2014年2月5日水曜日

行方不明の「ミルキー」無事捕獲

12月25日に「神戸市動物管理センター」から引き取った2頭の子犬のうち、一頭が里親さん宅から脱走しましたが、無事捕獲できたとの連絡を受けました

↓いただいた写メ

先日脱走した子が帰ってきました。
協力ありがとうございました。
犬の名前はミルキーに決定しました。


「のら犬の子」で、神戸市から引き出した際に3カ月半くらい、、
センターに収容された時、2頭とも噛みはしないが「人慣れが難しいだろう」と判断され殺処分対象になったので当会が引き取りました
「神戸市」がこれまでやってきた「社会復帰不可能」という理由付けの殺処分です

うちで引き取り半分くらい慣らして里親募集をしました

4カ月近くになると「ペットのおうち」に掲載しても希望者からの連絡はなく(人慣れ完全でないこともあると思いますが)、両丹日々新聞の募集掲載でます先に慣れた兄弟の子が決まり、その後このミルキーくんも地元Dさんのお店に写真を貼ってもらって決まりました
2頭とも福知山の方にもらっていただきました

↓募集をかけたころの2頭
右がミルキーくん


この子たちは、完全に人慣れするにはまだまだ時間がかかるので、しばらくは玄関ドアに面さないリビングなどで、サークルに入れて、誰かいる時だけ部屋を閉め切ってサークルから出して慣らしてください
おうちと家族に慣れてから、少しずつ外に慣らしてください

と、お願いしていたのですが、ミルキーくんは夜中にトイレシートでする以外しないので可哀そうと思った里親さんが朝、首輪とリードをつけてトイレをさせに連れ出していて、1週間目に、パニックになって飛び跳ねるようにあばれて首輪が抜けた・・ということでした

奥様が追いかけたけど追いかけるほど逃げるので追わないようにした、、とすぐに連絡をくださいました

2月1日(土)朝に逃げたということで連絡があり、
「この子は人の手で捕まえることが難しい」と思い、、
でも土日は保健所が休みなので捕獲機を貸してもらえないし、、、

先に里子に出た兄弟犬に来てもらっておとりになってもらい、ミルキー君が安心して出てきてくれることも考えましたが、、
兄弟犬もパニックになるかも?と思い、、、

現在まだ外にだしていないか?兄弟犬の里親さんに聞いてみました

「まだ外を怖がるので出していません」ということで、、
それはそれで安心しました

ただ、やはりその状態の兄弟犬を連れてくることは兄弟犬にとって危険なので
2日後に保健所が開くまで餌でひきつけることに、、

その夜に、いつもいる部屋のすぐ外のウッドデッキあたりに餌と水をおいていてもらいました
1週間家にいたので覚えているはず
お腹が空いたら絶対に帰ってくると思ったので、、

翌朝奥様から電話がありました

「餌は空になっていて、ウッドデッキの下にわたしの靴を引っ張りこんでいた」と、、
前日はご主人と約6時間、ミルキーくんを探し、ミルキー君の特徴を伝え人に声をかけてくださっていたということでした

必死になって探してくれているご家族だし、奥様の靴をそばにもってきて安心しウッドデッキの下で寒さをしのいで寝たのではないか?と思ったし、ちゃんとごはんも食べに帰ってきたので、
「この子は絶対につかまる」と信じていました

翌日曜の夜の方法は奥様から提案がありました

先になって使おうと準備していた犬小屋に、ミルキーくんの餌と匂いのついた毛布を入れてみようと思う・・と

わたしもそれに賛成し、では、奥様のくつも一緒に入れてあげてください
それから、寒さがましなように、犬小屋の入り口を、建物の壁のほうにむけて、少しでも風が入らないようにしてください
朝、そーっと見てみて、ミルキーくんが入っていたらすぐに小屋の入口を天井に向けミルキーくんが出られないようにして、犬小屋を家の中に入れてから、犬小屋から出してください
でないとまた逃げられますので、、

とお願いしました

翌朝電話があり、餌は全て食べているがミルキーくんはいなかったと、、
中丹西保健所に捕獲機を借りることにした・・と

で、2月3日(月)に保健所が捕獲機を持ってきてくれました

保健所の方は、一度捕獲機に入って失敗すると二度と入らないだろうから、今日は餌は通常の位置にしかけて、扉が閉まらないようにして、明日の夜に、また餌をしかけて、明日は扉を閉まるように設定してください

と言ったと聞き、ちょっとおかしな話だな・・と思いました

人慣れしない成犬などは、捕獲機自体を警戒するので、まずは捕獲機に毛布やビニールシートをすっぽりとかぶせて捕獲機に対する警戒心をなくし、餌を捕獲機の奥にしかける
それで警戒して入らなければ、まずは捕獲機の外に餌をしかけることから始める
捕獲機の入り口の手前数メートルに置き、食べに来ていたら、毎日少しずつ餌を捕獲機に近づける
そして捕獲機に入ってすぐのところに置いた時にはドアは閉まらないようにする、
少しずつ、奥に近づけていき、最後の最後、今日はドアを閉まるようにするという時に、餌を一番奥の、食べに行ったらドアが閉まる場所に置く

その日は、絶対に入ってくれるように、匂いのきつい缶詰や、からあげ、ステーキなどをしかける

というようなことをやるのですが、ミルキーくんのようにまだ子犬で警戒心が少なく、
餌も家に食べに帰ってきている子には、最初から奥にしかけて、どうせ奥にしかけるなら、ドアが閉まるようにしたほうがいいと思い、保健所の方の提案と違い、今日、閉まるように設定してください

とお願いしました

あと、大切なのは、警戒心をなくすためもありますが、寒い時期なので、捕獲機の中に毛布、捕獲機の外にも2枚の毛布をすっぽりとかぶせていただきました

それでも入口が開いていてその部分は寒さ対策されないので、捕獲機に入ってから寒さで凍死することも十分ありえます

その数日はあったかかったので、何とか、また寒くなるまでにつかまって欲しいと願いました

と、その捕獲機をしかけた夜9時半に電話があり
「今ガチャンと音がして入りました
帰ってきました」と、、、

捕獲機は重いですが、一旦捕獲機ごと部屋の中に入れてからミルキーくんを出してください
とお願いして無事、捕獲となりました

翌日から寒くなると聞いていたので、その日入らなければ、兄弟犬のからだをタオルで拭いて、兄弟の匂いのついたタオルを捕獲機に入れようか?など考えましたが、早くつかまってくれてよかったです

元のらの子は、こういった心配がありますが、大切にしてくださっています
2家庭の里親さんに、感謝です

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