2013年3月30日土曜日

置き去りダックスに里親さま決定☆


兵庫県高砂市の一般家庭が庭で繋ぎっぱなしにして飼っていて、3月23日に、引っ越しでそのままその場所に飼い犬であるダックスをすてて出ていきました
無責任な飼い主により13年間、不幸で不自由な暮らしを強いられましたが、今回心あたたかなご夫妻の元で暮らすことができることになりました

昨日の午後に、「ペットのおうち」の募集掲載をみた奥様が当会に電話をくださいました
Hさまは、これまで犬・猫の保護活動をしてこられた方で、現在2頭のメスのダックスを飼われています

原則ご自宅までお届けなのですが(虐待目的のために里親希望する人も中にはいるからです)、香川県ということで、わたしは現在体力的にお届けが無理で、当会に里親募集の掲載を依頼してきた加古川市のTさんも高齢のため香川までは行けないということと、あと、Hさまとお話して、しっかりと飼ってくださる方と判断しましたので、今回は香川県のHさまに迎えに来ていただくことになりました

今現在ダックスは、加古川市のTさん宅にいます

Tさんは、今年70歳の女性で、自宅の一角にある飲食店を経営しながら室内の小型犬4頭、庭の中型犬2頭、最近保護したのら犬の子犬を室内で2頭世話しています

このダックスは、他の子たちに遠慮しながらいるということで大変大人しく、トイレシートでも散歩でもトイレができる、とても賢い子だということです

Hさまは、今日と明日は元々予定があり迎えに来れないのですが、4月1日に、ご主人が会社の休みをとって朝早くから迎えに来てきていただけるということで、大変ありがたいです


今回、この高齢で飼い主にすてられるというダックスの緊急募集をして感じたことです

全国版の里親募集サイトに掲載しても、高齢犬となると、不幸な子でもやはり一般の人はなかなか助けてくれないものだと分かりました
結局は、見た目が可愛くて若い子がいいのか・・と

他に連絡が来たのは・・・
長期預かりならできるが、医療費が高額になると負担ができないという三重県の方からメールがあったのと、軽い気持ちで電話問い合わせをしてきた兵庫の方と大阪の方、以上3件のみでした

ある程度予測はしていましたが、結局、本気で助けてくださる気持ちのある方は、保護活動をしてこられたHさまだけでした

こういう時、思うんですよ・・

どこどこのブリーダーが崩壊して何十頭もの犬がそのへんに棄てられたとか、ニュースなんかになると、わんさか希望があるのに・・・
東北や福島の震災の子とかなると、里子に迎える人もいるのに・・・って・・

人間、特に日本人?は、目に見えるものに弱いんだろうな・・
というか、目に見えておおさわぎになるものが好きというか、きれいごとが好きなんだろうな・・って

悪徳ブリーダーに棄てられた子とか、テレビやニュースで東北震災や福島原発で被害を受けさまよっている子たちを可哀そうと思い、その子たちが助かったと聞くと
「あ~良かったネ(*^_^*)」って

それで終わり

そうなった原因とか、同じことを二度と繰り返さないようにするにはどうすればいいのかとか、、
今さまよっている子たちを本当に助けるということは、どういうことをすることなのか、、

そのあたりが全く考えられず、あ~可哀そう・・あ~よかったね・・

もちろん一番の原因は、きちんと飼わずに捨てたり、避妊・去勢をせずに犬や猫(のら猫の餌やりも)を増やしたり、ブリーダーやペットショップのように金で命を売る人たちなのです

でもそれだけでなく、動物を好きな人でさえ結局そんなだから・・
一般の人もですし、金儲けに走る動物愛護団体もいっぱいあるので・・
NPOは非営利団体だからって、本当に 非営利目的なとこばっかりじゃないんです
いやたぶん、ほとんどが営利目的ではないかと、わたしなんかは感じるわけですが・・・
結局、節税対策や信用性?(わたしはNPOだからって、信用はしませんが、、それは動物愛護団体に限らず)が欲しいのだと思います

なので、今回このダックスは助かりましたが、この日本は、これは相当病んでいる国だな・・と思ったのが、正直な感想です

Hさま、ありがとうございます





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