけれど・・

からだは見えなくなっても生き続けている「未来」がいるんだ

って、確信して思えるようになりました

うちで看取る子は多いけれど、
わたしは
スポイドで飲ませてあげたり
食べさせてあげたり・・

そういうことをできることが
「幸せ」と思えるようになりました

看取るわたしも「幸せ」で
看取られるわたしの子供たちも幸せだと思っています

いつもご支援と応援をくださるみなさま
本当にありがとうございます

「未来」は、幸せに旅立つことが出来ました
メールをいただきましたKさま、
ありがとうございました

全ての生命を尊ぶ会
井上弥生

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