2014年2月17日月曜日

「兵庫県動物愛護センター」の犬に譲渡申請しました

●今日、「兵庫県動物愛護センター三木支所」に行ってきました

三木支所は淡路支所と並んで「兵庫県動物愛護センター」の、5か所ある支所のなかで殺処分が多いところです

14日(金)の朝にも行ってきました

その理由は・・

「兵庫県動物愛護センター」は、99.9%を殺処分している
譲渡できる子をどんどん殺し、殺処分を減らそうという努力を怠っている

と、以前から思っており、14日の時点で公示期限が切れた飼い主不明の子が3頭おり、もう、この子らを全部譲渡申請しようと思ったからです

14日、三木支所に到着したのは10時すぎでした

これまで何度も電話でいろんな子の性質を聞いてきたけど、
「兵庫県」が言うように、そんなに出せない子が多いわけがない・・と思ってきたから、、
いきなり行って、犬を見せてくれと・・

で、譲渡申請をしようと思っていたのですが、、、

この時間、もう社(やしろ)の処分場に送った・・と言われました

「生きるか死ぬか」の状態だった雑種犬は、前日注射で殺処分をしたと、、

よく吠えていて引っ張りも強かった大き目雑種と臆病で散歩もできないビーグルは、
社に送ったと・・・

対応をした「譲渡担当」の女性に言われました
(女性は年末の話し合いの際に同席した人でした)

それを聞いてわたしは
「そりゃ、子犬の時だけ可愛がって1歳までに引っ張り防止訓練もしないとか、、
どこか行ったら探さないとか、棄てる飼い主がもちろん悪いですよ
でもね
全て人間がやったことなんだから
それをフォローして命を繋ぐのが技量のある人間のやることじゃないですか?」

で、その日はその後「丹波市」の警察にパピヨンの譲渡の立会に行き、それから「京都府動物愛護管理センター」に物資を持っていきました

が、帰って受信メールを見ると、、、

先日三木支所から「ダックス」を裏譲渡によりレスキューした「ムーニーママ」から

「今日の朝一番にビーグルの処分送りを止めてもらいました
飼ってくれるかもしれない人がいると言って・・」
と、、

驚きました

ムーニーママが三木支所に「待った」をかけたのが9時、わたしが行って「2頭とも社に送った」と言われたのが10時過ぎ・・
どうなってるのか?と・・

その時間はもう三木支所が終わっていたので、今朝、ムーニーママが三木支所の木村課長に確認を・・
「ビーグルはとても臆病で、普通の方が飼える状態ではない」・・ということで、ムーニーママがわたしの名前を出してくれました

雑種は送られていましたが、ビーグルは生きていました

で、今日、ビーグルに会ってきました
臆病だけどすでに三木支所の職員にはある程度ですが慣れていて、時間をかければ十分いけると思いました

マダニがたくさんいて、フロントラインのスプレータイプを2回使ったそうです

リードは付けられるが、散歩などできる状態でない・・と

犬舎の前を他の犬が通ると、威嚇して吠える・・と

ゲージに入れて別室に連れてこられたビーグルを見ると

本来ひとなつこそうだが、人に怖い思いをしたことがある・・と感じました

ものすごかったマダニの量、リードを付けることを嫌う、捕獲された場所が「兵庫県多可町八千代区の民家の納屋」、犬房の前を通った他の犬に吠えたてる・・ということから、おそらく「猟犬」だったと予想しました

この民家の住人が餌で納屋におびき寄せたそうです

三木支所に捕獲をされたことを聞いた「多可町八千代区」の人が「飼いたい」と犬を見にきたそうですが、この子の状態を見てあきらめたと・・

ビーグルは、主に「うさぎ」の猟をすると、木村課長が言ってました
なかには「いのしし」の猟をする犬もいるとか、、

わたしが以前警察から保護した2頭のイングリッシュポインターは、「鳥」をみつけて飼い主に知らせるだけの役目をする犬ということで、2頭とも人にも犬にもとてもフレンドリーでしたが、、、ビーグルはまた違う猟に使われるようですね・・

「狩猟」というのは、ひどい行為です

趣味や、人間が食べる作物を荒らす野生動物を殺すために「犬」が猟の犠牲になります

毎年11月中旬に狩猟が解禁になり、翌年2月半ばから3月半ばに終わり(猟の種類により違うそうです)、また11月まで狩猟禁止となります

その間、犬に食べさせる餌代がもったいない
次のシーズンにまた別の犬を買った方が安くつくからと

置き去りにされ棄てられる犬や動けないように足を銃で撃ったり、心臓を銃で撃ち、犬自体を殺してしまう「猟師」が後を絶ちません
 おそらく、このビーグルもそうではないか?と思います

全て人のための利用です

行政は、高齢の猟師が引退して人数が減ったからと「猟師育成」につとめ、それが結局は犬の殺処分を増やすことにも繋がっているのです

猟犬自身への影響だけでなく、のらとなって子犬を産んだり産ませたりもします

三木支所にいるビーグルは、メスで、ものすごいおっぱいをしていたので、相当子供を産まされていたと思います

最初、ブリーダーが棄てたのか?と思いました

その可能性も無いとはいえませんが、マダニの量からするとやはり「猟」に使われたのではないか?と・・
そのうえで何度も子供も産まされたのだと思いますが・・

とりあえず、今日譲渡の申請をしてきました

20日に三木支所からうちに環境を見にきます
そこでOKなら21日に迎えに行きます

わたしの場合は、人慣れさせて里子に出すことを了解での「裏譲渡」です

個人でも、保護活動をされている方は、このように「兵庫県動物愛護センター」から、
「里子に出す」として引き出すことができます

保護活動者でない方は、「終生飼育」として、同じように「裏譲渡」で引き出せます
「裏譲渡」の場合は、すでに犬や猫を飼っていてもOKです

審査や自宅訪問などはあります

「兵庫県動物愛護センター」の子を救うには、今の段階では、この「裏譲渡」で引き出していくしか方法がありません

個人の方なら「兵庫県在住」の方、、
保護活動者なら県外でもOKです
わたしも京都府民ですので・・

どうかみなさん、「死にたくない」「生きたいんだ」と思っている
「小さなかけがえのない、たったひとつの生命」を、心から尊重し、あなたしか差しだせない「救いの手」を差し伸べてください
たくさんの愛らしい子たちが、迫りくる期限を目前に、「あなたの愛」を待っています

「兵庫県動物愛護センター」の、「収容動物情報」をご覧ください
http://www6.ocn.ne.jp/~hy-douai/

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