会の名称「全ての生命を尊ぶ」ことはいうまでもなく、 地球や地球に生きる鉱物や水蒸気や植物、動物、人間を 含む宇宙全てにおけるあらゆる魂たちと統合をし、あらゆる魂たちが 愛と自由の元活躍出来ることを目指します。
2022年4月8日金曜日
すげ
オジサンも、支えたシロも、すげ→幼い頃に家出し、40年以上にわたり山中の洞窟などでサバイバル生活を続けた「洞窟おじさん」が群馬県桐生市にいる。障害者支援施設職員、加村一馬さん(75)=同市黒保根町=だ。昨年、少年期に焦点を当てた児童書が出版され、テレビ番組で特集が予定されるなど、波乱の半生が話題を呼んでいる。現在は経験を生かし、子どもたちにサバイバル術を教えるなど「人生後半戦」を楽しむ加村さん。世の中の関心を「自分の話で子どもたちが喜んでくれるならそれでいい」と冷静に受け止めている。
加村さんはみどり市大間々町出身。8人きょうだいの4男として生まれた。13歳の時、両親からの虐待を逃れたい一心で愛犬シロと一緒に家出。その後、43年間にわたり、足尾山中の洞窟や新潟、福島の山中、茨城の川沿いなどで暮らした。周囲の樹木で弓矢を作るなどし、イノシシや虫、魚を食べて命をつなぐ狩猟採集中心の生活を続けたという。
転機となったのは2003年9月、茨城県内で空腹に耐えかね、自動販売機から小銭を盗もうとして逮捕されたことだった。逮捕を機にそれまでの生活がメディアなどで取り上げられ、話題を集めた。留置中、取り調べた警察官も加村さんの過酷な半生に同情し、下着、せっけんなど身の回り品をくれたという。
執行猶予付きの有罪判決を受けた後、逮捕報道をきっかけに末弟から連絡があり、05年2月、黒保根町の障害者支援施設に身を寄せた。当時の加村さんについて、施設職員の保嶋のり子さんは「険しい目つきで、人を寄せ付けない。人間不信の塊みたいな人だった」と振り返る。
同施設では修繕などを担当。コロナ禍で現在は休止中だが、子どもたちにサバイバル術を教える教室などにも取り組んできた。近くの農家から栽培法を学び、当初は実を付けることもなかった園内の30~40本のブルーベリーを300本超に増やし、大粒の実を収穫できるようにもした。こうした生活を通じ、「ものすごく柔和な目に変わった」(保嶋さん)という。
加村さんは04年に体験をまとめた「洞窟オジさん」(小学館)を出版。15年に後日談を加えた文庫版が出たほか、NHKで全4回のドラマ「洞窟おじさん」が放映された。さらに昨年、少年期に焦点を当てた児童書「洞窟少年と犬のシロ」(祓川学、ハート出版)が出版され、今月10日にはTBS系のテレビ番組で特集予定といい、再び周囲の関心を集めている。
ただ、加村さん自身の関心事は休止中のサバイバル教室の再開。「竹から弓矢を作って、実際に矢を放つと、子どもたちの目つきが変わるんだ。その表情だけで、こっちがうれしくなる。コロナが収まったら早く再開したいね」と心待ちにしている。
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