「尼崎市動物愛護センター」に見学に行きました
この敷地には、
「尼崎市動物愛護センター」と「兵庫県動物愛護センター 尼崎本所」の
両方が入っています
ちょっとややこしい・・
このふたつ、名前が似ているので間違う方も多いです
↓
敷地内はとても広く、きれいに整備されており、犬の散歩にも申し分のない広さで、
「きれいな公園」という感じのなかにいくつかの建物があります
写真は、ふたつの事務所がある管理等
↓は、敷地内の散歩コース
ずーっと奥の駐車場まで散歩できるようになっています
写真にあるように、「兵庫県動物愛護センター」が主催する「ふれあい」や、「民間団体」に貸して「しつけ教室」をしている部屋などが入った建物もあります「兵庫県」は施設にお金かけてるな・・って、すぐわかります
「兵庫県動物愛護センター 尼崎本所」のしつけ教室
は、多数の団体が交代でやっています↓
http://www6.ocn.ne.jp/~hy-douai/
この日の担当は、「パートナードッグクラブ」
前に少し書きましたが、教室に来ていた「バーニーズ」を、この教室のトレーナーが蹴っていました
オレンジの服は若いトレーナー、ブルーのシャツが「バーニーズ」の飼い主
最初、バーニーズが、なかなか「ダウン」しなかったんですよね
ダウンとは、「お座り」のことだと思うのですが・・
↓オレンジの若いトレーナーが何度言ってもダウンせず・・・
飼い主が
「家ではするんですけど・・」
と
その直後に、グレーの上着の60歳くらいの女性が、自分のほうに歩いてくる「バーニーズ」に「ダウンしなさい!」とヒステリックな声と同時にバーニーズの胸あたりに「ひざ蹴り」を・・
↓「バーニーズ」は、おどおどした目をして「ダウン」を・・
お座りって、怒って蹴ってさせるものではないと思う・・・
怖いなあ・・
わんこはまだ子供っぽさが抜けないような顔してました
困り顔で「このおばさん怖いからダウンしとこう」って感じでした
「兵庫県」のしつけ教室でこんなことしてたので驚き、すぐに事務所に言って「神田(かんだ)」さん(男性)に言いました
神田さんから本人に言ってくれると・・
週明けの月曜に「河野(こうの)センター長」に聞いてみたら
本人は「蹴ってない」と・・
「僕も蹴ったとこみたことないですしね
蹴ったのも本当かどうか・・」
蹴ったのを見たわたしが言ったのに、信じてもらえませんでした
そりゃ本人は「蹴ってない」って言いますよね
「蹴った」って言ったら、もうこの場所で教室させてもらえない可能性あるんですから、、
尼崎本所の「河野センター長」は、全て否定から始まるような感じの方です
何度もいろんなことを電話で話してきて思いました
●「兵庫県動物愛護センター尼崎本所」の隣の部屋には
「尼崎市動物愛護センター」があります
ここはある意味有名なセンターです
何年も前から「尼崎ケンネル」という繁殖ブリーダーは日常的に「尼崎市動物愛護センター」に犬を持込み、「尼崎市」も、常時持込を許し殺処分をしていました
平成21年にやっとそれが問題になりTVのワイドショーなどでも、何度も放映された事件です
職員の「たはら」さんに聞きました
この年、平成21年度の「犬」のデータ
収容数 110頭(飼い主への返還を除く)
譲渡数 13頭
殺処分 97頭
この、97頭の殺処分数のうち
ブリーダー「尼崎ケンネル」が持ち込んだのが約60頭
ということです
このことが公になり、「尼崎市」は市民を巻き込み会議などをして良い方向に転換していきました
平成25年4月~12月までのデータ
収容数 48頭(前年度からの繰り越し含む)
飼い主への返還 10頭
譲渡数 42頭
殺処分 1頭
この陰には、個人ボランティアたちの血のにじむような努力があります
個人ボラがネットで代理で里親募集の掲載をするようになったのが平成23年度から、、
他にもボラさんたちの活躍のおかげでぐんと譲渡が増えて殺処分が減りました
たはらさんは、個人ボラの方のがんばりをじゅうぶんわかってらしたし、
おそらくそういう方々の活躍があるから、職員数が少ない「尼崎市動物愛護センター」が、猫の殺処分もうんと減らしているのだと思いました
職員の方自体もがんばっておられます
平成25年4月~12月 猫のデータ
収容数 317頭(前年度からの繰り越し含む)
飼い主への返還 7頭
譲渡数 109頭
殺処分 202頭
たはらさんにいろいろ聞いた質問の回答です
●ブリーダーについて
「尼崎市内」に登録しているブリーダーの数は30軒くらい
1軒だけ、20頭ほど抱えているが、他は個人の趣味レベルのようなところ
●猫の啓蒙について
手術しないで餌やってる人はやはり多い
えさやりについて苦情があると、えさやりは昼間でなく夕方にやるようになる
夕方でも苦情がくると次は夜にやるようになる
それでも苦情がくると次はとなり町の猫にやるようになる
苦情があるたびに「ちらし」を作って自治会長に渡して「回覧板」でまわしてもらう
「ちらしの内容」
飼い猫には迷子札をつけて去勢手術をして室内飼いをするように
ちらしだけでなく、町内会の集まりに参加し、ボランティアの方も説明をする
回覧板は「自治会」に入っている人は全てみることになる
●犬の啓蒙について
こちらも自治会の回覧板で「狂犬病の予防接種」についてまわす
このちらしの裏には、マナー啓発と寄付を募る
ちらしの裏の内容は
「尼崎市が犬や猫の譲渡をしていること」
「犬の放し飼いやうんちについてのマナー」
「尼崎市として動物愛護基金を募っていること」
この基金から、のら猫の避妊手術費用(メスのみ1万円)を助成しているそうです
この基金ですが、平成24年度は約645万円が集まったそうで、尼崎市民の「動物愛護に関する意識の高さ」がみえてくると思います
どこの自治体も、こうやって寄付を市民から募るようにすればいいと思いました
↓動物愛護基金について
https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/iryou/pet/051kihukin.html
最後に、見学に行った際に収容されていた
「尼崎市動物愛護センター」の子たち
(ちなみに隣の部屋の「兵庫県動物愛護センター尼崎本所」には予約なしの見学は断られました)
「兵庫県」は、同じ敷地内の「尼崎市」の真似をして「殺してばかり」をやめて欲しいです
↓「尼崎市」の子、現在すでに譲渡された子もいます
若い女性職員の方が案内してくださいました
「もっと近づいて撮ってください」って(*^_^*)
やっぱり優しいですよね
動物たちのこと思うから出た言葉だと思いました
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