2013年9月27日金曜日

里子便り(ユキちゃん&ミミちゃん)/TNRに思うこと

1年前に譲渡した2匹です
京都府のTさまより写真をいただきました



黒猫ミミちゃんは譲渡時約2カ月(尼崎市の一般家庭の庭で子育てしていたのら猫の母猫が死んだということ)で4匹兄弟のうちの1匹

ミケのユキちゃん(仮名ミキ)は譲渡時2歳
3年前まで住んでいた神戸市須磨区の家の隣家に迷い込んだのら猫の子(当時約2カ月)
隣家は動物嫌いなので、隣人に見つかる前に缶詰でおびき寄せて必死でたべているところを両手でしっかりつかみ保護できました

みんな餌やりの犠牲です
中にはTNR活動をしている人もいますが、わたしは信用していません
保護活動を始めてこれまで出会った人でTNRやってる人って、餌やりも始めるんですよ、、
そこのあきらかに誰かが餌やっていると思われる成猫がいて避妊・去勢をしてあげるならば、それだけでいいわけです
もちろん連れて帰って飼うのがいいですよ
だけどそれができないなら、その子はすでに誰かに餌もらっているのだから、手術だけでいいわけです

でも、たいていの人はそこから餌やりを始めるわけです

で、しかも見ている時だけあげるのでなくドライフードを置きっぱなしで帰るわけです
すると元々そこにいた猫だけでなく他の場所の猫をも呼び寄せることになります
それと、TNRをすることにより危険だと思うことがもうひとつ

ひとつの場所に野ら猫がたくさんいると
「ここだと猫はえさもらえて生きていけるんだ」と、
飼いねこや飼いねこが産んだ子猫を棄てにくる、人間として、これまた底辺レベルの人間の目にふれることになります

棄てられた猫や他の場所から移動してきた猫をまた避妊・去勢することになるのですが、追いつかないんですね
発見がおそければもう妊娠していたり、出産していたりと、、、

当時住んでいた家の周辺には、よく子猫をみかけました
どうも町内会で5個くらいあった公園のひとつにえさやりがいたようです

活動を始めてからえさやりと話しましたが、全く通じませんでした
住民で、意識の高いかたが個人で時々手術と耳カットをしていたようですが、、

今家にいる飼い猫の春もその公園で保護した子です
現在6歳で、生後約2カ月の時に保護し当初結膜炎がひどかったです

そのころは動物愛護活動もしていないし、のら猫に関して全く無知でした

えさやりって卑怯です
悪いことしてるってなんとなくわかってるのでしょう
暗くなってから隠れてこそこそやってる
TNRしてる人でもそうです

「地域猫」って、本当は、地域全体で優しく見守っていく立場におかれる猫のことだと思います

餌だけやってる人とかTNRしてる人で勝手に「地域猫活動」って言ってる人いますが、それは自分が認めただけで誰も認めていないわけです

オルちゃんの里親さんが知り合った京都市の方などは、本当の意味での「地域猫活動」と言えるでしょう

京都市に申請書類を出して市で無料手術をしてもらう
それにはかなりの労力を必要とします

まず、自治会全員の賛成が必要なわけです
一人の特定されたおっさんが、自分の飼い猫数匹を手術もせずに外に自由に出して生まれた猫にももちろん手術もせずにどんどん餌をやる
こうしてどんどん猫が増えていったわけです

その方は何度もおっさんと話をして、家の子を手術して家の中で飼うように説得していくわけです
一度や二度の話では相手はわかりませんので、、

近所の女性で、「猫は好きでないけど、だからと言って保健所にもっていくのはしたくない」
っていう方に声をかけられて、その女性が自治会全部に回覧版をまわして全員の承認を得てくれることに、、

手術のために捕獲機を設置する日もまた回覧版で、、

となると、飼い猫を外に出している人間は
「勝手に手術してもしりませんよ、のらとの区別つかないんですから」と言われているのと同じ意味です
警告を発せられるということです

わたしが捕獲機を貸した時に2時間ほど話をしました
その中で
「飼い猫が入ったらどうしようか?」とおっしゃっていたので
「手術しちゃえばいいんですよ
出してるほうが悪いんだから
しかも労力使って手術するのだから飼い主に文句言う筋合いないでしょう」って言いました

京都市家庭動物相談所には獣医師免許をもつ職員が6人います
市で手術をするからと言って、税金をたくさん使うわけではないのです

このように、自治会全部に許可を得て手術をしたならば、自治会全体で
「不幸な猫が増えないようにみんなで見守ろうね」
ということになります

餌をもらえてなく痩せている猫なども、すぐに保護して体力がついたら手術するとか
里親さがしをするとか、手術している猫で餌がなく痩せている子には堂々と餌をあげられるわけです
誰にでも堂々と餌をあげている理由を話せるわけです
老人から子どもまで、動物を大切にするという気持ちが植え付けられます

しかしこのようなやり方でTNRやってる人はほとんどいないでしょう

実際わたしが今まで関わった猫の保護活動している人って、依存心が強い人がほとんどでした
根底から変えようとは思っていない

結局はただの餌やりとおんなじ
ただの餌やりも猫増やしてるけど
TNRやってる人もほとんどの場合が
不幸な猫増やしてるんですよね

それを愛護だの保護だの里親さがしだのと言って、、

やっぱり病気ですね

餌やりやってる人って、死ぬまで治らない
って人が多いでしょう

だから猫の殺処分数はいつまでたっても減らないんです

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